HSP(繊細さん)の天職は、ずばりフリーランスです
100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。
複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。
今日は、「HSP(繊細さん)の天職は、ずばりフリーランスです」というテーマで話しをしていきます。
今さら、「HSP」って何?っていう人も少ないくらい、浸透してきた「HSP」は、一応、超簡単に説明すると
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味です。
日本人も5人にひとりの割合、国民の20%がHSPです。
もちろん病気ではなく、気質・性格的特長といえるものです。
ちなみにミスターガサツと言われる自分も、自分ではHSPだと確信してるくらい、めちゃくちゃ隠れ繊細さんです。
このHSPは人よりネガティブな刺激に過敏ゆえ、苦しむことも多いのですが、逆に環境によっては、持ち前の繊細な感受性や強い責任感・共感性が力を発揮し、仕事や私的活動で大活躍する事もあります。
今回はそんなHSPの人(繊細さん)は、フリーランスという働き方と絶対的に相性が良く、まさに天職と呼べる働き方であるという理由を解説していきます。
HSP(繊細さん)の特徴を再確認
まずは、HSPの人(繊細さん)の特徴(長所・短所)について整理してみましょう。
HSP(繊細さん)のメリット・強み・正の特長についてピックアップします。
・共感して寄り添える
・深く考える力がある
・多様性を受容できる
・慎重で計画性がある
・心配り、気配り上手
・ひとりで行動できる
・さりげなく褒め上手
・芸術・自然への感動が大きい
逆にHSP(繊細さん)のデメリット・弱さ・負の特徴について見ていきましょう。
・他人の気分に振り回されやすい
・刺激に過敏で大きな痛みを感じる
・急な変化に弱く動揺してしまう
・たくさんのタスクがあるとに混乱してしまう
・些細なことに深く考えすぎてしまう
・自己肯定感が低くなりがち
・必要以上に他人の悪意を感じ取ってしまう
・センサーが過敏なためすぐに疲れる
この記事を見ている人は、HSPもしくはHSP気味だと自覚のある人が多いと思うのですが、以上の特徴に共感して下さる人は多いのではないでしょうか?
またHSPであるかどうかは下記のサイトようないくつかの質問に答えるだけのテストで簡単に判別できるので、興味のあるかたは試してみてください。
ちなみにHSPはハンディではなく、以上にあげたのように短所もあれば長所もあります。
環境がドンピシャ合えば持ち前の繊細な感性が重宝され花開く一方、過酷な状況下ではダメージを通常の人より多く受けてしまいがちです。
とりあえず、社会や働く環境が過酷であれば、真っ先に脱落しかねない存在とも言えます。
そんな気質・特徴をもつ、HSP(繊細さん)なわけですが、フリーランスという働き方と絶妙に相性がいいと確信しています。
フリーランスという働き方自体がHSPにとって天職と言っても過言ではありません。
それでは、その理由を解説していきます。
HSP(繊細さん)がフリーランスに向いている理由
HSPのデメリットを回避でき、メリットを発揮できる
最大にして唯一の理由は、フリーランスという働き方は、HSPのデメリットを回避しやすく、メリットも最大限発揮しやすいということです。
サラリーマンであれば会社組織の都合で、付き合う上司や同僚、取引先は自分の意思なく決められ、職種や業務内容も決められてしまい、ある程度の希望は伝えられるにしても、すべて希望通りに進むことはないでしょう。
勤務時間・勤務場所ももちろん会社のルールに従う必要があります。
自分がどれだけ頑張って成果を上げたとしてもどう評価されるかは会社次第です。
それに対して、フリーランスは働く時間や場所、付き合う仕事仲間や取引先、職種や業種などやりたい仕事の内容や報酬まで自分で自在にコントロールすることができます。
そしてこの自分でコントロールできるという事が、HSPのデメリットを回避し、メリットを発揮させる上で必要不可欠なのです。
とくにデメリットが回避できるかどうかはHSPにとっては、死活問題なのです。
それではフリーランスという働き方がHSPのデメリットの回避ができる理由を具体的に深掘りしていきます。
・「他人の気分に振り回されやすい」の回避
会社組織であればどこにでもいますよね。
癇癪持ちで怒りをまきちらす不機嫌な上司や経営者・・・まさに幼い子どもがそのままおっきくなったような残念な人たち。
HSPではない人から見ても、うんざりするような人たちではありますが、HSPの人たちが感じるストレスは非HSPの人たちよりも大きいのです。
部署移動などで、こういった人たちと距離を取れるならいいですが、組織であれば毎回自分の要望を通すのは難しいでしょう。
フリーランスであれば、この手の人たちとの接触は減らせます。
仕事仲間でも取引先でも付き合う人をじぶんで選べるわけですから。
・「刺激に過敏で大きな痛みを感じる」の回避
対人関係以外にもストレスの素というものは無数に存在します。
HSPはあらゆる刺激を過敏に感じてしまうので、日ごろからより多くのストレスにさらされると言っても過言ではありません。
そういうとHSPの方は、なんてハードモードなんだHSP、なんでおれはHSPなんだ!と思われる方もいるかもしれませんが、HSPにはデメリットの代わりに報酬(メリット)もあるということを思い出して、ここはぐっとこらえてくださいw。
日ごろからより多くのストレスを感じることをどうすれば軽減できるかと問われれば、ここでもズバリ、フリーランスという働き方を選択すべしのひとことになります。
いつ起きても自由、どのくらいの時間働くかも自由、いつでも昼寝できて、いつでも温泉・サウナに入れて、いつでも散歩して公園に行き筋トレもできる。気分が乗らなければ仕事をセーブしたり、はやめに仕事を切り上げてお酒を飲みに行ける・・・間違いなくストレスを軽減できる働き方といえるでしょう。
(もちろん、きちんと稼げていることが前提にはなりますが)
・「急な変化に弱く動揺してしまう」の回避
