2026.07.21
そこそこの正解・パフォーマンスを誰でも出せるAI時代・・・正解に価値が無くなった時代の逆張りのフリーランス戦略
100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。
複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。
もうこの話題も正直、飽きたなというくらい、連日AIの話題が尽きないですが。
現実問題、特に我々Web系フリーランスに及ぼす影響というのは日増しに大きくなっているのを感じます。
Web制作者だけでなく、プログラマー、イラストレーター、動画制作者、翻訳家、作曲家、マーケター、営業事務にカスタマーサポート、その他多くの職業・業種に身を置いている人がAIに仕事を奪われる恐怖を抱いているのではないかと思います。
まだ仕事はあるという人も、単純に仕事を発注する側がAIにアレルギーを持っていてAIを使いたがらないというだけの話かもしれません。
かくいう自分は、AIと仕事を奪い合っても勝てないので、早々にAIに対して白旗を上げ、ジョブチェンジを進めています。
じぶんは運よくAIが登場する前からフリーランスとしてWebの仕事である程度の年齢まで働くことができ、資産もちょこちょこ蓄えられたので、少し安どしているところではありますが、これからの世代を生きる人で、まさにフリーランスとしてホワイトワーカー的な業種の仕事で頑張ろうとしていた人は正直厳しい現実が待っていると思います。
今日はそんな誰しもAIを使って正解・パフォーマンスが出せる時代で、どのようにフリーランスは立ち回っていけば生き残れるのかを考察していきたいと思います。
AIの台頭で急速に価値がなくなっていくスキル・知識・学歴
せっかく身に付けたスキル・知識でお金を稼げなくなった現代
昔は「スキルを身につければ食べていける」と言われていました。
・Photoshopが使える
・HTML・CSSが書ける
・プログラミングができる
・動画編集ができる
・英語が話せる
こうしたスキルは、それ自体がお金を生み出す強力な武器でした。
しかしAIは、その武器の価値を急激に下げ始めています。
もちろんプロレベルの品質にはまだ人間の調整が必要な場面もあります。
しかし、多くの依頼は「そこそこ良ければ十分」です。
・例えば企業のブログ記事
・SNS投稿
・バナー制作
・簡単なLP
・翻訳
・画像生成
これらは「100点」を求めているわけではなく、「80点くらいなら十分」というケースが少なくありません。
そしてAIは、その80点を数秒で作ってしまいます。
つまり今起きているのは、「人間の能力が下がった」のではなく、「平均点が無料になった」という変化です。
努力して身につけた知識が無価値になったわけではありませんが、その知識だけで収入を得る難易度は確実に上がっているように感じます。
今後の世界で学歴に意味はあるのか?
これは非常に難しいテーマです。
個人的には、学歴そのものが消えることはないと思っています。
企業が大量採用する以上、能力を測る一つの指標として学歴は今後も利用されるでしょう。
しかし、「知識を持っていること」の価値は相対的に下がっていく可能性があります。
昔は知らないことを知っている人が価値を持っていました。
しかし今は、
「AIに聞けば数秒で答えが返ってくる」
そんな時代です。
もちろん、その知識を理解し、応用し、判断する能力は依然として重要です。
しかし「知っているだけ」で評価される時代ではなくなりつつあります。
受験勉強も、「知識量を競うゲーム」から「思考力や判断力をどう育てるか」へと少しずつ比重が移っていくのかもしれません。
まだAIに浸食されていないカテゴリはあるが・・・それも時間の問題か
「いや、うちの仕事はAIじゃ無理だから。」
こう思っている業界もまだたくさんあります。
実際、現時点ではAIが苦手な分野も数多く存在します。
・対面営業
・現場作業
・高度な交渉
・人間関係の調整
