先進国転落!?辺境の貧しい国になりさがる日本でフリーランスはどう立ち回ればよいのか?

複業ナレッジ・ノウハウ

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。

複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。

総務省の発表によると23年9月の「家計収入」は12ヶ月連続のマイナスとなったようですね。

それに加え、インフレによる物価高の影響で家計を逼迫しています。
スーパーやコンビニで買い物する時にあきらかに感じる・・・高い・・高すぎる。

先日、スマホを落として最新のiPhoneを買おうと価格を調べたところ、目ん玉飛び出しそうになりました。・・・25万オーバー!!

これはインフレの影響ももちろんあるでしょうけど、円安の影響が大きいと思います。

収入減にインフレ・円安・・・とこれだけでもヤバいのに近々日本でもゼロ金利政策が終了し、長期金利が上昇し住宅ローンを直撃するという見通しが出てきています。

さらにさらに、インボイス制度の導入をはじめ、今後はじまるであろうステルス増税のラッシュ。

・復興特別所得税:徴収期間が14 ~ 20年延長に!
・高齢者の介護保険:ある程度の所得がある高齢者の負担増!
・国民年金:納付期間が5年延長に!
・森林環境税:2024年から1世帯あたり年間1,000円課税!
・生前贈与:相続税の対象期間が広がり実質増税!
・後期高齢者医療保険:75歳以上の負担が最大14万円増!
・結婚子育て資金:贈与の特例が2025年に廃止?
・退職金控除:実質的なサラリーマン増税の可能性大!
・給与所得控除:30% → 3%まで下がる可能性
・「異次元の少子化対策」の財源確保:国民ほぼ全員から毎月500円徴収!
・配偶者控除・扶養控除:廃止・見直しが示唆されている!
・生命保険控除:投資商品と同じ扱いになる?

そしてこれは一時的なものでなく、今後さらに日本自体貧しい国になっていきますし、日本国民の生活も厳しいものとなっていくのは確定路線です。

あまり想像できないかもしれませんが、先進国という立場からも脱落して辺境の貧しい国となることが現実味をおびてきたということです。

iPhoneはごく一部の富裕層しか買えないぜいたく品になるのは遠くない未来ということです。(現時点でもなかなか手が出ないです)

めちゃくちゃ貧しくなった日本で起こる事

戦後、焼野原だった日本が大復興をとげたわけですが、大復興があれば逆に大衰退が起きても不思議ではないわけです。

少子高齢化とさまざまな社会指標がものがたっています・・・日本に明るい未来は無さそうだということです。

この先、数年というスパンで考えれば、影響はまだ少ないほうかと思いますが、この先10年、20年を想定すれば間違いなく日本は貧困への道をたどります。

その挙句、どのような影響が現れるか見ていきましょう。

失業率の上昇

貧困に突入する日本で起こる事は、まず失業率の増加です。

戦後の日本は、人口拡大傾向、1億人を超える豊富なマーケットにささえられて好景気を謳歌していました。

少子高齢化と人口減少で内需は一気に縮小され、不景気に直結していきます。

国や日銀は異次元金融緩和などで景気をコントロールしようとしていますが、金融コントロールのみで好景気が維持できるのであればどの国も苦労はしません。

陸続きの国であったり英語圏であったりすれば、内需に期待せずに外国人相手に商売することを苦にしませんが、困ったことに日本人はこれば苦手です。(とくに個人レベルでは)

生活レベルの低下

国全体が貧しくなれば、それよりも先に個人一人一人が貧しくなっていきます。

まずはぜいたく品の購入が難しくなり、その先は、生活必需品の購入すら支障が出るようになっていくことが予想されます。

とくに日本は食料自給率が低く、エネルギーも外国に依存しているため、貧しくなった時の影響が資源が豊富な国よりもはるかに大きいのです。

行政サービスの低下

令和5年の今現在でも行政サービスの低下は起き始めています。

とくに財政が貧弱で、過疎化の進む地方では行政サービスの質が著しく低下したり、ひどいときは破産したりしています。

行政サービスとは、治安の維持であったり公共施設の整備、ゴミの収集、害獣駆除、セーフティネットの拡充、その他もろもろです。

破産までいかなくても、財政が苦しくなれば行政サービスの質が低下するのは当然です。

人間よりも鹿やたぬき、クマが多くなった里山、治安が悪化し町中にゴミが溢れる都会・・そんな日本の姿が着実に近づいてきています。

移民の大幅受け入れの可能性

日本は島国という事もあって、移民の流入に関しては今まで、そう多くはありませんでした。

大量の移民が流入することで生じる諸問題からは逃れてきたわけですが、人口減が加速する日本では、今後国自体が維持できなくなる危険性があるので、移民の積極受け入れも検討しなければならないところまで来ています。

