複業やフリーランスで独立したい人向け、ダメな仕事のとり方・賢い仕事のとり方

複業ナレッジ・ノウハウ

この記事をご覧になっているという方は、おそらく現在会社でサラリーマンをしていて、副業にて収入を増やしたいか、フリーランスないしは会社を起業したいという方だと思います。

皆さんが、いかに優秀なプログラマーやデザイナーやマーケターであっても、仕事の獲得の方法を間違えると、仕事はあるものの、ただ忙しいだけだし、ストレスフルでサラリーマンだけやっていた方がマシだったという状況に、陥りかねます。

仕事は「幸せ」になるための、ひとつの手段にすぎません。
本来、幸せを棒にふってまで、営む仕事なんてあっていいはずないのです。

逆を言うと、仕事の獲得の仕方・手段を間違えなければ、幸福度の高いワークライフをおくれるはずです。

今日はここで、ダメな仕事の取り方、良い仕事の取り方を紹介していきたいと思います。

ダメな仕事の取り方

クラウドソーシングサービスなどプラットフォーム依存

現在は便利な世の中で、クラウドソーシングサービスなどで、全国各地の仕事を任せたい人と、仕事したい人が結び付けられるようになりました。

これはまぁ、良い一面もあるのですが、仕事を発注する側のメリットに比べ、仕事を請ける側のメリットが少ない・・・というよりデメリットが大きすぎます。

理由をそれぞれあげていきます。

  1. 運営(プラットフォーム)がマージンを抜きます。これで発注側も受注側も支払う額・もらえる額がその分、影響を受けます。
  2. コンペなどはタダ働き確率が半端ないです。
  3. 基本的には仕事獲得を苦手としている人が低価格でも我慢して仕事を獲得する構図となっており、価格勝負になりますし、発注側に買いたたかれます。
  4. 業務上の連絡のやり取りをプラットフォーム上のメッセンジャーでやりとりする必要があり煩わしい(直接連絡のやり取りをさせるとプラットフォームへお金を落とさなくなるため)

という事で、活用の仕方によっては、それでも単価の高い仕事を獲得できる可能性もありますが、基本的にはこういったプラットフォームを使う事自体、お勧めできません。

こういったプラットフォームでも単価が落ちずに仕事を獲得できるとすれば、ブラックジャックのように、誰にも真似できないような超絶スキルを持つことです。

まぁその時点で、こういった仕事獲得の術を使わなくても、大金を稼げそうですが・・・。

大手企業の専属外注先となる

大手企業の外注先となるというのは、一見、めちゃくちゃ良いような気もしますが、注意点が一つあります。

売り上げの大半を、この大手企業一社で依存してしまうリスクです。

皆さんがいかに完璧な仕事をしていても、案件が終了してしまえば、次の月から収入がいきなりゼロなんてことにもなりかねません。

一社に依存している以上、先方の無茶な注文にも従わざるを得なくなります。何せ打ち切られたらあとが無い訳ですから・・・

これでは、勤め人時代となんら変わりません。

大手企業から月の収入の大半をまかなう、大きな案件を任されても、収入の獲得先を極力分散するように、常に一手先、一手先を見据えるようにしましょう。

1社で月100万よりも、50社で月50万円入る方が、はるかに健全です。

定期的に安定した仕事をふってくれるエージェントに登録する

現在のWeb制作の現場では、分業制が進んでいるので、エージェントに登録し案件、とくに得意工程のみ仕事をもらう事で幸福度の高い仕事を定期的に回してもらえる良い選択肢の一つでもありますが、負の一面もあり、そこを見極めなければなりません。

これは、エージェントの良しあしにもよるのですが、どうしてもピンハネ構造になりがちです。

うまく連携できて、単価も良心的であれば、登録してもいいなぁとも思うのですが。

エージェントも営利組織の為、より優秀でより安い人がいたら、ポンポン切り替えていきます。

しかもエージェントのディレクション能力が低く、クライアントからの要望・指示をまとめないで依頼が回ってくる場合、案件が炎上するケースをよく見ます。

まずは小さい仕事をふってもらうようお願いをし、いろいろなエージェント会社、担当と仕事をしてみて自分と合っているところを比較検討の上、見極めて長く付き合っていくのが良いでしょう。

