FIREするならフリーランス!?5種類のFIREとフリーランスの相性を考察

複業ナレッジ・ノウハウ

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。

複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。

わたくしざき山は15年以上も前、サラリーマンだった時があります。

じぶんがフリーランスになったのは、前職のビッ●モー●ーばりのブラック企業が嫌になったからです。

そこには自由はありませんでしたし、あらゆる苦痛の源泉となっているような場所でした。

しかし、あまりにブラック企業だったからこそ、フリーランスとして独立する決心がつきましたし、今となっては感謝しています。

フリーランスとなってからは、ブラック企業時代よりははるかに天国な働き方を手に入れられましたが、その後、悩まされたのは定期的に訪れるモンスタークライアント・・・。

いつかは、完全なる経済的自由を達成し、本当に好きな仕事だけ、選んでやる・・・そんな生活スタイルにあこがれたものです。

自由を求めてフリーランスと言う働き方を選択した人なら、最終的にはFIRE(早期リタイア)を目指したいという人も多いのではないでしょうか?

そしてFIREを目指すなら、じぶんはフリーランスが一番可能性があると考えていますし、フリーランスの方がFIRE後の生活においても、人生を謳歌できると確信しています。

今日はフリーランス・サラリーマンを問わず、社会、とくに仕事上での不条理に苛まれている若者が、なれたらいいなと願ってやまないFIRE(早期リタイア)とフリーランスの働き方の相性・関係性に焦点をあててお話ししていきたいと思います。

フリーランスがFIREを目指すべき理由

フリーランスはYoutuberやスポーツ選手と同じ

断言します・・フリーランスの人はFIREを目指すべきです。

それは、べつに完全にリタイアして仕事を辞めるとかそういうわけではなく、収入が途絶えても死ぬまで生活できるという、経済的な不安を完全に解消した状態を目指すべきだという意味です。

その上で、働きたければ好きな仕事だけすればいいと思います。

なぜ、サラリーマンよりもフリーランスがFIREを目指すべきと考えているか・・・それは、40代・50代や60代での収入が見通せないからです。

サラリーマンであれば、とりあえず会社にしがみつきさえすれば、毎月の給料が支払われ定年までの収入に目途が立ちます。

しかしフリーランスは違います・・・。じぶんで仕事を獲り、こなすスキルがなくなれば収入はゼロです。

そう考えるとフリーランスはYoutuberやスポーツ選手などと同じ、先の見通せない危うき存在と言えるでしょう。
社会的にフリーランスのイメージや立場がいまいち向上しない理由もこのあたりにあるでしょう。

そして歳をとるとともに、体力・気力や頭の回転もにぶくなり、稼ぐ力は失われていきます。

歳をとるとともに給料が上昇していく傾向のあるサラリーマンとは真逆です。

フリーランスになるのが不安という人の気持ちもわからなくはありません。

しかしフリーランスには大きな武器・メリットもあり、安定を手放すかわりにビジネスが軌道に乗れば会社に搾取されないので、稼いだ税引き後のお金は基本すべて自分のものにできるので、うまくいけば収入は実質青天井です。(サラリーマンではこうはいきません)

フリーランスであればFIREは目指せますし、むしろFIREを達成するならフリーランスがもっともチャンスが大きいと思います。

若いうちにFIREするならフリーランス一択

前項で、フリーランスはYoutuberやスポーツ選手と同じというような表現を使いましたが、そこまで極端な世界とは言わないまでも、安定を手放す代わりにフリーランスには大きな夢があります。

たとえば努力嫌いで、突出したスキルもなく、比較的平均的なフリーランス像と言えるじぶんでも月収が100万円を超えることも今までざらにありました。

受託制作案件など自分の時間を切り売りするビジネスモデルでは、月収の上限は多くて100万円程度ですが、商品やサービスを開発して販売するまでを仕組み化するビジネスモデルを構築すれば収入は青天井です。しかもじぶんの時間も確保できます。

