独立や複業ワークをはじめ長期的に成功する人、廃業する人の決定的な違い6選

複業ナレッジ・ノウハウ

皆さん、こんにちは100の生業を持つ現代版百姓の山崎です。

今日は複業ワーカー、フリーランスや会社を立ち上げて独立起業したい人に絶対的に必要不可欠なマインドセットの話をしたいと思います。

これから、いや、今現時点で日本の終身雇用制度は完全に崩壊していますので、実際に独立や複業ワークに踏み切る人は増えています。

ただその中でも、継続して利益を上げ続けられている人は、絶対的に少数です。

これは私が12年のフリーランス人生の中で、多くの同業フリーランス、中小企業経営者、複業ワーカーを見てきて痛烈に感じた事です。

その中で順調に長期的に安定して事業を育てていける人と、上手くいかずに事業をたたむ人では決定的に何が違うのか。

長い経営者としての経験から、統計的にその特徴をあぶりだしました。これらの特徴には、かなりの確信をもっています。

独立や複業ワークをはじめ長期的に成功する人、廃業する人の決定的な違い6選

1.廃業する人は事業にオリジナリティがなく、上手くいっている他の人のビジネスの後追い丸パクリ

最近では空前のタピオカミルクティーブームが到来し、町中で猫も杓子もタピオカミルクティー屋を出品し、ブームが過ぎ去った今、閑古鳥が鳴いている店をチラホラみかけます。

ブロガーやアフィリエイターがもてはやされれば、そこに殺到し、仮想通貨で奥りびとが出れば、そこに殺到し、Youtuberがもてはやされれば、そこに殺到し、せどり・転売が熱いと言われればみんなそこに殺到しますが、基本的に長く安定した仕事とは、ひとからあまり注目を浴びないというより、誰も手を出していない&真似が難しいビジネスをやるべきなんです。

このブームに乗る癖というのは、非常に厄介かなと思います。まぁ何のポリシーもなく短期的にパッと稼いで、違うものが流行れば、またそれを真似るというのを良しとしているのであれば、それも否定はしませんが、自らのオリジナリティで、他の人が真似をできないような仕組みをじっくりと練磨していくというビジネスは、長期的に安定して利益を上げ続けられるのはもちろん、お金を稼ぐ事よりも、なにより楽しいしわくわくします。

これぞ自分で仕事をやる醍醐味ではないでしょうか。

商品からビジネスモデル、チラシやWeb広告などマーケティング手法もまるまるパクりの人は、結局ビジネスへの熱意・クォリティという意味で、オリジナルを凌駕することが難しく、先行者優位のオリジナルに到底及ばず、撤退ということになります。

ちなみには皆さんは、他の誰もやっていないビジネス・事業を考えてみてくださいと言われていくつ考えることができるでしょうか?

確かにまったく世に出回っていないビジネスアイディアを創出するのは並大抵のことではありません。

それであれば既存のビジネスを少しひねって掛け合わせるというやり方がおススメです。

例えばラーメン屋をやるのはベタベタでサービス供給過剰の過当競争になりますが、これをソーメン屋にして激辛・大食いなどの要素を絡めれば、かなりオリジナリティの高いお店が出来上がります。

2.正直、運の要素もでかいビジネスの世界、廃業するは当たるまで続けられない

ビジネスの世界はこうやれば当たるという絶対法則は存在しません。

スティーブジョブズでも孫正義でも数々の失敗の上で成功を手に入れています。

才能・努力・熱意をフルコミットさせた上で、それでも当たるか当たらないか、それは誰にもわからないという事になります。

ここで何より重要なのは、試行回数の多さです。失敗の数と言いかえても良いと思います。

大多数の普通の人は、事業が当たる前に、いくつかの失敗に遭遇し途中であきらめています。

超大事な事を言います。

ビジネスで成功している人は失敗しない人でなく、成功するまで失敗を繰り返し、それを教訓としてチャレンジし続ける人です。

超大ベストセラー、名著中の名著「仕事は楽しいかね」で、こう一節があります。

大切なのは「試す」ことであり、それを恐れてはいけない。失敗することは当たり前で、10回中1回成功すればオッケー。次第にその確率を上げていけばいい。成功者と呼ばれる人達は皆、試行回数を増やしていく中で成功を収めたのだから。

また、1.の「廃業する人は事業にオリジナリティがなく、上手くいっている他の人のビジネスの後追い丸パクリ」にも通じますが、こうものべています。

本当に生き生きと仕事をして成功をつかんだ人とは、「右に倣え」をしなかった人たちだ

この書物はそんじょそこらの、ビジネス参考書を読むよりはるかに仕事に対していい影響を及ぼしてくれるので一読することをおススメします。


あとは、現状維持をすることなく、試行を繰り返さなければ、いずれ詰むよというメッセージが込められた、こちらも名著中の名著『チーズはどこへ消えた』も、これから複業ワークやフリーランスを目指す方には必読の書としておススメいたします。


