フリーランスは45歳でFIREを狙おう・・・フリーランスの資産形成戦略

複業ナレッジ・ノウハウ

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。

複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。

最近、思う事があります。

フリーランスは早期のFIREを目指すべきだし・・・本気で達成できると。

ちなみに言わずもがなかもしれませんが、FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を略したもので、「経済的自立と早期退職」を意味します。

ようは、お金を稼ぎまくって、それを株や不動産などの不労所得をもたらす資産にぶちこんで仕事をせずとも暮らせる状態にしようってことです。

そんな誰もがうらやむFIREですが、そんなのは、莫大な資産を相続できたボンボンか、ビジネスが当たった経営者だけの話で、普通のフリーランスがどう背伸びをしたってできるはずないと思われるでしょうか?

いや、そんなことはないです。

完全なるFIREまでいかずとも、仕事量をしぼり好きな仕事だけを選んで働くというサイドFIREであれば、若いうちから準備すれば45歳くらいの時までには誰でも達成できます。

もちろん若いうちから正しいロードマップに沿って日々正しい行動をしつづけなければなりませんが、再現性は非常に高いと考えています。

それに、ただ羨ましい状態だから目指すべきだと言っているわけではなくて、これからの時代のフリーランスは、いかに短期間で金銭的自立(Financial Independence)な状態を達成できるか真剣に考えないと、人生詰むと考えています。

なぜか・・・

フリーランスが45歳までにFIREを目指すべき理由

じぶんは、大学卒業後、数々のブラック企業を渡り歩き、14年前にフリーランスとして独立をはたし、今までサラリーマン時代とは比べ物にならないほど満足度の高い働き方を、実現できたわけですが・・

それはあくまで一時のもので、その理想の働き方はある日唐突に終わりを告げる危険性があるものなのだと、認識を新たにしています。

それは次の理由によります。

時代の変化が激しすぎて、いつ稼げなくなる日がくるかわからない

じぶんが独立したとき、Web制作会社やWeb系フリーランスの数は圧倒的に少なく、、Webサイトの制作案件をひっきりなしに高単価で請け負う事ができていました。

時代は移り変わり、今現在は、多くの人がWeb系フリーランスとなり、Web制作会社の数も大幅に増加しています。

需要がさらに増加していれば、それでも構わないのですが、今現在の状況は限られたパイを昔より多くの人で奪い合っている状態・・・いわゆるレッドオーシャン化が進んでいます。

それどころか、今現在、オーソドックスなWebサイトやショッピングサイトなどは、Web制作に関する高度な知識やスキルがなくても、ウィザードを進めるだけの簡単なステップで、誰でも簡単に作れるようになってきています。

そのような事情から、独立したてのときより新規受託案件の依頼数はあきらかに減少しています。

そして、そう感じる人は自分だけでは無いと思います。

もちろん、時代の変化に伴い、昔は存在しなかった新たなニーズが生まれているので、変化についていけるのであれば新たな案件の獲得は可能です。

ただ、ひとつ言いたいのは、ここまで時代の変化が激しいのであれば、じぶんが苦労の末獲得したスキル・知識を駆使したビジネスも5年~10年でまったく食えないビジネスモデルになりかねないということです。

絶好調で収益をあげられる時期があったとしても、それは一過性のものであると自覚し、稼げるときに稼ぎきり、それを不労所得を生む資産に変え、なるべく若いうちにFIREもしくはサイドFIREの達成を狙うべきです。

人生100年時代・・・長生きリスクに備える

長生きするのはいいとして、長生きにもリスクがつきまといます。

まず年金がオワコンなんです。

となれば、サラリーマンでは定年とされる65歳を過ぎてからも働く事を求められる時代になってきます。

もちろん、何歳になっても働きたいという意欲があり、やりがいのある仕事にありつけて、体力もあるならばそれでもいいのですが、なかなかその3条件を満たせる状態というのはそうはありません。