移民を大量に受け入れれば、国は様変わりします。

多くのトラブルも発生しますが、移民を受け入れずそのまま人口減に突き進むことは、さらに多くの障害が待ち受けることが予想されます。

優秀な国民の国外脱出

正直、優秀で先見の明がある人は、すでに国外に拠点を移すなどしています。

増税一辺倒の日本。

少子高齢化で先の暗い日本。

年功序列で能力のある若い人が極端に報酬が低く冷遇される日本。

平均所得が海外に比べて数分の1の日本。

それでいて国民全体に危機感が無く投票率の低い日本。

じぶんも10代であれば日本脱出を本気で検討していたと思います。

自業自得・自己責任社会の到来

社会保険・健康保険・年金・生活保護など、日本は世界有数の手厚いなセーフティネットを備えた国です。

しかし少子高齢化と経済縮小にて、年々そのセーフティネットのための社会保障費が膨れ上がり、それをまかなうための税金がとんでもなく高くなってきています。

セーフティネットのための税金があまりに高すぎて、そもそもそれが国民の生活を脅かすという本末転倒な状況になってきています。

そしてこの傾向が加速して、いずれ税金がこれ以上取れないという臨界点に達し、社会は荒廃し、セーフティネットが今の水準で維持できなくなる事が予想されます。

そうすれば、アメリカのような自業自得・自己責任社会が到来するかもしれません。

今後の貧しい国日本でどうサバイバルしていくか

ということで、10年先、20年先は非常に貧しい国になっているのが確定路線となった日本。

とはいえ、今から必要な知恵、必要なスキル・必要な資産を準備していければ、個人としては充分、充実した人生をおくれると思います。

ではわれわれ個人・フリーランスはどのような準備をして、貧しい日本をサバイブしていけばいいのでしょうか?

フリーランスは最高のリスクヘッジ!?

昔、親世代のおじさん・おばさんに大企業のサラリーマン・公務員になれと耳にタコができるくらい繰り返し言われたのを思い出します。

たしかに中小企業のサラリーマンよりははるかに安定・安泰だと思いますが・・・。

今後、先進国から転落する貧しい辺境の国の大企業サラリーマン・公務員であってもそこまで安定・安泰ではないでしょう。

であれば、自分のスキルや知恵でいくらでもお金を稼げるチャンスのあるフリーランスの方がはるかに安定・安泰であると確信しています。

まず能力が無くても、企業に入ってしまえば、公務員になってしまえば、給与が定年まで保障されるというのが、そもそも不健全ですし、そんな雇用制度だから経済的に日本は遅れをとったと断言できます。

時代に合わせてスキルや知恵を再獲得し、柔軟にジョブチェンジを繰り返し、変化の激しい世の中を渡っていく、フリーランスの姿勢・働き方そのものが自然ですし、尊いと思います。

ダーウィンの自然淘汰に近いですよね。強いものが生き残るのではなくて変化に適応するものが生き残る。それがフリーランスの働き方そのものなんです。

日本じゃなくても良くね?

じぶんは日本という国が好きですし、日本の文化や日本の自然、食べ物・お笑い・漫画・お祭りなども大好きなのですが、時代の流れで自分と家族が幸せに過ごすという意味では、これからの日本は非常に厳しい環境になると言わざるを得ません。

これから教育を受けるような若い年代に関しては特に、間違いなく英語やその他外国語を習得し、いざとなったら海外で生活・仕事ができるような準備を進めるべきです。

若い世代でなくても、せめて資産を海外に持つなど、これからさらに弱くなるであろう円から海外資産に移すなどのリスクヘッジが求められます。

英語を覚え海外相手にモノ・サービスを売る

これからは海外移住までするかはともかく、外国人相手に商売をしていくことは必須になってきます。

日本は観光資源も文化も食もサービスも一級レベルです。

ただ海外相手に商売をするというのが苦手です。(特に個人)

これからはいちフリーランスであっても海外相手・外国人相手に積極的に交流・商売を展開していかないと生き残れない時代です。

外国語の習得よりも、まずは外国の人と臆せずに接することができる、このマインドをまずは手に入れる事からですね。

みんなの声

まとめ

これから日本の立場がどんどん低下していく事に、寂しさや絶望感を感じますが、GDPや国の強さとその国の国民の幸福度とはそこまで相関しているとは思いません。

GDPが大きい国でも、国民全体の幸福度が低い国はいくらでもありますし、逆も然りです。

意外に日本って、貧しい時代の時の方が活力があってみんな幸せだったと言えるところもあると思います。

ただ今後生活が今よりも苦しくなるのは確定しているので、大事なのは国や社会に期待や依存をせずに、自分の知恵と力でリスクヘッジをして変化の激しい世の中をサバイブできるように今から準備を整える事です。


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この記事を書いた人

山崎岳史

東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。

おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。

自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。

最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。

このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。

この記事を書いた山崎岳史個人に仕事のご依頼やご相談、世間話や飲みのお誘いなどがある場合は、コチラまでお気軽にご連絡ください。

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