もちろんビジネスが当たるか当たらないかは頑張り度合いというよりも、運に左右される事が大きいです。

それでも若いうちに、熱量を持って試行錯誤を繰り返せば、よほどの才能に見放された人でもない限りは、チャンスは掴めるものです。

若いうちに一発でもいいので大金を掴めば、今の時代は、それを安定資産に組み込むことで、生涯にわたって不労所得を享受できる、良い時代です。

ただ、若いうちに大金を掴むと、それがいつまでも続くと錯覚し、安定資産ではなく浪費に回っていくというのも若者あるあるといったところなのですけどね。

しかし、若いうちにFIREを達成しようと思うのであれば、サラリーマンでは無理です。フリーランス一択です。

フリーランスならFIRE後の働き方も自在に設計可能

サラリーマンもいまでこそ、フレックス制や週休三日制、リモートワークなど、比較的自由な働き方に取り組む企業も増えてはきましたが、そんな風通しの企業ばかりではありません。

旧態依然とした、有給が使えなかったり、サビ残あたりまえの企業もまだ多く存在しています。

サラリーマンが、完全なるFIREもしくは、サイドFIREくらいの暮らしができる、ある一定の資産を形成したとしても、サラリーマンである以上、完全に仕事を辞めるか、決心がつくまでそのまま会社にいつづけるかのどちらかしか選択肢がありません。

意を決して脱サラしたとしても、いきなり脱サラした人に、働き方を模索する力がいきなり備わっている訳はなく、膨大な時間を持て余すことが予想されます。

仕事がなければ有意義な余暇は生まれないように、やりがいがあって楽しい仕事であればFIRE後も携わるべきなのです。

サラリーマンだとそれが難しいのです。半面フリーランスであれば、常日頃からじぶんの頭でビジネスを考え展開している訳で、FIRE達成後にじぶんの理想の仕事のみ実践するのは訳の無い事なんです。

単純に嫌な仕事は断わればいいだけですし、やりたい仕事があれば、今までと同じように創り出せばいいだけです。

5種類のFIRE

一概にFIRE(Financial Independence, Retire Early)と言っても、下記のように様々な形態のFIREが存在しています。

・コーストFIRE
・バリスタFIRE
・サイドFIRE
・リーンFIRE
・ファットFIRE

不労所得のみで生活費のすべてをまかなう完璧なリタイアではなく、じぶんの好きな仕事のみ厳選して働きながら、生活費の半分は不労所得で賄うなどの、フレキシブルな形態のFIREもあるわけです。

人それぞれの理想の働き方・価値感から達成したいFIREを目標にすればよいでしょう。

フリーランスはどのFIREと相性が良いのか、少し深堀していきます。

ファットFIREとは

「ファットFIRE」は、まぁまぁ高い生活水準を維持しながら、早期の経済的自立と早めの仕事からの退職を追求するリタイアプランになります。

ファットFIREは、ある程度、生活の快適さや豪華さにこだわり、高い生活費を支払いながらも経済的にも自立しするというのがミソです。

極端な倹約生活ではないし、仕事も完全に手放すということですね。

ファットFIRE志向の人は、以下の特徴を持っています。

●高い生活費・・・ファットFIREの人は、高いレベルの生活水準から生活水準を落としません。
高級住宅、高級車、高級旅行、高品質の食事、エンターテインメントなどを必要不可欠なものとして消費するための金額、それらを織り込んだ資産を蓄えます。

●豊かな生活スタイル・・・ファットFIRE志向の人は、贅沢な生活スタイルを追求し、リタイア中もより積極的に豊かな経験や趣味を楽しむことを重視します。
快適さや幸福感に重点を置くものです。

●大規模な財産・・・ファットFIREを追求する人々は、多額の財産を持つことが一般的であり、それをリタイア資金として利用します。
これは、高い生活費をカバーするために必要な資金を確保するために必要です。

