フリーランスなら余裕!?日本がオワコンすぎるので海外移住を本気で考えてみた

複業ナレッジ・ノウハウ

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。

複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。

じぶんが生まれた日本という国は世界でも屈指の自然や文化・食・人・経済などを誇るの魅力ある国であ・・・ったわけですが・・。

諸行無常というか、かつてジャパンアズナンバーワンと言われた日本も、失われた30年で世界と差を開けられ、未曽有の少子高齢化でお先真っ暗。

地方は過疎化が進み、限界集落や廃業する自治体が増え、人口が減った集落は人間より野生動物が多くなり、膨大な数の老人を少ない現役世代で支えるため鬼のように高騰する社会保険料や税金。

そして何より自分が、この日本に失望を感じている点、それは他者への不寛容さです。

国連の幸福度調査(2019年)のなかで寛容さの指標が、153か国中151位という最低水準の結果であることからも、日本の不寛容さが露呈しています。

じぶんはコロナが流行したときに、露呈した社会の他者への不寛容さと民度の低さを目の当たりにしたとき、この大好きだった我が国日本に対し大きな失望が芽生えてしまいました。

経済指標や人口動向だけでなく、日本は文化的にも民度的にも衰退しているのでは・・・本格的にオワコンなのではと。

日本を離れ海外に拠点を移すという選択肢はアリなのではと。

時代が時代なら、自分の住んでいる国を変えるというのは、簡単にできることではありませんが、今では自分の実行力・決断力さえあれば比較的簡単に生活の場を海外に移すことができる世の中です。

とくにこれからの時代を生きる若者に向けて、日本にいつづけるべきなのか、海外へ拠点を移す方が良いのか、今回はそのあたりを整理してみたいと思います。

日本がオワコンなのはむしろこれから!?日本の厳しい未来

続く内需縮小で国内の仕事が減る

人口とくに若い人の数はストレートに力であり、大きな経済力となります。

戦後日本が、急速に復興・経済成長できたのは、ベビーブームなどで人口が急激に増えていった人口ボーナスの力が大きいです。

インドや東南アジア諸国など人口が多く、平均年齢が若い国は今後、爆発的に経済が成長することが約束されています。

そして当然、逆もしかりというわけです。

日本は人口縮小と平均年齢の高齢化が急速に進みます。

経済、とくに内需産業は力を失っていきます。日本のマーケットを対象にした産業については仕事が減っていきます。

仕事をするなら斜陽国家ではなく、未来のある国を主フィールドに仕事をした方が良いに決まってますよね。

コロナ期にバラまいたお金の回収!?増税はむしろこれから?

じぶんはコロナ禍まっただの時に、周囲がパニックになっている中、国や自治体が経済を止めワクチンに多額のお金を投入することに非常に不安と不満を持っていました。

国民のパニックにあてられ、国が過剰なまでのバラマキ出費をすれば、あとで必ず増税などで帳尻を合わせなければいけなくなるからです。

案の定、数年後に増税に次ぐ増税ラッシュ・・・

いち早く過剰なコロナ対策から抜け出した諸外国と比べ、日本はいつまで経っても過剰なコロナ対策がつづけられました・・・。

あとで重めの税金を課されるとも知らずに・・。

それ以外でも少子高齢化社会が進む中で、諸外国よりも多い割合の社会保険料を支払わなくてはならないわけですから、海外に脱出しようかなと考える人が増えるのも当然の流れですよね。

五公五民!?世界的に見て日本の税金・社会保険料は高いのか?