最近は変化のスピードが格段に速くなった時代ですから、HSPの人の動揺たるや・・・筆舌に尽くし難しなわけです。
日本の会社組織はメンバーシップ型雇用といわれます。
メンバーシップ型雇用では幅広い業務を経験させられるため、多くのサラリーマンはジェネラリストの道を歩んでいきます。
それに比べジョブ型雇用の欧米は、スペシャリストが育ちやすい環境といえます。
そしてこの日本式のメンバーシップ型雇用は、数年単位で仕事内容の急激な変化を経験させられます。
ひとつの事をじっくりつきつめたいタイプの多いHSPは、その意味でも日本の会社組織への所属は負担が大きいのです。
・「たくさんのタスクがあるとに混乱してしまう」の回避
HSPはマルチタスクが苦手だということです・・・じぶんも相当心当たりがあります。
いくつもタスクを抱えている状況が苦しいので、なるべく短期間でタスクを片付けようとします。
これがHSPの人は責任感があり、仕事が早いと言ってもらえる所以でもあるのですが。
自分はいま抱えている案件が、確実にさばける確信が持てないうちは、新しい案件は受けないようにしています。
心身の健康を害してまで仕事を抱える必要はありません。
ストレスから解放されたときのHSPの人のパフォーマンスは素晴らしいものがあるので、仕事をセーブすることで、つねにパフォーマンスが高い状態を維持できます。
・「些細なことに深く考えすぎてしまう」の回避
うーん、なんて繊細なんだHSP・・・たまに自分のメンタルの弱さが嫌になってしまうこともあります汗。
会話の中で、相手の言葉尻の微妙なニュアンスを感じ取り、相手を怒らせたかもしれない、仕事を断られるかもしれないなど、あれやこれやと良からぬ想像を働かせてしまうものです。
相手の微妙な感情の揺れ動きを感じ取れ、高い共感性から仕事に発展したり、対人関係を円満にしたりと、功も大きいのですが・・・それでも心が落ち着かないですよね。
やはり普段から過剰な心配ごとを抱きがちなわけですから、せめて働き方だけでもストレスを回避しやすいよう環境を整えたいですよね。ストレスを回避するため、人づき合いをコントロールし、ストレスからのリカバリ力を高めるためにフリーランスという働き方を選択するのです。
・「自己肯定感が低くなりがち」の回避
会社組織は序列の社会です。上司への忖度はどうしても必要であり、出世競争、マウンティング合戦の中でどうしても自己肯定感は削られていきます。
まぁ、ストロングスタイルな人であれば、競争に勝ち抜いて自信を増していく人も一部いますが・・・やはり少数でしょう。
フリーランスの社会はフラットな世界です。もちろんお客さんへの気遣いは必要でしょうが、基本は請け手も発注する側もフラットな関係です。自己肯定感を削る無用な競争は回避できます。
また自分がひとりの経営者として、生計を立てていくという事自体、自己肯定感を高く維持するのに役立ちます。
・「必要以上に他人の悪意を感じ取ってしまう」の回避
他人の言動や表情などの所作の中に自分への悪意が含まれているかを過敏に察知してしまうのがHSPです。他の人なら気づかないような小さな悪意も敏感に察知してしまいます。
危機察知には役立ちます。ただストレスが大きくなるので、悪意なんて鈍くて感じられないくらいがちょうどいいのかもしれません。・・・そうは思いますが、HSPはオートモードで感じ取ってしまうんです。
どうせ人づき合いをコントロールできないのであれば、この悪意にさらされ続ける事になりますが、人付き合いをコントロールできるフリーランスは、自分に害を与える危機から遠ざかることができます。
・「センサーが過敏なためすぐに疲れる」の回避
HSPは神経が過敏で、入ってくる情報量(処理しなければならない情報量)が多いため、簡単な話、すぐ疲れます。
これだけ聞くと、HSP・・・マジでハードモードじゃん・・・と思ってしまうのも無理ないですよね。
繰り返しますが、HSPにはこのご時世で生きるのに大変な気質と言えることもできますが、補ってあまりあるギフト(メリット)もたくさん受け取っています。
ただ、現実問題、センサーが過敏なので、他の非HSPより多くのストレスを受けかねません。
自分の身は自分で守るという事は積極的にストレスを回避するための環境を模索すべきで、そのひとつがフリーランスという働き方を選ぶことです。
全てのHSPの人(繊細さん)に向けたエール
と、ここまで、HSPの人(繊細さん)の人の気質の負の側面を回避するためには、フリーランスという働き方がめちゃくちゃ相性がいいよという話しをしてきました。
じぶんも会社員時代、つらくてつらくて仕方ない時間を過ごしてきましたが、一念発起、死ぬつもりでフリーランスとして独立してからは、ストレスから解放され毎日が楽しいです。
フリーランスがストレスと無縁かというと、そんなことも無いですが、自分で考え、自分でコントロールできることが多いので、だいぶ救われます。
とくに今は社会が混乱していますので、せめてじぶんの仕事上だけでもストレスを回避するべく、人生の基盤を再構築をしてみてはいかがでしょうか。
HSPの人(繊細さん)におススメの本
・「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
・今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト
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この記事を書いた人
山崎岳史
東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。
おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。
自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。
最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。
このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。
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