ファットFIREは、個人のライフスタイルと目標に合わせてカスタマイズします。
高い生活水準を維持しながらも経済的自立を達成することができる方法を目指しますので、ファットFIREを達成するには、それぞれの人が求める生活水準のレベルによって必要な資産額は変わってきます。

いわゆる誰もがうらやむFIRE像は、このファットFIREを指します。

サイドFIREとは

「サイドFIRE」は、、主要な職業や収入源の傍らに、追加の収入源やサイドビジネスを確立し、経済的自立を達成するための戦略を指します。
サイドFIREは、早期の経済的自立と早期の退職を目指す人たちの中で、メインの職業に固執しながら、追加の収入を生み出す方法として広く認知されています。

具体的には、サイドFIRE志向の人は、メインの仕事や職業につきながら、追加の収入源を育てます。
これは、副業、フリーランスの仕事、投資、不動産、オンラインビジネスなど、さまざまな形態が考えられます。
サイドFIREを実現するためには、追加の収入を最大化し、貯金や投資を通じて独立資金を準備することが不可欠です。

サイドFIREの利点は、メインの職業や仕事をキープしつつ、経済的自立過程の途中で追加の収入を持つことができるため、リタイアの目標をより早期に達成できることです。
また、サイドFIREは個人のスキルや関心に合わせてカスタマイズでき、多くの人にとってファットFIREよりもハードルが低いです。

ただし、サイドFIREを実現するには、時間と労力を投資する必要があります。
主要な職業や仕事とのバランスを取りながら、追加の収入源を育てることは、効果的な計画と適切な時間管理が必要です。また、リスク管理と資産管理も重要です。

コーストFIREとは

「コーストFIRE」は、60代で仕事をリタイアするまで基本的にフルタイムで働きますが、資産運用によってやりくりできる「老後の生活費を確保」したうえで、日頃の生活費はフルタイムで働いたお金から捻出するのが特徴です。 定年後に何か仕事をさがさなくても、リタイアするための資金は確保できているため、心に余裕をもって働きやすい状態です。

コーストFIREは支出を賄うための収入は必要になります。
そのかわり、老後のための貯金の心配はもう要らない状態に達することを意味します。

世間が、イメージしているFIRE像とは違いますね。老後のための蓄えをしておくという、ある種、一般的な姿勢とも言えます。

バリスタFIREとは

「バリスタFIRE」は、パートタイム労働の利点と退職後の自由を組み合わせたスタイルです。
基本的には、フルタイムの仕事を辞め、ある程度、福利厚生のあるパートタイムやアルバイトの仕事に就くことで生活するスタイルです。

バリスタは一般的にコーヒーショップやカフェでコーヒーを調理・提供する仕事を指します。

バリスタFIREの考え方は、バリスタや同様の低賃金の仕事に従事しながら、投資を通じて経済的自立を達成し、早期にリタイアを目指します。

自分自らビジネスを創出しなくても良いので、フリーランス的な働き方が苦手で、それでいてフルタイムの責任の重い仕事からはdサッシュツしたいという人には向いているスタイルです。

リーンFIREとは

「リーンFIRE」のリーンとは「痩せすぎ」という意味です。

要はリーンFIREはファットFIREの逆のスタイルで、お金の消費、特に生活費を最小限に抑えながら早期の経済的自立と早期の退職を目指すリタイアプランを指します。

リーンFIRE志向の人は、以下の原則に基づいて行動します

●最小限の生活費・・・生活費を徹底的に削減し、必要最小限の支出に徹することを目指します。これには低コストの住居、節約型の食生活、公共交通機関の利用などが含まれます。