財務省の2022年度の発表で日本の「国民負担率」は47.5%に達しています。

「国民負担率」は国民や企業が所得の中からどれだけ税金や社会保険料を払っているかを示すという指標で、世間では「江戸時代の五公五民と同じ」などと嘆きの声が広がっています。

これは高い数値ではありますが、世界的に見て日本が突出して高い比率という訳ではないのですが、大事なのは国や自治体が提供する社会保障サービスと照らし合わせて、納得できる税金や社会保険料かどうかという点です。

そういう意味では、正直微妙です。

今後も増税や社会保険料の高騰は既定路線なので、「国民負担率」が低い国へ脱出しようと思う事は、人生の戦略としてはごくごくまっとうかと思います。

地政学的リスクも増すばかり

日本はまわりを海で囲まれている島国のため、いままで他国からの侵略を免れてきた事実もあるかと思いますが、周囲に到底平和的とは言えない諸外国に囲まれ地政学的リスクの高さはピークに達していると言えます。

日本だけはいつまでも戦争や紛争とは無縁でいられるとは到底考えられません。

日本以外にも地政学的リスクが高い地域や国もたくさんありますが、いったん紛争や戦争に巻き込まれると、もうすでにその時には脱出することは困難になっているので、もし移住をするのであれば、そういった万が一の事も想定し、地政学的リスクが少なく政情が安定した国や地域を選ぶ必要がありそうです。

日本は世界一自然災害の多い国

戦争・紛争リスクも怖いですが、さらにそれよりも現実味があるのが自然災害ですね。

日本は世界的に見ても稀に見る自然災害の多い国です。

特に地震です。

日本の国土の面積は総務省統計局の世界の統計2022で全世界のたった0.29%しかありませんが、全世界の活火山の7.1%が日本にあり、全世界で起こったマグニチュード6以上の地震の18.5%が日本で起こっています。

日本に住み続けるのであれば残念ながら今後の人生でもいくつもの大地震に襲われるであろうことは覚悟しなければなりません。

教育レベル・社会モラル・寛容度の低下が進む

これは正直、私個人の主観ではあるのですが、45年生きてきて感じるのは、日本は教育レベル・社会モラル・寛容度が低下してきているのを感じます。

経済的な指標が低下するよりも、自分的にはそちらの方がよほど国民の幸福度に直結する大事な指標だと感じています。

いくら貧しくなってもいいので、良い国と誇りを持って言える国でありつづけてほしいものですが・・・

あの人この人も!?続々現れている海外脱出組

オリラジあっちゃん

オリラジあっちゃんも海外(シンガポール)移住組ですよね。

主な理由は子どもにも教育面らしく、これからは英語と中国語が必須のスキルと考えたらしく、海外移住しないとスキル獲得は難しいと判断したのでしょう。

GACKT

GACKTもも海外(シンガポール)移住組です。

移住を決めたきっかけは、「30代までずっと働き続けてきて、ある時振り返ってみたら、思い出がなくて。 このままだと思い出もないまま歳をとってしまう、と急に思い立っていろんな国へと行き始めたんです」とのこと。

与沢翼

与沢翼さんもシンガポールへの移住組です。

与沢さんいわく移住の一番の理由は、税金。
「ご存じのとおり、私は税金で痛い目に遭いましたから、二度と同じミスをしたくなかった。
そこで、税制を調べていたら、シンガポールは日本よりも圧倒的に税率が低いことを知ったんです。 事業をやるなら、日本よりこっちのほうが絶対に得ですから。」
とのこと

フリーランスなら余裕!?海外移住ロードマップ

著名人、特に富裕層というか知識階層というか、一部の層の人たちは着実に日本を脱出し始めている印象です。

かといって誰でも彼でも今すぐに海外に移住して生活できるほど、甘くはありません。

現時点で、一生働かなくても暮らしていける資産を持っているか、住むところを選ばずに仕事ができる一部の人たちが今は対象かなという感じです。

要は我々フリーランスは、対象という事です。

いざ海外に移住するとしてどのような流れで移住までこぎつけるのか、ロードマップとしてまとめてみました。

フリーランスとしてのスキルセットの整理

日本でしか重宝されないガラパゴスのスキルしかもっていないフリーランスは海外では仕事をしていけません。
(それでもリモートで日本のクライアントを対象にした仕事であれば、まったく困らないわけですが)

せっかくですから移住先のクライアントや、世界各地のクライアントから仕事を得られるようにスキルセットを準備しておくのが良いでしょう。

端的に言えば「英語」と、イラストやデザインやプログラミング、マーケティングなど万国共通のスキルを磨いておく必要があります。

移住先の選定基準の設定(デジタルノマド向けの人気のある都市のリサーチ)

