円安効果絶大!?これからのフリーランスは海外を相手に商売すべき理由

複業ナレッジ・ノウハウ

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。

複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。

じぶんはメインのWebの受託制作業以外にも、様々なナリワイを持っている複業ワーカーで、フリーランスとして独立してはや14年が経過する訳ですが・・・

2022年に入って今までにはない特に大きな変化を感じます・・・

それは、外国人の人から多くの依頼が舞い込むようになったという事です。

日本人からよりも外国人の人からの依頼が多いというのはこれまでには無い事です。

2022年は引続きコロナ禍の際に行った未曽有の金融緩和と、ウクライナで勃発した戦争などでエネルギー供給不安や食料不足が加速し、世界的に急激なインフレに突入し、各国がインフレを抑え込むべく政策金利を引き上げています。

世界各国が政策金利を引き上げる中、日本だけは政策金利の引き上げが出来ない状況で、日米の金利差から、急激な円安となっています。

2022年7月現在、1ドル139円まで円安が進行しています。

日本でも物価は高騰していますが、それは、円安にともなう海外からの輸入品だけで、国内産のモノは無風状態です。

日本はもともとデフレな事もあって、海外に比べ、現時点でも物価はかなり安い状態におかれています。

物価の安さと、円安の2つの要因で何がおこるか・・・それは外国人による日本での爆買いです。

日本で打っているiPhone、飲食店で頼むメニュー1品1品、日本の土地・不動産、宿泊費、人件費・・・・

今、日本に来る外国人は、日本のあまりの物価の安さに円安効果もあいまってビックリするそうです。

かつての円高時代・・・日本で稼いで貯めたお金を持って海外に移住すれば一生遊んで暮らせる・・・そんな時代もあったようですが、今となっては過去の話。

今では物価の安い日本にこぞって外国人が買い物に殺到しているらしいのです。

不動産やレジャー施設なども外資に買い占められているとニュースで報じられています。

一見、弱くなった日本を目の当たりにしているようで、暗い気持にもなりますが・・・自らビジネスをするものとしてはチャンス以外の何物でもありません。

円安をビジネスで味方につければいいだけです、それは、海外・外国人のひとに向けてモノやサービスを売れば良いのです。

それは何も、企業だけの話ではありません。

一個人、フリーランスにとっても海外・外国人を対象にビジネスを展開すべき時代に来ているのです。

これからのフリーランスは海外・外国人向けのビジネスを開始すべき理由

日本の総人口は人口の減少がはじまっているとはいえ、2022年現在で1億2580万人おり、中国やインドとは比較にならないくらい少ないものの、世界の数ある国の中では、日本は11位に位置しており、人口はかなり多いほうの国に入るのです。

国の総人口が多いという事は、内需だけで潤う事が可能ということを意味しており、これまでの日本は幸運にも内需向けのビジネスを徹底的に極める事によって、企業は充分潤う事ができました。
個人視点で見れば、さらにこの傾向は顕著で、海外に向けてビジネスを行おうとしている日本人の個人はあまり多くはありません。

これは、内需の規模が大きかったことと、日本人の外国語レベルの低さにも原因があると思われます。

しかし、今までは内需だけで十分やってこれていた日本も、それだけでは立ち行かない時代となってきたわけです。

内需(国内)向けのビジネスはオワコンが続く

日本の超高齢化社会化と人口減少に伴い、内需の規模は年々縮小していき、当然のごとく、国内向けのビジネスには逆風になります。

特に海外のモノを輸入して、国内で販売する事業者にとっては、円安の影響もあり、大変厳しい状況になっていくのは、間違いありません。

しかも、それが数年我慢すれば終わるというものではなく、この高齢化社会と人口減少については、極端な移民受け入れ政策でも行わない限り、今後数十年レベルで続くと考えられます。

これからは日本人も強制的に海外に向けたビジネスに舵を切らなければならなくなるということです。

追い風到来・・円安と日本の資源の再評価

最初にも触れましたが、2022年は急速に円安が進行している年でもあります。

海外相手にビジネスをしていない個人にとって、円安なんて関係が無いと考えている人も多いですが・・・これは大きな間違いです。

自分の資産の大半を、現預金に預けている人は、対外的に見てお金が目減りしているのとイコールです。

今、最新のiPhoneを買おうとすると20万円を超える金額になっていることにビックリする人も多いでしょう。

コンビニに行っても、明らかに数年前より値上がりしていると気づきますし、商品の内容量まで少なくなっている始末・・・ステルス値上げの横行ですね。

国内で買い物をする日本人にはジワジワ家計が圧迫される状況ですが、しかし、海外の人には、日本のモノやサービスを安く買える状況となってきたわけです。

そして日本のモノやサービスを海外に売り出す際にも、圧倒的なアドバンテージが生まれる・・・それが円安です。

そして日本には、石油や鉱物などの天然資源はほとんどありませんが、豊富な観光資源、アニメや漫画などの文化資産、技術力の高さや、表現力の繊細さなど、海外に売り出せる資源が豊富にあります。