●副業や追加収入・・・リーンFIREを実現するために、副業や追加の収入源を活用します。これにより、貯金や投資による経済的自立を早期に達成する手助けとなります。

●資産の効果的な運用・・・節約した資金を効果的に運用し、将来の生活費を資産から引き出すためのポートフォリオを構築します。

リーンFIREの目標は、最小限の貯金で経済的自立を達成し、早期にリタイアを実現することです。

目標資産も少なくてすみ、とにかく早いブラック企業脱出を望む若者におススメしたいスタイルです。

極端な例としては、田舎でゼロ円生活に挑むみたいなYoutube企画がありますが、あれを実践できている人が、究極のリーンFIRE達成者ですね。

みんなの声

まとめ

もちろんFIREになれば人生の不安やストレスがすべて取り除かれるかというと、そんなことはありませんし、じぶんは世の中に必要とされていない感覚に苛まれるというFIREした人、特有の悩みがあるようです。

しかし、大事なことは選択肢が広がる事だと思います。

経済的自由を達成すれば、ブラック企業のパワハラ上司のような人物と付き合う必要はなくなりますし、お金のために自分のやりたくない仕事に従事し、人生という短く有限な時間を消費する事も無くなる訳です。

そしてなるべく時間を有意義に使える若いうちにFIREを達成するには、フリーランスという働き方が、もっとも適していると断言できます。

人は楽するため、自由を手に入れるための苦労なら、耐えられます。

ぜひ、高度なスキルやリテラシーを獲得してフリーランスとしてビジネスを成功させ、若いうちにFIREを達成してください。


この複業ワーク推進メディア「ウィズパラ」を運営する株式会社パラワークス(Wantedly
ページはコチラ
)では、優秀なスキルを持つ複業志向を持つ方からのコンタクトを常に募集しております。

デザインスキル・プログラミングスキル・マーケティングスキル・広告運用スキル・ディレクションスキル・ライティングスキルなど必要としているスキルは多種多様。

転職ではなく複業ワークという働き方に興味があるエンジニア・デザイナー・マーケター・ディレクターの方は、ぜひ問い合わせフォームからお声がけください。

ParaWorks社長中村さんの「ウィズパラを運営する僕の”建前”と“本音”」もぜひ合わせてお読みください。思わず連絡したくなりますよ。

ウィズパラを運営する僕の”建前”と“本音”


この記事を書いた人

山崎岳史

東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。

おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。

自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。

最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。

このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。

この記事を書いた山崎岳史個人に仕事のご依頼やご相談、世間話や飲みのお誘いなどがある場合は、コチラまでお気軽にご連絡ください。

この記事がためになったなぁという人は、SNSで紹介いただいたり、下記のSNSアカウントをフォローしていただけると嬉しいです。

寄稿・取材協力を頂ける方はこちら ワーカー登録ボタン 企業ご担当者様へボタン
ワーカー登録バナー ワーカー登録バナー
あなたにオススメの記事
複業ナレッジ・ノウハウ
フリーランス営業複業
2023.07.14
フリーランス歴16年の大ベテランが教えるフリーランスが肝に銘…

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。 複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必 […]

複業ニュース
複業マッチングサービス
2019.04.18
副業・フリーランス営業職のマッチングプラットフォーム「kak…

フリーランスや副業の営業職をマッチングする「kakutoku」が1.4億円調達とのこと。 https://kakutoku.jp/ IT業界やデザイナーなどのクリエイティブ職で特に複業・パラレルワークは進んでいる印象です […]

複業ニュース
フリーランス副業市場規模
2018.09.29
ついにフリーランス市場規模20兆円・副業市場規模8兆円超えへ

フリーランス人口について ランサーズ㈱はフリーランス実態調査を実施しました。 https://www.lancers.co.jp/news/pr/14679/ 2018年版の調査結果として、日本のフリーランス人口は前年横 […]

複業ナレッジ・ノウハウ
2021.03.16
すべてのクライアントワーカー(Web制作者)に伝えたい…“ク…

自分がWebのクライアントワークを生業とするフリーランスになって、もっとも良かったなと感じるのは引き受ける仕事を選べることです。 お付き合いするお客さん(クライアント)を選べると言い換えてもいいかもしれません。

ページの先頭へ