フリーランスは自営業なので、定年がないのはありがたいことなんですけどね・・・。

世間のニーズを満たせるビジネスを、歳をとってからもやり続けられるかというと、正直厳しい面が多そうです。

そこで、体力もあり、気力も充実していて、ビジネスセンスも冴えているときに、いっときでも大きな収益をあげ、若いうちにFIRE/もしくはサイドFIREの達成を狙おうとういのが、フリーランスがとるべき戦略だと考えています。

がむしゃらに働けるのは若いうちだけ

じぶんはまだ43歳ですが、やはり20代、30代のときに比べると体力・集中力は低下し、生産性は間違いなく低下しています。

サラリーマンは能力が高く、体力・気力が充実していて働き盛りの若いうちに給料が安く抑えられる代わりに、歳をとっていくとだんだん給与が上がっていく年功序列制度をおもに採用しています。

年功序列制度もすでに半分崩壊してはいるのですが・・・それでもフリーランスよりはサラリーマンという働き方を選択した人は歳をとってからの不安は少ないでしょう。

しかし、それでもフリーランスは、若いうちに収入を低く抑えられることはないため、稼ぐ能力さえあれば、収入は青天井です。

若いうちからスキルアップと知識の獲得にいそしみ、真剣にビジネスに打ち込んでいるフリーランスは、人生の中で大きなビッグチャンスに遭遇することが必ずあるものです。

全員が全員とは言いませんが、45歳くらいまでにFIRE/サイドFIREを達成させることは、不可能では無いです。

フリーランスとFIREの相性は抜群

とかくサラリーマンと比較して、不安定で社会的信用の低いフリーランスは蔑まれることも多いですが、FIREを目指そうと思った時、サラリーマンよりはるかにFIREを達成する可能性が高いのはフリーランスです。

まず、節税を駆使できるフリーランスはサラリーマンよりはるかに資産形成しやすいと言えます。

もちろん悪質な脱税は論外ですが、ルールにのっとった節税をすることで、無意識に源泉徴収されるサラリーマンと蓄財のしやすさの差は非常に大きく広がっていきます。

またFIRE/サイドFIREを達成した後も、フリーランスであればじぶんで仕事量を自由にコントロールできるので、完全に仕事を辞める必要もありませんし、じぶんのやりたい仕事だけを選び、場所も時間も自由な働き方を設計できるので、FIRE後の生活を充実させやすいのも特徴です。

こうしたことから、FIRE/サイドFIREを目指す人であれば、フリーランスという働き方を選択すべきと断言できます。

45歳までにFIREを達成するロードマップ

45歳までにFIRE?そんなの無理に決まってんじゃんとお思いでしょうか?

自分は20代のうちから目的意識を持って行動し続けるフリーランスは誰しもFIREもしくはサイドFIREは実現可能だと思っています。

ちなみに自分は完全なるFIREとは言いませんが、やりたい仕事のみを厳選して働き、あとは不労所得で生活費をまかなうサイドFIREを45歳の時までには達成見込みです。

では、いったいどのような流れでFIRE目指すとしましょうか?

FIREできるまでにいくら必要か計算する

まずは、FIREできるまでにいくら必要か計算します。

そして重要なのはFIREが達成できる金額は人によって異なります。

金遣いが荒く、浪費にばかりお金を費やす人のFIRE達成金額は自ずと高くなりますが、無駄な出費をおさえられる倹約の心が身についている人は資産が蓄えやすいばかりではなく、FIRE達成となる金額も少なくすみます。

資産から得られる不労所得を、全資産に対して4%で計算した場合、5,000万円の資産で年間200万円、1億円の資産で年間400万円になります。

人によって必要な金額は異なりますが、完全なるFIREであれば1億円程度、サイドFIREであれば4,000万円~5,000万円程度が目安になってくると言えそうです。

DIE WITH ZEROを考慮すると・・・

上記の例では、不労所得で生活費を完全にまかなったり、不労所得と好きな仕事で得られるお金ですべての生活費をまかない、資産が減らないことを前提にシミュレーションしています。

しかし、お金は最終的には使わなければ意味がありません。

死ぬときにもっともお金持ちでも虚しいだけではないでしょうか?