・身体を使う仕事
しかし数年前、
「イラストだけはAIに描けない」
「プログラミングはAIには無理」
「作曲は人間にしかできない」
と言われていたことを思い出すと、「AIには無理」という予測自体が危うく感じます。
数年後には、今では想像できない仕事までAIが担う可能性は十分あります。
だからこそ、「今AIができない仕事」を探すだけでは少し心許ないのです。
AIを駆使する側に回っても、同じくAIを駆使する人に簡単にコピーされる
「AIを使いこなせば勝てる。」
もちろんAIを使えないより使えた方がいいでしょう。
しかし問題は、その優位性が長続きしないことです。
AIは誰でも利用できます。
プロンプトも共有されます。
便利なツールはSNSで瞬く間に拡散されます。
昨日まで差別化できていたノウハウが、翌日には当たり前になる。
これはインターネット初期にも起きたことですが、AI時代ではそのスピードが桁違いです。
つまり「AIを使えること」は必要条件にはなっても、勝負に勝知続けるための条件にはなりにくいのです。
AIの進化がさらに進むと起こる、フリーランスにとって悲劇的なシナリオ
もしAIがさらに進化したらどうなるでしょう。
企業側は「人に頼む理由」をますます失います。
これまでは、
「制作会社に依頼する」
「フリーランスにお願いする」
という流れだったものが、
「社内の担当者がAIで作る」
という流れへ変わっていく可能性があります。
つまり仕事がライバルに奪われるのではなく、「仕事そのもの」が市場から消えていく。
これは非常に大きな変化です。
フリーランスは競争相手だけでなく、市場そのものの縮小とも向き合わなければならない時代に入りつつあります。
フリーランスと言えばWeb制作に代表されるホワイトワーカーの代名詞でしたが、これからはAIに浸食されていないブルーワーカーの代名詞となっていくかもしれません。
ではどうする?フリーランスの逆張り戦略
AIには絶対、できないであろうジャンルを洗い出してみる
未来は誰にも分かりません。
それでも比較的AIが苦手そうな領域はあります。
例えば、
・人と人との信頼関係
・地域コミュニティ
・趣味仲間
・コーチング
・介護
・接客
・子育て
・芸能・イベント
これらは「情報」よりも「体験」が価値になります。
AIが情報を作ることはできても、人と一緒に笑ったり、祭りで太鼓を叩いたり、スポーツを教えたりすることは簡単ではありません。
情報産業より体験産業。
これからはその価値がさらに高まると予想されます。
個人の人生として経験した稀有な出来事を伝える
AIは知識を整理できます。
しかし人生そのものは持っていません。
・失敗談
・病気
・地方移住
・世界旅行
・介護
・会社倒産
・副業
・サイドFIRE
こうした経験には本人しか語れない温度があります。
情報はAIが作れても、「その人が実際に生きてきた物語」はコピーできません。
今後は経験そのものがお金を稼ぐ武器になる時代なのかもしれません。
農業・林業・建設業などシンプルに肉体を駆使した労働をメインの生業とする
意外かもしれませんが、身体を使う仕事は今後も一定の価値を保つ可能性があります。
もちろん重機やロボットは進歩します。
しかし現場ごとに状況が異なり、天候や地形、人との連携も必要な仕事は、自動化の難易度が高いものもあります。
しかも日本では人手不足が深刻です。
ホワイトカラーがAIの影響を受ける一方で、ブルーカラーの待遇が相対的に改善していく可能性もあります。
逆に熟練の手仕事・伝統工芸などの価値は相対的に増していく
大量生産品はAIやロボットが得意です。
しかし一点物は違います。
・陶芸
・漆器
・木工
・和太鼓
・神楽面
・手書きの書
こうした作品は、「効率」が価値ではありません。
「誰が作ったか」
「どういう想いで作ったか」
そこに価値があります。
だからこそAI時代ほど、人間臭さがブランドになるのではないでしょうか。
遊ぶことを仕事にする・・・AIにできないことは遊びなのではないか?
