【ワーカーインタビュー】クラウドソーシングを利用して海外フリーランス生活!

複業実践インタビュー

皆さまこんにちは、HARUです。

日本を離れて海外でフリーランスとして働くことを選択した方へのインタビュー第一弾!

今回は日本から直行便で約6時間、タイの首都バンコクでパソコン一つで生計を立てている、30代の女性にスポットを当ててみたいと思います。

清水さんは東京の国立大学を卒業後、自分の好きな「旅行」を仕事に生かすために大手旅行会社へ就職。その後約10年勤めた旅行会社を昨年退職し、晴れて念願だったバンコクの地で生活をしている方です。
フリーランスの実態だけでなく異国の地での生活スタイルなどもたっぷり伺いたいと思います。

1.清水さんとクラウドソーシングの出会い

【そもそも、なぜフリーランスになったのですか?】

日本での仕事はやりがいもあり、待遇の面でも満足いくものでした。
私の場合は、例えばよく聞くような「海外に住みたいから仕事を辞める」という形ではありませんでした。
仕事も私生活も有意義に過ごしていたある日、会社から、海外支店への異動が出たのです。

もともと海外に住みたいという気持ちは心のどこかであったのですが、その辞令と言うのがインド赴任(笑)
私、インドはどうしても苦手なんです!あのアクの強い国民性とかほとんどカレーのみの食事なんかを考えたら、どうしても赴任するのをためらう気持ちしか浮かびませんでした。

【辞令を断るというのは会社的には大丈夫だったのですか?】

いえ、全然(笑)
実際に私も最終的には会社に居場所がなくなり、退職をすることになりました。
退職後はおかげさまで自由な時間が余りある毎日なので、色々と考えてしまうのですね。これからどうやって生きていこうとか、大好きなタイでしばらく暮らそうかなとか…。

【ここで”タイ”が出てくるわけですね!】

そうなんです!
けれどもそうなったら、仕事はどうしようかなぁという悩みが出てきて…、そこで「フリーランスのライター」と言う発想が出てきたのです。

【それでは、日本では全く経験がないことなんですね?】

はい、全く!
ですので最初は苦労しました。クラウドソーシングと言う最近話題の、パソコン一つで記事執筆が出来て報酬がもらえるサイト経由でお仕事をもらったのが始まりです。
幸いにも文章を書くのは昔から大好きだったので、毎日ひたすらかたかたキーボードをたたいていました。

【クラウドソーシングでの稼ぎはどのくらいだったのですか?】

バンコクで暮らし始めてすぐに取り組んで、最初の1ヶ月は約2万円でした。
ところが慣れてくると、翌月には月3万円になり、またその次の月には5万円になり…という形で、何とかこの街で暮らしていける程度の稼ぎは得ることが出来ています。

2.清水さんの現在は、企業との直接契約のお仕事も

【クラウドソーシングだけで生活していけるものですか?】

やはり物価が安いバンコクとは言え、クラウドソーシングだけの報酬で生活となると、少し厳しいですよね。
私にとってラッキーだったのは、私の記事を見たある企業様から直接、スカウトを頂けたことでした。
直接取引となると収入も安定しますし、何より記事単価が圧倒的に高いです。

【それではズバリ聞きますが!現在の年収はおよそそれくらい?】

年収ですか?
ん~…現在はこの大きなクライアント様がいますので、月々にしたら20万円程度は頂けてると思います。
ですがやはりフリーランスですので、収入の良しあし以上に「安定した」お仕事を頂けるクライアント様を大事にしたいと常日頃から思っています。

3.清水さんの主な仕事内容とフリーランスの良い点、悪い点

【どのような記事を書かれるのですか?】

得意分野としてはまず、「旅行関係」です。
前職も旅行会社でしたので、何よりも得意ですし、好きな分野になります。
あとは「不動産」や「保険」、それに最近流行りの「仮想通貨」なんかも受け持つことが多いです。

【広範囲にわたって専門知識をお持ちなんですね!】

特に不動産や保険などの金融商品関連の知識は、フリーランスになろうと決意した時から日々勉強して、書けるようになったんです。
旅行などの分野はどうしても記事単価が低いのですが、この不動産や仮想通貨などの記事は、報酬が高いんです(笑)

【フリーランスになってよかったことと悪かったことを教えて下さい】

良かったことですか?
うーん…改めて聞かれるとパッと口に出てこないのですが、時間を大切にするようになったことですかね。
会社勤務の時は言うなれば、暇な時でも椅子に座っていればお給与をもらえることが出来た。でも現在は、椅子に座っているだけでは一銭もお金は入ってこないんです。

そういう風に考えるようになったので、例えばバンコク市内を歩いていても「あ、この情景は記事にできるかも」と、何でも仕事に結びつけて考えるようになりました。なんというか、時間をすごく大切にして今を生きているように感じます。

逆に悪かったことを強いてあげるなら、やっぱり安定しないことですかねぇ。
今の大きなクライアント様との取引が終了すれば収入は一気に減るし、今でも、月30万円の稼ぎの時もあれば月15万円の時もあるしで、もう毎日がジェットコースターのようです(笑)

4.清水さんの今後のビジョン

【最後に、清水さんの今後の生活の目標を教えて下さい】

大好きな街で生活するための「手段」として私は、フリーランスのライターと言う職種を選びました。
本当の意味で収入が安定してきたら、もっと色んな国で生活をしてみたいと思います。
今の目標はインドネシアのバリ島!バリのヴィラで大好きな記事作成をしながら、のんびり暮らしてみたいです!

【え?バンコクはもう飽きてしまったのですか?】

いえいえ(笑)
でも最近のバンコクは物価も上がってきたし日本人も多くなってきて、あまり東京と変わらなくなってきてると感じてまして(笑)

思いがけないタイミングで海外に暮らすことになり、そのための手段として「フリーランス」という職業を選んだ清水さん。
慣れない異国の地で今のような生活を維持するまでには、相当の努力があったことでしょう。

日本では「フリーランスのライター」と聞くとどことなく、給与も安い上で常に締め切りに追われ、貧乏暇なしのようなイメージをお持ちの方もいると思います。
ところが清水さんに代表されるように、日本とアジアの物価格差を利用して、上手に暮らしているフリーランスの方も多くなってきました。

次に清水さんに出会うときは、バンコクではなくバリ島のビーチでのインタビューになるのかもしれませんね。
今の自分に正直で、今の自分が大好きだとおっしゃっていた清水さん。
生き方がとてもステキでした。

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