DIE WITH ZEROとは、せっかく貯めたお金は使い切って死のうという考え方です。

そこで、不労所得を生み出す大切な資産ではありますが、永遠に生きられるわけではないので、少しずつ取り崩すシミュレーションをしてみてください。

FIRE達成の金額はだいぶ低く抑える事ができます。

その場合、FIREであれば6,000万円程度、サイドFIREであれば3,000万円程度でも充分と言えます。

お金の貯める力・稼ぐ力・増やす力・守る力を磨く

さて、いくら資産を築けばいいかわかったら、あとはひたすら資産を築くのみなのですが、

頑張って仕事をする(稼ぐ力)だけでは不十分です。

資産を築くには、お金の貯める力・稼ぐ力・増やす力・守る力を磨く必要があります。

お金を貯める力や守る力が乏しく稼ぐ力しかないと、せっかく稼いだお金をすぐに浪費してしまったり、悪意のある業者や詐欺師に奪われたりしてしまいます。

また稼いで貯めたお金を、全世界連動型インデックス投資などの投資の最適解と呼ばれる良金融商品に預ける事で、資産を効率よく増やすことができます。

これは、マネーリテラシー系Youtubeチャンネルの両学長のリベラルアーツ大学の両学長の受け売りです。

お金の貯める力・稼ぐ力・増やす力・守る力の具体例はこちらのYoutubeチャンネルにて解説されています。

資産を築くための金言が得られるので、まだ見てない方はぜひ見てみてください。

リベラルアーツ大学

10代・20代でこのチャンネルにたどり着き、正しく理解し、行動にフィードバックできた人はラッキーです。

おそらく将来、お金のことで心配したり苦労することはないでしょう。

早期のFIRE達成にもぐっと近づくでしょう。

FIREを目指しつつも・・今をおろそかにしない。大切なのは常に今この時

ちなみにFIREを目指す人の陥りがちな落とし穴が、お金を貯めて増やすことにあまりに執着しすぎてしまい、若い時にしかできない有意義な体験・経験を買うための出費をケチってしまうことです。

お金は、若ければ若いほど有意義なことに使う事が可能です。

たとえば旅行に使う場合、感受性が豊かで行動力のある若いうちに使う方が、感受性や体力が衰えたお年寄りになってから使うより、はるかに有意義なのは言うまでもありません。

さきほどの、両学長のリベラルアーツ大学では、前述のお金の4つの力(貯める力・稼ぐ力・増やす力・守る力)に加え、お金の「使う力」の重要性が説かれています。

とはいえ、今この時にお金をすべて使おうというキリギリス的な考えでは、先に多くの苦労が待ち構えています。

要はバランスが重要で、極端なアリやキリギリスになる必要はありませんという話です。

FIREは目的ではなく手段

FIREが目的となり、とくに増やす力に取りつかれ、日々相場とにらめっこをしている若者を目にする事があります。

非常に危険だなぁと思ってみています。

FIREとはあくまで長い人生で歳を取った時の不自由からくる不幸を取り除くための、ただの選択肢に過ぎません。

欲に取りつかれず、今この瞬間を大切にし、お金の5つの力(貯める力・稼ぐ力・増やす力・守る力+使う力)を磨いて行使し、今を大事にしつつFIREやサイドFIREに近づく事が大事です。

FIREは実は地獄?FIRE達成後の生活を思い描く

さて、FIREは大きな目標ゆえ、ゴールのように聞こえますが、人生のゴールではありません。
人生はそこからさきもまだまだ続き、最終的な人生のゴールは死の瞬間です。

FIREを仮に達成できたとしても、幸せになれるかなれないかはその人次第です。

今よりも通貨としての円に絶大な力があった時代、定年退職で得た退職金で、南国に移住し、お手伝いさんやメイドを雇い、死ぬまでリゾート気分で過ごそうと思った人たち・・・