AIは効率を極めます。
しかし人間は非効率を楽しめます。
・釣り
・キャンプ
・祭り
・温泉巡り
・スポーツ
・旅行
・音楽
これらは「答え」を求める行為ではありません。
体験を楽しむ行為です。
AIが進化するほど、人間は「遊び」に価値を見いだすようになる。
そんな未来も十分あり得ると思っています。
AI超進化時代に生き残るフリーランスはこんなマインドではないか
競走しない、競争のならないフィールドに身を置く
AIと真正面から競争して勝つのは非常に厳しいでしょう。
だからこそ、誰も見向きもしない市場や、小さくても熱量の高いコミュニティへ軸足を移すという発想が重要になります。
市場規模は小さくても、競争相手が少なければ十分に成り立つケースもあります。
「一番になる」のではなく、「比較されない場所へ行く」
そんな戦略も、これからは現実的な選択肢です。
AIの得意な分野からは素直に身を引く(張り合わない)
AIは年々進化し、しかも休まず働きます。
そこで「AIより速く」「AIより安く」と勝負を挑んでも、消耗戦になりやすいでしょう。・・というより勝てないですよね。
重要なのは、自分が勝てる土俵を見極めることです。
時には撤退も立派な戦略です。
勝てない戦場から離れることで、別の場所で自分らしい価値を発揮できる可能性があります。
圧倒的ニッチを攻める、圧倒的オリジナリティを極める(マネしようがない・マネする価値が無い)
誰もが狙う市場では、AIも人間も競争が激しくなります。
一方で、「こんなことをやっている人はほとんどいない」という領域では、比較対象が少なくなります。
・地域文化とWeb制作を組み合わせる
・スポーツ指導と動画配信を組み合わせる
・伝統芸能と観光を組み合わせる
こうした掛け合わせは、簡単にはテンプレート化できません。
ニッチであることは、一見すると不利に思えますが、AI時代には強みになり得ます。
圧倒的複業創造力を身に付ける(小さい複業をたくさん創りつづける)
一つの仕事に依存すると、その市場が縮小したときの影響を大きく受けます。
だからこそ、「複数の小さな収入源」を持つ発想はこれまで以上に重要になるでしょう。
例えば、
・小規模な受託仕事
・オンライン講座
・ブログや電子書籍
・地域イベントの運営
・趣味を生かした教室
・ハンドメイド作品の販売
一つひとつは大きな売上でなくても、組み合わせることで安定感が生まれます。
変化の速い時代には、一つの柱を太くするより、複数の柱を育てるほうが柔軟に対応しやすい場面もあります。
身軽になる(固定費をそぎ落とす、財産を持たない)
収入を増やすことばかりが生き残る方法ではありません。
毎月の生活費が少なければ、必要な収入も少なくて済みます。
・家賃
・車
・サブスク
・保険
・見栄のための支出
固定費を見直すことで、「仕事を選ぶ自由」は大きくなります。
大きく稼がなければ生きていけない状態よりも、「少なくても暮らせる状態」のほうが、変化の激しい時代には強いのではないでしょうか。
人生を有意義に過ごすのにたくさんのお金は必要ないときづくこと
AI時代になるほど、生産性ばかりが話題になります。
しかし人生は、生産性だけで測れるものではありません。
・家族と食事をする時間
・友人と笑う時間
・趣味に没頭する時間
・自然の中を歩く時間
こうした時間は、お金では代替できない価値があります。
「もっと稼ぐ」ではなく、「何のために稼ぐのか」を考え直すことも、AI時代を生きるうえで大切な視点ではないでしょうか。
まとめ・・・フリーランスはパソコンをカチャカチャやって仕事をするというイメージは終焉したが多種多様な仕事は残るし新たに生まれる
AIの進化によって、「パソコン一台で知識やスキルを売る」というホワイトカラー型のフリーランスは、これまで以上に厳しい競争へさらされる可能性があります。
特に、成果物がデジタルデータとして完結する仕事ほど、その影響は大きいでしょう。
一方で、「だからフリーランスという働き方そのものが終わる」というわけではありません。
人と直接関わる仕事、地域に根ざした活動、身体を使う仕事、手仕事、体験を提供する仕事など、人間だからこそ価値を生み出せる領域は今後も残り、新しい形で生まれていくはずです。
そして、AI時代に最も重要になるのは、「AIに勝つこと」ではなく、「AIと同じ土俵で戦わないこと」なのかもしれません。
正解を最速で出す競争ではAIに敵いません。
しかし、人それぞれの人生経験や価値観、遊び心、地域とのつながり、偶然の出会いから生まれる仕事は、簡単にテンプレート化できるものではありません。
これからのフリーランスは、「何ができるか」だけではなく、「どんな人生を歩んできたか」「どんな人と関わり、どんな体験を提供できるか」が、これまで以上に大きな武器になっていくのではないでしょうか。そこにこの先の時代の希望を感じています。
(とはいえ、AIが出てくる前の時代に現役世代として働くことができて本当に良かったというのがホンネです・・)
みんなの声
AIがフリーランスの仕事を奪い始めているとして、危ないのは20代より4、50代以降の人だと思うけどなぁ・・・
一発逆転を目指してわけわからん高額な情報商材買って何にもならなかった中年ほど厳しいものはない。 https://t.co/OowqHtSqIP
— セカヤサ@AI×Web制作💻小林 秀樹 (@hideki_climax) February 18, 2026
ド田舎でフルリモート生活を始めて、もう6年。AIが仕事に入り込んできて3年ほどかな?
