2021.02.15
ひとつの会社、ひとつの収益源に依存しない「複業」という働き方のススメ
100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。
今日も複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。
自分は昔から、自分の好きな仕事だけやりたい、自分の好きな人たちとの仕事だけやりたい、好きな時間に好きな場所で仕事をしたい・・・それでいて生活するのに不自由ない収入を得たい・・・。
昔から大マジメにそう思ってきました。
贅沢な事でしょうか?そんなうまく行くはずないと思いますでしょうか?
以前の会社組織に蔓延していた、社会人になったら理不尽に耐えるのがあたりまえという空気が自分には耐えられませんでした。
最後勤めたブラック企業での日々で、それは確信に変わり・・・
当時何の蓄えも準備もなく、思い切ってフリーランスとして独立しました。
それから、はや12年・・・多くの取引先との出会いに恵まれ、楽しくて良い条件の案件のみをひき請け、毎日楽しく仕事が出来ています。
それでいてサラリーマン時代の月収を下回ったことは一度もありません。
「ひとつの会社、ひとつの収益源に依存しない複業という働き方のススメ」
というテーマで話して行こうと思います。
※この記事はWantedlyに掲載したものです。
https://www.wantedly.com/companies/company_3366457/post_articles/309749
ひとつの収入源に依存すると不幸になる?
なぜ、ひとつの会社、ひとつの収益源に依存しないほうがいいか、まずは結論から言います。
それは、変化の激しい時代では、ひとつの会社や取引先に収入の全てを依存するのはリスクが大きすぎるからです。
リスクが大きい状況に身を置くと、常にストレスを感じ、幸せにはなれないからです。
自分の会社に忠誠をつくしたとしても、いざというとき、会社は守ってくれません。(昔は守ってくれたかもしれませんが・・)
それどころか、ひとつの会社組織、取引先から全ての収入を得ている状況では、理不尽な要求や、パワハラ・モラハラのような扱いを受けたとしても、屈するしかありません。
また単純にある日いきなりリストラや、仕事を切られる可能性もあります。
自分はそのことに気づき、サラリーマンという働き方は、実はそんなに安定していないのではないかと思うに至りました。
独立してフリーランスになった当初は、フリーで働くなんて危うい働き方に身を置くなんて、よくそんなことができるね、などとの声もかけられましたが、自分はむしろサラリーマン時代の方がはるかにリスキーな生き方だったと確信しています。
いまや、日本のトップ企業のトヨタ自動車でも、今後、終身雇用体制を維持できないと明言しています。
終身雇用をあてにしているサラリーマンは、これからの時代は本当にリスキーなんです。
みんながみんなフリーランスになるべきと言っているわけではありません。
会社に所属しながらも、副業を行って、将来に備えましょうと言っているわけです。
収入源の分散・・・収入源は数が多ければ多いほど良いです。
ちなみに自分はWebのディレクター兼フロントエンジニアがメインのナリワイですが、デザインもすればシステム開発もすれば、マーケティングやコンサルなんかもやりますし、ここでの寄稿もそうですがライターとしても活動しています。
もちろん取引先は1社ではなく、数多くいらっしゃいます。
ジャンルも取引先もとても多く分散できている状況です。
とある一社から、仕事の打ち切りを言い渡されても、次の月から収益がゼロになるようなことはありません。
ストック型の収益を積み上げることによって、制作案件がない月でも、生活費を上回る収益の確保も出来ています。
サラリーマンのみなさまにも、ぜひ、この「複業」という働き方を、今後実践してみていただく事をおススメいたします。
多くの企業で副業が解禁された昨今ですが、それでもサラリーマンの皆さんで実際に副業に手を付け始めた人の割合は、まだまだごく少数派です。
ここではサラリーマンの方が、「複業」という働き方を、実践するためのマインドやアクションプラン/ロードマップを少し紹介していいきます。
「複業」という働き方を、実践するためのマインド/アクションプラン/ロードマップ
仕事のを大別するとマックジョブ/スペシャリスト/経営者/投資家があると理解する
マックジョブはいわゆるマニュアルにて誰しも従事可能な代替え可能のルーチンワークになります。
汎用的には使用できない、その会社内でしか、必要のないスキルで従事する業務もこのマックジョブに含ませてよいでしょう。
スペシャリストはいわゆる職人、ひとつのフィールドで知識やスキルを突出させて、そのスキルを売り物にする技術職です。
汎用的で高度なスキルを身につければ、ひとつの会社にしばられることなく、他の会社に転職してキャリアアップすることも容易です。
経営者は自分でビジネスを持つ働き方です。
社員を雇ったり、外注を使ったり、自らを労働力として商品・サービスを開発し、付加価値をつけて販売する形態です。
投資家は、原資をもとに、株式や不動産、金などのコモディティETFなど金融資産に投資し、お金に働かせて不労所得(資産所得)を得る形態です。
複業体制を整えるにはスペシャリストか経営者になるべく仕事を選ぼう
この中で、「複業」という働き方を実現させるうえで、もっとも回避しないといけないのは、スキルのストックができない「マックジョブ」です。
その会社のマニュアル上の仕事には精通するかもしれませんが、何年たっても、他の会社・業種で通用する汎用的なスキル・知識が身につかないためです。