3.廃業する人は単純なマネーリテラシー不足

経営とは稼ぐことだけに視点を注ぎがちですが、この「稼ぐ」意外にも他にお金を「貯める」、「守り」、「使う」、「増やす」という5つの総合的な力(リテラシー)が必要になります。

稼ぐことだけにフォーカスしていると、何億というお金は稼げたものの、税金の知識が無く、納税時に落とし穴に落ちたり、絶好調の時にどんちゃん遊びに散財してお金を使い果たしたり、稼ぐお金が多くなるに比例して不必要な固定費が上がって全然お金が貯まらなかったり、胡散臭い投資話に飛びついて全財産ふっとぶどころか、借金をおったり、せっかく稼いだお金をそのまま放置して、自己投資や健全な投資にお金を回さず、さらにお金を増やす機会を損失したり・・・

どうやら、お金持ちになるには、仕事が当たるだけではダメなようです。

本業の知識だけではなく、骨太のマネーリテラシーを身につけなけばならないとは人生とは本当に大変ですね。

下記の動画はマネーリテラシーを磨くのにもっとも適していると思いますので、良かったら見てみてください。

両 学長 リベラルアーツ大学

Screenshot of www.youtube.com

4.廃業する人は特定のビジネス、特定の顧客に集中依存

会社の「平均寿命」は24年程度です。

この終わらないビジネスは無いという事ですね。

事業をいくつか走らせていると、意外なヒット、思わぬ大儲け、労力に見合わぬ割りのいい仕事・案件に遭遇するラッキーなことがあります。

しかし、これがいつまでも続くと、サービスを練磨し続ける事もなく甘い汁をすすっていると、ある日、いきなり終わりがやってきます。

ボロい(大した労力を割かなくても儲かる)商売ほど、終わるのは早いです。

収益源はできるだけ幅広いサービス、顧客に分散することをおススメいたします。
とくにクライアントワークでは売り上げの半分以上を一社に依存している状態は、かなりリスキーです。

その他、収益が上がったら、そのお金で、新しいサービスの開発、自己投資に注ぎ続けるという再投資を続けていなければ、自分のビジネスがいきなり通じなくなり稼げなくなった時に、後悔することになるでしょう。

5.廃業する人は欲や恐怖に負けている

ビジネスは本業のスキルが突出していたり、いかにマジメに毎日労働に打ち込んでいても、それを一気に帳消しにする落とし穴に足をすくわれ仕事を廃業に追い込まれる大失敗が多々あります。

人がビジネスでもプライベートでも退場必至の大損害をおうときは、必ずと言っていいほど「欲」にかられているときです。

知人やセールスマンから言葉巧みに儲け話にそそのかされ、ポンジスキームのような投資詐欺に騙されたり、詐欺でなくても極端に投機性の高いFXや仮想通貨の信用取引で借金をおったり、ネットワークビジネスに手を出したりや高額情報商材を買って胡散臭いビジネスに乗り出し、周りからの信用・評判を落としたり・・・・

そんな残念な人たちはごまんと見てきました。

また「欲」の他にも「恐怖」にも要注意です。

大きなチャンスを見逃したり、他人(他者)から不平等な条件で、お金や時間を搾取されるときは、、必ずと言っていいほど「恐怖」にかられているときです。

例えば大きなお金が動くという理由だけで、合理的で成功の確率の高いビッグビジネスを断ったり、高圧的なお客さんの不条理な要求についつい屈してしまったり、必要以上に失敗を恐れて、自由な働き方を放棄して、またブラック企業に舞い戻ったり・・・

6.儲かる事が正義、儲かれば何をやってもいいという経営者はみんな消えていった

悪どい、アコギなビジネスで大金を稼いでる人も大勢見てきましたが、総じて長くは続かず末路は悲惨なものでした。

アコギなビジネスで稼いだお金というのは、なぜか身につかず、散財してほとんど残らなことがほとんです。

まさに悪銭身に付かずですよね。

ビジネスの世界には「三方よし」という言葉があります。

「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる。」

どれかがかけるだけでも不十分です。買い手をだますのではなく、売り手と買い手が両方満足するWin-Winのビジネス、そしてそのビジネスが社会全体にもいい影響を与えているという状態が、近江商人の「三方よし」というやつです。

この「三方良し」に当てはまらない「ビジネス」が、市場から淘汰されるのは言われるまでもありません。

特に今はSNSやクチコミサイトをはじめとするプラットフォームで評判が一瞬で広まる世の中です。

「誠実・信頼・信用・ギブの精神」のようなものがビジネス上の強力な財産になる傾向が強まっています。

今回の記事は、具体的なノウハウというよりは、だいぶ精神論というか、道徳的なものになりました。

でも、それが一番大事な事だと確信しています。

こうやれば稼げる系の小手先テクニックより10000万倍大切な事です。

この記事を書いた人

山崎岳史

東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。

おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。

自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。

最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。

このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。

この記事を書いた山崎岳史個人に仕事のご依頼やご相談、世間話や飲みのお誘いなどがある場合は、コチラまでお気軽にご連絡ください。

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