毎日、本当に暇!暇オブザ暇!
朝、AIに企画書作りから分析までやらせて、昼過ぎに人間が最終調整と意思決定をする。それで70点くらいの成果物ができる。残り30点だけ人間が仕上げれば、仕事は十分成立する。… pic.twitter.com/wamX2Nuz5r
— きびと月の畑 (@kibi_tsuki) July 14, 2026
フリーランスになってAIに奪われる可能性のある仕事をする人はおバカすぎる。それに、「フリーランスになれば自由」は幻想。営業・顧客対応・納期に追われるなら、会社員を1人でやってるだけ。𝕏アフィみたいな営業・納品・在庫がいらないかつAIに市場を奪われない仕事じゃないと詰むよ🥹 https://t.co/2nfmy4gZtH
— ゆるんぼ (@yurunbo) June 30, 2026
最近ずっとこれ。
「これどうしようかな…外注するか。」
↓
「とりあえずAIに相談。」
↓
「AIエージェントが代行。」
↓
「できた。」
↓
「もう少しクオリティ上げたいな。」
↓
「AIに相談。」
↓
「AIエージェントが代行。」
↓
「できた。」
↓
「運用どうしよう。」
↓
「AIに相談。」
↓…— TAKA@営業戦略家:ランサーズ総合1位 (@taka_lancer) July 16, 2026
今年中にはAIが仕事を奪い始めることを日本人の98%が実感し始める。もう企業も切れる人材は容赦なく切っていくし、政府もベーシックインカムについて本気で検討し始める。今までと違う世界線に突入する
— 玄@AI予言師 (@gen300000y) July 17, 2026
これからAIにいろんな業種が仕事を奪われる中でどの職業が絶対奪われないか考えてる。
パッと思い浮かんだのは、弁護士、スポーツ選手。特にスポーツ選手はまずないかなと。とするとEスポーツもこれから追い風来るかもしれないので子供の未来の選択肢の一つとしてはありなのかなって思ってきた— RAGE (@Motion1984) July 16, 2026
AIさんに聞くときはエビデンスも一緒にお願いしないと平気でウソつくし、出てきたエビデンスが妥当かどうかの判断は人間がするわけで、「AIに経理の仕事は奪われる」からと言って、勉強しなくていいわけじゃないんですよ。
— ぶーちょ@野良経理 (@buchok_dojo) July 18, 2026
AIに仕事を奪われる?半分正解。でも半分は「仕事が増える」んだよ。
奪われる仕事:
・テンプレートベースのコーディング
・単純なバナー制作
・定型的なライティング
・手作業でのデータ入力増える仕事:
・AIが作ったものの品質レビュー
・クライアントの課題発見と要件定義…— 中村和正|Full-Stack Web Director (@nakamu_freenote) July 13, 2026
AIの加速度的な進化で多くの人が「仕事が奪われる」ことに恐れおののいてる。嫌で嫌でやりたくない仕事を代わりにやってくれるのだから喜ばしいことなのになぜだろう?どうして喜べない?これまで様々な技術が登場し発展し人間はかなり多くの”労働”から開放されているはずなのに忙しいのはなぜか?
— ポンコツ2号 (@Sab_Ponkotsu) July 16, 2026
「AIに仕事奪われる」って不安、あると思うんですけど、
AIに絶対できないことが1つあって。それは、僕らの代わりに体験することです。
客先で言われた一言、現場で感じた違和感、
失敗してヒヤッとした瞬間。これ全部、AIが喉から手が出るほど欲しい「一次情報」で、
持ってるのは僕らだけっす!…— アサリ先輩@非エンジニアのAI仕事術 (@asari_ai_work) July 16, 2026
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ParaWorks社長中村さんの「ウィズパラを運営する僕の”建前”と“本音”」もぜひ合わせてお読みください。思わず連絡したくなりますよ。
この記事を書いた人


山崎岳史
東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。
おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。
自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。
最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。
このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。
この記事を書いた山崎岳史個人に仕事のご依頼やご相談、世間話や飲みのお誘いなどがある場合は、コチラまでお気軽にご連絡ください。
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