副業ではなく複業!?働き方改革でめざす現代版「百姓」のススメ
長引く梅雨が終わったと思ったら夏本番ですな。
夏はプールサイドで仕事したい山崎レモンサワーです。
自分は読書が大好きで月に最低10冊は本を読みますが、最近は、Yoububeでさっくり名著の要約を解説してくれたりしてるチャンネルが増えて、Youtubeで勉強することが増えてきました。
今回はそんな教養系のYoutubeチャンネルの中で、目からウロコだった話について書いていきます。
百姓からサラリーマンへ
突然ですが、皆さん「百姓」というとどんなイメージがありますか?
おそらく「農業」、「農家」というイメージがあると思います。
本来、「百姓」というのは「百(たくさん)」の「姓」を持つもの、様々な職業の庶民の意味で使われてきました。農家も大工も医者も針きゅう師も髪結師も百姓だったわけです。
今、現在、日本ではサラリーマンという形態の働き方が多数を占めていますが、江戸時代までは、勤め人は、武士を除けば少数派で、百姓(大多数の庶民)は、自ら商売を営んでいたわけです。
「サラリーマン」が誕生したのは、長い歴史の中ではごく最近です。
国家としてはサラリーマンという形態の国民が増えた方が都合がいいです。源泉徴収で税金を徴収しやすいですしね。
国家視点で見ると、個性が生き生きとしている国民として教育するより、均一で団体の中で空気を読んで働く国民の方が都合がいいというのは、義務教育のあり方などを見ているとうなずけます。
国の政策うんぬんもそうですが、江戸300年の封建体制のもと、日本人はいかに権威に逆らわず、置かれた村・組織・コミュニティにいかにしがみつくかという戦略をとってきた人が、生きながらえてきたとも言えます。
戦後74年の令和の世になっても、世間一般の常識や文化、日本人の精神的普遍性に脈々と受け継がれています。個を優先して協調を乱す人、常識から外れた行動をとる人、突拍子もないチャレンジをする人などへの対しての風当たりはかなりのものです。
ひとつの会社に忠義を尽くして、定年まで勤めあげる「御恩と奉公」タイプの働き方は、日本人のメンタリティにマッチしていたとも言えますが…。
崩れてきた「御恩と奉公」タイプの働き方
ここで問題が発生しました。
まず、この「御恩と奉公」タイプの日本のまだ多数を占める企業の中では、基本的には日々、マウンティング競争にあけくれています。
今までいくつもの企業を渡り歩いたりして、優秀な人が経営の舵をとるのではなく、マウンティング競争に勝ち残った経営者が舵をとる様を見てきました。
そうすると、働くものは積極的なチャレンジをせずに、極力失敗せず、体力・精神力を消耗しないように保身する事に執心するようになります。
もちろん一代で立ち上げたカリスマ経営者や、社員の幸せを第一に掲げる見上げた経営者もごく稀ですがいます。ただ、このようなホワイト企業はブラック企業に比べてはるかに少数です。
誤解しないように言っておくと、いわゆる日本的な「御恩と奉公」タイプの働き方(サラリーマン)事体が完全に間違っているという事ではありません。
昭和後期までは、確実に時代をリードし、世界を席巻して超経済大国にかけのぼりました。
ですが、時代の流れは早いものです。究極の個人主義の国、アメリカの経済は大復活を遂げ、日本式の均一・全体至上型の人材、年功序列・御恩と奉公タイプの組織による経済活動は大失速となりました。
そこに来て、これから来る少子高齢化…。ぶっちゃけ、日本の高度成長期は日本式の働き方が功を奏したというよりは、ベビーブームによる人口増ボーナスがデカいです!
これから人口減が進めば、その割合で消費が急速に細っていくでしょう。不安ばかり煽っても仕方ないのですが、日本の未来は明るくないと言えます。
というわけで、国もあてにならない、会社もあてにならないとなったら、今後たてられる対策として2つの選択肢が考えられると思います。
1.日本を捨て、これからの未来が明るい外国に移住する
2.個人の力で経済的自立を求める
この2つです。
街頭で年金がどうとか、社会保障がどうとか騒いでいるくらいなら、自己投資したり、勉強して、己の智慧で、人生を切り開いていきましょう。
海外移住もいいですが、今回は2の個人の力で経済的自立を求めるという方法について考えてみたいと思います。
個人の力で経済的自立を求めるには
結論から言います。
自分だけの商品(サービス)をもって、自分でビジネスができるようにするということです。
小学校からの義務教育では、いまだに組織を構成する平均的能力を持つ、和を強調した人材の育成を目指してるので、親が家業で何か商売をやっている場合を除き、自分でビジネスをやってみようと思いに至る人はごく少数です。大学に出た学生はとりあえずサラリーマンや公務員というのが、今でも第一選択肢でしょう。
自分でビジネスをやってみたいと考えたとして、では、いったい何から手を付けたらいいか、何を勉強したらいいか、どうやったら仕事にありつけるか、どうやったら稼げるかわからないという声が圧倒的に多いです。
無理もありません。学校では習いませんし、日本では勤め人として働くのが今でも普通だからです。
でもだからこそ、日本で自らスモールビジネスを行う競合はまだまだ少数で、競合が少なくチャンスだと言えます。
学校の教育では習ってこなかったことなので、自分の経験でノウハウを蓄積せていくしかありません。自分も数々の失敗からくる苦しく、苦い経験を経て、経済的自立を達成しました。
ここまでくると、一般的なサラリーマンより、はるかに「金銭的」「時間的」「幸福度的」なアドバンテージが得られます。
この記事をご覧になっている皆さんは、今現時点のお仕事、年齢はまちまちだと思います。学生のかたもいるかもしれません。
自分でスモールビジネスをはじめ、軌道に乗せる力をつけるのは座学では、絶対に無理です。やってみて数々の「失敗」を味わい、それでもトライアンドエラーを続けた上で、ようやく身についていきます。
茨な道には変わりはありませんが、自分の知恵と工夫で「経済的」自立を達成することは、これからの時代の間違いなくリスクヘッジとなります。
今現在、サラリーマンであっても、つねに「複業」の意識をもって現代版「百姓」を目指してみましょう。
次回の話では、この世を賢くわたっていくために、めちゃくちゃおススメしたい名著を紹介していきたいと思います。
この記事を書いた人
山崎岳史
東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。
おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。
自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。
最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。
このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。
この記事を書いた山崎岳史個人に仕事のご依頼やご相談、世間話や飲みのお誘いなどがある場合は、コチラまでお気軽にご連絡ください。
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