常駐案件に飛びつく

これは、そもそも、サラリーマン、勤め人とあまり変わりません。
何のためのフリーランスなのかわかりません。

それでも副業自由、高月収、リモートワークもある程度、認められていたりなど、条件次第といったところでしょうか。

ただ、今まで常駐先をコロコロ流転したことがある身として、言わしてもらえば幸福度の高い働き方とはとても言えなかったです。

良い仕事の取り方

知人からの紹介

もっとも優良な仕事にありつける可能性が高いです。

条件はともかくトラブル可能性が低いというのは大きいですね。

やりがいという意味では、知らないお客さんの仕事よりも高いですし、単純にやっていて楽しいです。

この知人からの紹介で仕事が得られるというは、今までの交友関係など人生そのものが影響してきます。

誠実に交友関係を築いてきたかどうか、そして今現在、自分がどういう生業で、どのようにみんなの役に立つことができるかというのを常に発信していれば、この知人からの紹介という仕事だけで、食べるのに困らないくらいの仕事にありつく事も可能です。

注意点としては、ただ単に人脈が広ければいいという訳ではありません。
六本木や西麻布で毎夜パーティする成金や異業種交流会で出会った怪しい人との人脈などは、あまり信用できません。

そのような人脈は何かあれば一夜で霧散します。

様々なコミュニティに積極的に参加し、誠実な人を見極め、自身も誠実に1日1日を過ごしていく、それにつきると思います。

自分のポートフォリオサイトで集客する

ポートフォリオサイト・コーポレートサイトを作りこみ、自分で自分をPRして、直接、依頼を獲得するのもおススメです。

クラウドソースやエージェントを通さないので、マージンが生じませんし、打ち合わせを通じて、どのようなお客さんなのか、案件の内容はどのようなものか、把握できてから仕事になるというのは本当に大切だと思います。
制作費用がどうとか、納期がどうとかよりも、めちゃくちゃ大事です。

自分のポートフォリオサイトから依頼を獲得するというのは、お客さんの集客のためにサイトを作るという生業を続けていく意味でも、できなくてはならない案件獲得手段だと思います。

ただ、乱立する同業のポートフォリオサイトの中から、自分に依頼をしたいと思わせなくてなならないので、自らをプロ―もんションするための相当のスキル・熱量が必要になります。

自分で仕事を創造する

もしかしたら、一番のおススメ手段はこれだと思います。

クライアントワークでもクライアントワークでなくても構いません。

必要なのはアイディアとオリジナリティ、あとは当たるまでひたすら、スキルやサービスを練磨して、情報発信(アウトプット)しつづける事です。

特にクライアントワークではない、マネタイズが軌道に乗れば、仕事はさらに楽しく、安定していくのが確実です。

メディア運営でもYoutube配信でも、不動産経営でも農業でも構わないわけです。

比較的自由なフリーランスでもクライアントワークを脱して、はじめて本当の自由と呼べるかもしれません。

既存顧客への提案で仕事を増やす

今現在いるお客さんに営業をかけることも有効な手段です。

今までいただいている対価に対し、満足のいくサービスを提供できていたのであれば、提案は快く聞き入れてもらえる確率が高くなります。

これまで費用対効果の高いサービスが提供できていたかがカギになります。

そして新しい提案も信頼を損なうことなく固定客でいていただくためには、支払っていただいた費用よりも高いリターンを約束するサービスを提供する必要があります。

積極的な提案もいいのですが、あまりにくどい営業を頻繁に行うと、めんどくさがられますし、長い期間挨拶もほどほどに疎遠になっていると別の業者に乗り換えられたりもしてしまいます。

積極的な営業でなくても、定期的に時季の挨拶や、状況のお伺いをたてる事がとても重要だと思います。普段の人間関係と一緒ですよね。

クラウドディレクターへの登録

クラウドディレクターは、株式会社ParaWorksが提供している、いわゆる巷のクラウドソースとは一線を画す、新しいビジネスマッチ構造サービスです。

クラウドソースプロットワームで発注側、受注側に生じていたデメリットがうまく解消されている点が注目ポイントです。

詳しくはこちらをご覧ください。

クラウドディレクターサービスのご紹介

「クラウドディレクター」パンフレット

お問い合わせ

この記事を書いた人

山崎岳史

東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。

おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。

自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。

最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。

このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。

この記事を書いた山崎岳史個人に仕事のご依頼やご相談、世間話や飲みのお誘いなどがある場合は、コチラまでお気軽にご連絡ください。

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