海外移住と言っても、どこでも良い訳ではなく、適した都市や国というのは限られてきます。

調査していくと著名人の移住先は「マレーシア」がダントツ多かったりします。

移住先の特徴として下記の点は重視しておきたいところです。

・税金、社会保険料が安い
・治安がいい
・英語が通じやすい
・外食費が安い
・日本人差別が少ない
・長期ビザがある
・政情安定

資金計画と予算の立て方

海外移住する場合は、海外移住するのにいくらお金がかかるか、そして当面の生活費2年分程度は確保してから行動をおこすことが望ましいです。
海外移住の初期費用の目安は、先進国で約100万円、物価が安い国で30~50万円程度必要になります。

あとは現地でどの程度の生活費がかかるかを計算し、その2年分程度は生活費を用意しておくと安心して海外移住にのぞめますね。

ビザ・滞在許可の取得

海外で働くには、就労ビザが必要になります。

多くの国が外国人の就労を厳密に管理するのは、主に自国民や自国の経済を保護するためです。

国によって取得条件はまちまちのため、狙っている移住先の就労ビザ取得条件を確認する必要があります。

ちなみに前述のシンガポールであれば、
就労ビザの主な必要条件:専門・短大卒、実務経験、基本月収2,200シンガポールドル以上、など
就労ビザの主な必要書類:職務経歴書、健康診断書など
その他の注意点:事前のオンライン申請と入国後の面接が必要

という具合です。

就労ビザには在留期間が定められており、通常はその期限が経過する前にビザの延長・更新申請を行わなければなりません。
在留期間が無期限になる永住権というシステムもありますが、なかなかにハードルは高いです。

法律・税制と社会保険の理解

海外の国は当然、日本と法律や税制・社会保険の仕組みも違いますので、これらも事前に調査して精通しておく必要があります。

いざ移住してみて、問題になったあと、知らなかったではすまされません。

とくにあまり民主的でなかったり、法治が徹底されない賄賂社会であったりする国は移住先候補からはずした方が良さそうです。

住居の選定と契約手続き

日本でも引っ越しは一苦労なのに、海外で住居先を探したり物件を購入したり賃貸したりするために契約するのは骨が折れそうですよね。

日本では外国人による賃貸物件の契約時に下記の書類が必要になり、これらの書類を用意するだけでも一苦労です。

・パスポート
・勤務証明書・在学証明書
・収入証明書
・就労資格証明書
・資格外活動許可書

それぞれの国で契約時に何が必要か?

もっとも手間なく安全に住居を用意するにはどのような方法があるか?

便利な世の中ですから、選択肢は無限にあります。

代行サービスなどもうまく活用して後悔の無い選択肢を選びたいものです。

地元の習慣や文化の理解

日本国内であっても地方に移住して、その移住先の慣習・風習・風土になじめず、とんぼがえりになるケースをよく聞きます。

ましてや海外ですから、常識も慣習もまるっきり日本とは違う訳です。

郷に入りては郷に従えという言葉もありますからね。

自分自身の価値観や人となりとマッチする風習・文化の移住先をリサーチしましょう。

新しいプロジェクトやクライアントの獲得

あとは稼ぎの心配がなくなれば、海外移住計画は完成ということになりますね。

ここでフリーランス最大の強みが生きてくると思います。

場所を問わず、国を問わず、時間を選ばず、人を選ばず、Webを駆使して好きな仕事を創造してきたフリーランスであれば、どこの国でも生活費を稼ぐくらいはわけない事だと思います。

ひと昔であれば、生まれた国で生涯をまっとうするのが当たり前だったのが、働き生活する国を選択できる時代になってきましたね。

もちろん日本は世界的に見てもまだまだ良い面もありますが、どうしても日本に希望を見いだせない人はある一定層いると思います。

フリーランスであれば臆することなく、海外移住を人生の選択肢に入れてみてください。

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この記事を書いた人

山崎岳史

東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。

おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。

自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。

最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。

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