ふたを開ければ、1か月も経たないうちに飽きて、そこでの生活が苦痛で苦痛で耐えられなくなり、結局は日本に戻り、何かしらの仕事や活動に身を置いたそうです。

FIREは人生を豊かにするための、ただのひとつの選択肢・・・人生を幸せにするには、お金だけじゃないのはもう言うまでもないようですね。

FIREを達成することでお金の不安が解消されたら、あとは自分が人生の中で何をすべきか想像を膨らませておきましょう。


この複業ワーク推進メディア「ウィズパラ」を運営する株式会社パラワークス(Wantedly
ページはコチラ
)では、優秀なスキルを持つ複業志向を持つ方からのコンタクトを常に募集しております。

デザインスキル・プログラミングスキル・マーケティングスキル・広告運用スキル・ディレクションスキル・ライティングスキルなど必要としているスキルは多種多様。

転職ではなく複業ワークという働き方に興味があるエンジニア・デザイナー・マーケター・ディレクターの方は、ぜひ問い合わせフォームからお声がけください。

ParaWorks社長中村さんの「ウィズパラを運営する僕の”建前”と“本音”」もぜひ合わせてお読みください。思わず連絡したくなりますよ。

ウィズパラを運営する僕の”建前”と“本音”


この記事を書いた人

山崎岳史

東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。

おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。

自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。

最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。

このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。

この記事を書いた山崎岳史個人に仕事のご依頼やご相談、世間話や飲みのお誘いなどがある場合は、コチラまでお気軽にご連絡ください。

この記事がためになったなぁという人は、SNSで紹介いただいたり、下記のSNSアカウントをフォローしていただけると嬉しいです。

寄稿・取材協力を頂ける方はこちら ワーカー登録ボタン 企業ご担当者様へボタン
ワーカー登録バナー ワーカー登録バナー
あなたにオススメの記事
複業ナレッジ・ノウハウ
フリーランスプロボノマイプロジェクト副業複業
2022.07.25
マイプロは最高の自己実現!?マイプロジェクトを持つフリーラン…

皆さんは「マイプロジェクト」という活動をご存知でしょうか?われらがフリーランス協会が発表した「フリーランス白書2022」に、フリーランスとマイプロジェクトとの関連性を示したデータが提示されています。
マイプロジェクト(金銭的対価を目的とせず、自らの創作活動、スキルアップを目的とした活動)とは、具体的にはどのような活動を指すのでしょうか?

複業ナレッジ・ノウハウ
WEBライターフリーランスライター
2022.03.22
Webライター特集企画第1弾!!書く事を仕事に・・フリーラン…

Web系フリーランスといっても、デザイナーやディレクター・マーケター・エンジニアなどさまざまな職種がありますが、今日はそんな中でも、もっとも奥深くて侮れない職種「Webライター」について深掘りしていく回の第一弾です。
ずばり「いかにすれば、Webライターとして稼いでいけるか」です。

複業イベント
2019.10.17
【イベントレポート】旅するようにパラレルキャリア byパソナ…

あなたのNo.2、ジョンマッツーこと、松下(@your_no2)です! 突然ですが皆さん、自分の故郷や好きな地域のお仕事をしたいと思いますか? 僕の地元は熊本ですが、生まれ育った故郷で仕事をしてみたいと思いつつ、東京での […]

複業ナレッジ・ノウハウ
ツールトレンド働き方
2018.01.29
管理能力が必須な複業!オススメの管理ツールとは

複業や副業で活躍する人たちが、口を揃えて行っている事。 それが「管理能力」。 本業以外で仕事を始めると、何から手をつけて良いのかわからなくなったり、やらなければならなかった本業のタスクがおろそかになったり、つい大切な事を […]

ページの先頭へ