今サラリーマンとしてつとめている会社で、自分の業務がつぶしの効かないマックジョブであると感じている場合は、部署チェンジの要望を出したり、転職したりして、「プロフェッショナル」になるべくスキルの獲得ができたり、「経営者」として自分でビジネスを行う上で必要な知識が身につく業務に身を置きましょう。
一番のおススメはやはり「経営者」思考を身につける事です。
「プロフェッショナル」は延々と競争にさらされるので疲弊しますが、「経営者」であれば、自分がスペシャリストにならずとも、別のスペシャリストの人を使い、付加価値の高い商品・サービスを創れれば、収入的にもスペシャリストより全然稼ぐことも可能になってきます。
実務に勝る学習無し・・・複業を今すぐはじめよう
スキルが身についてから・・・ある程度の蓄えが出来たら・・・
先延ばしにしてしまうのであれば、たぶん一生そのままです。
ちなみに自分が独立したとき、残念ながら準備が万全とは到底言える状況ではありませんでした。
お金は数十万円程度しかなく、生活費2か月分程度です。
Webエンジニアとしてのスキルも、当時は中途半端で、とてもプロフェッショナルと呼べるものではありませんでした。
ただ、自分はまずは独立して、はったりでも自分を売り込み仕事を獲得してまい進することを決意しました。
そのため、独立当初は実力不足から、さんざん苦労する羽目になりましたが、おそらくサラリーマン時代、本業のかたわら独立の準備のために座学で勉強しても、活きた知識やスキルは身につかず、いつまでも独立する機会はおとずれず、日に日にブラック企業によって、気力と時間を搾取されていたこととと思います。
まずは「やってみる」というのが何より重要です。
いきなり独立は、流石にハードルが高いかもしれませんが、会社に勤めながらの副業であれば、そこまでハードルは高くないですし、やらないのはただの言い訳、やらない手はないでしょう。
スキルは何でも構わない・・・大事なのはセルフプロデュースと自己PR
何のスキルを学ぶかは、仕事の多い少ない、やりがいや、適性、収入の多寡にも影響がありますので選定は慎重にすべき・・・・ではあるのですが、ぶっちゃけ何のスキルであっても、自分の自己PRがうまかったり、露出が多かったりすれば必ずニーズがあります。
何のスキルでも大丈夫です。
たとえば、Webのスキルも最先端で高度であればあるほど仕事にありつけるかというと、それは先入観や思い込みです。
意外に簡単なHTMLやCSSを完璧にスピーディにこなすだけの人材の方が、多くの仕事にありつけたりするみたいのものです。
何のスキルを習得するかよりも、自分の強みをひたすら(多くの人に)心打つメッセージでPRすることが何より重要です。
あなたのスキルがお世辞にも、高度な水準と呼べるものでなくても、数万人の目に触れるように自己PRすることができれば、仕事の獲得はそんなに難しい事ではありません。
ニーズは一定数必ずあるものです。
ようは、Webサイト、ブログ、Youtube、各種SNS、マッチングプラットフォームなど、利用できるものは、何でも利用し、自己PRの情報をアウトプットできればいいのです。
はったりとまでは言いませんが、自分に自信を持って、自分の強みをアピールする。
能ある鷹は爪を隠すといいますが、隠す事は何のメリットにもなりません。
学びて富み、富みて学ぶ
この変化の激しい世の中では、一生安泰という組織、ポジションやスキルなどはすでに存在しないようです。
日本という国も尋常ならざる少子高齢化と財政悪化で、世界の諸外国と比較しても国としての地位が低下の一途です。
福沢諭吉が「学びて富み、富みて学ぶ」、ようは自己投資がなにより大切と言ってましたが、今の不遇の時代の荒波を渡っていくには、まさにこの姿勢が必要になってきます。
貧富の差は、結局のところは学んでいるか、学んでいないかで決まっています。
そして学ぶべきは、学校で勉強するような何の役に立つのかわからない試験用のものではなくて「実学」、
ようは実際に世の中をより上手く渡り歩く処世術、コミュニケーション能力、商売のノウハウ、時代の流れを読むことなど、自分の富を増やす汎用的な能力なのです。
依存しなくて済むこと、すなわち自由
自分は、独立する前、そして独立してからの数年間、数多くの苦労を味わってきましたが、それはすべて自由を勝ち取るためです。
今は勤め先の会社の理不尽上司の不条理な指示に従ったり、特定の取引先の意向に振り回されることなく、自分が付き合いたい人とだけ楽しく仕事ができる体制を構築できました。
ぜひ、みなさまも自分の人生のリスクを下げるために、ひとつの会社組織に依存する状況を脱して、複数のナリワイを獲得してみてはいかがでしょうか?
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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この記事を書いた人
山崎岳史
東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。
おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。
自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。
最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。
このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。
この記事を書いた山崎岳史個人に仕事のご依頼やご相談、世間話や飲みのお誘いなどがある場合は、コチラまでお気軽にご連絡ください。
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