日本人は海外相手のビジネスが下手

日本人はお世辞にも海外相手のビジネスが上手ではありません・・・ただ、下手だからこそ、チャンスです。

その分、ライバルが少ないと考える事ができるわけですから。

じぶんも正直、英語レベルは底辺に等しく、日本の英語教育の水準の低さに恨み節をはきたくもなりますが・・・。

ただ、今では、スマホやWebサービスの翻訳ツールも発達していますから、海外相手のビジネスを躊躇する理由は無いわけです。

現に外国語のまったく話せない自分でも、最近は海外の人とうまくコミュニケーションをとってビジネスをはじめています。

ハードルがあるとすれば、島国日本国民特有の閉鎖的な性格・心情のみでしょう。

海外・外国人から依頼を請けるには/販路を開拓するには

海外・外国人向けに新たにビジネスを始めるといっても、まずは、自分が何の商材・サービスを提供できるのか?海外の人には何がウケるのか?を考える必要があります。

それが見いだせた後は、海外・外国人向けにどうやってPRするかです。

SNS・Webサイトを多言語にて展開する

SNSやWebサイトには、国境の垣根はありません。

WebサイトやSNSに公開した情報は、その瞬間から世界各国の人の目にとまることになります。(中国などグレートファイアウォールで海外の情報を遮断している国は除く)

壁があるとすれば言語の壁だけです。

最近ではGoogleなどの充実した翻訳ツールがあるとはいえ、あらかじめ外国語でコンテンツを用意しないことには、検索エンジンにひっかかることはありません。

そこで自分が持っているPRサイトやSNSには、これからは多言語での情報発信が求められます。
翻訳ツールが充実している、今では、所持しているWebサイトやSNSを同時に外国語にて情報発信する事はそれほど、大変なことではありません。

また、文章を掲載せずとも写真や動画にて海外に訴求すれば、毎回外国語に頭を悩ませる必要はありません。

FacebookやInstagramなどは特に海外との相性が良く、文章を掲載せずとも写真や動画にて、自らのビジネスのプロモーションが可能なので、テキストもハッシュタグや簡単な英語で補足すれば、商材次第で十分な拡散力を持つことが可能です。

海外の商慣習を理解する

昔に比べれば日本もはるかにインターナショナルにはなりましたが、島国である日本の国民、日本人は、大陸続きの諸外国に比べて海外の人と活動したり仕事をしたりする機会はまだまだ少ないです。

地理的なハードルもあるのですが、そこに拍車をかけて、日本人の外国語レベルの体たらくさです。

これは日本人が悪いというよりは、完全に日本の教育機関の怠慢だからと言わざるをえません・・・。

とはいえ、外国語が不得意だとしても海外の人と積極的に絡んで活動したりビジネスしたりする事に慣れていかねばなりません。

言語以外にも、海外の人には海外の人特有の文化・常識・商慣習などがあり、一緒に仕事や活動をともにしたりすると最初は面食らう事ばかりだと思います。

契約の仕方や、仕事の進め方、お金のやり取り、マナーなど、多くの国を対象に理解を深めていく必要があるでしょう。

外国人のニーズを理解する

日本では見向きもされない、商品・サービス・文化・食品・芸事・特技・趣味・場所・スポーツ・アートなどでも、海外で隠れたニーズがあり、ふとしたきっかけで人気が爆発するものが、じつは身近に存在しているものです。

提供できる商品やサービスの価値は、じぶんで勝手に大した価値が無いと思い込まずに、あくまで第三者が判断するものだという事を再認識する必要があります。

たとえば雪国育ちで、スキーのジャンプ競技に精通している人が、中東の海外でコーチをしたら、時給数万円という高給の条件で仕事のオファーがあったり、書道の有段者で、筆を使って絵を書き始めたら、海外から高額の提示にて描画の依頼が殺到したり、田舎の伝統的な日本家屋に大金を払ってもいいからロングステイして日本古来からある生活を体験させてほしいと依頼が舞い込んだり・・・などなど。

何が海外の人にヒットするか、ニーズがあるかわからないんです。

外国人の友達を増やしていく

日本は島国でながらく鎖国をしてきたという環境要因上、ある意味、良い意味で、ガラパゴス化(独自の文化が発展)しており、この希少な文化は永く受け継がれてほしいなぁと思う反面、内需が急速にしぼんでいく今後の日本を考えれば、外側に目を向け、海外の人向けにビジネスをしない人はハードモード間違いなしだと考えています。

海外・外国人相手にビジネスをするには、やはり海外に行ったり、外国人の人とたくさん知り合い、外国人の友達を増やすのが一番です。

自分はカウンターの居酒屋などで、ひとりで呑んでいる外国人などには積極的に話しかけるようにしています。

とんとん拍子で話が膨らみ、多くの友人も出来ましたし、仕事をもらったり、仕事を依頼したりすることにも発展しています。

ただ、日本に来ている外国人はみんな日本語もお上手で、ほとんど日本語で会話できてしまうので、なかなか外国語は上達しませんが・・・

海外・外国人向けのビジネスに向いているサービス・商材と向いていないサービス・商材

自分が今本業として行っているWeb制作の受託制作ですが、海外向けのビジネスとしては正直あまりアドバンテージはありません。

日本独自の技術・スキルがあれば売りやすいですが、Webに関する技術・プラットフォームはそもそも海外からのものですし、わざわざ日本の個人にお願いしようと思わせるのは難しいからです。

逆に海外・外国人向けのビジネスとして相性のいい商材・サービスはどのようなものがあるでしょうか。

やはり日本独自、または日本が世界的にリードしている分野、日本の立地を最大限に活用できるモノです。

例えば、日本古来から伝わる伝統技法を使った品物(例:着物・甚平・扇子・提灯・染物・陶芸品)の製造販売、漫画やお笑いなど日本が突出している分野での関連ビジネス、日本の田舎や大自然をベースにした観光/体験ビジネス、日本の文化のレクチャービジネス、日本の商品の代講ビジネス・日本の観光地のアテンドビジネスなどなど、日本の魅力を客観的目線で自覚できれば、ほかにもアイディアしだいで無限に浮かんでくるものです。


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この記事を書いた人

山崎岳史

東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。

おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。

自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。

最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。

このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。

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