フリーランスで活躍されている方、あるいはこれからフリーランスの世界へ進もうとしている方にとって知っておいていただきたいことがあります。

それが「フリーランスの保険証」についてです。

保険証はお分かりの通り、病気やケガあるいは妊娠した時や死亡した時に発生する「高額な医療費用」を軽減してくれるために必要不可欠なツールであり制度です。

今回は、フリーランスとして生きる上で大切な「保険証」について、フリーランスが選択するべき種類やその特徴の違いなどについてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

フリーランスは保険証の選択がかなり重要?!

会社員として働いているうちは、健康保険をはじめとする社会保険などの加入や、保険料の支払いを会社がすべてやってくれますよね。しかし、フリーランスとして活躍したい方は、自分自身で何らかの保険に入らなければなりません。

では、どのような種類の保険があるのかを早速比較してみましょう。

国民健康保険(国保)

フリーランスの健康保険といえば国民健康保険(国保)がまず頭に浮かびますよね。ここでは、国民健康保険(国保)の基本的なお話は控えますが、この国民健康保険(国保)は、自治体や年度によって支払額が変わります。自治体間の差は意外と大きく、年間20万円以上の違いがでることも分かっています。住む場所や働く場所を自由に選択できるフリーランスの方は、保険料負担が少ない自治体に引っ越すのが一つの方法です。

そして、フリーランスの方にもっと知っておいていただきたいことは、同じ業種に就いている人たちを組合員とする組織の一つである「文芸美術国民健康保険組合」が運営する国民健康保険です。わかりやすく言うと、フリーランスの方が加入できる国民健康保険ということです。

「文芸美術国民健康保険組合」が運営する国民健康保険とは?

文芸美術国民健康保険組合は、文芸や美術さらには著作活動に従事していて、かつ組合加盟団体に入っている人とその家族が加入できる国民健康保険制度のことをいいます。

組合には「東京コピーライターズクラブ」や「日本イラストレーション協会」、「日本写真家協会」などが加盟しており、フリーランスの方が行う事業に該当する団体に加入することができるのが特徴です。

さらにもう一つ特徴があります。
それが、収入に関わらず保険料が一律という点です。組合員一人あたり月額は16,900円(平成27年度時点)と決まっており、40~64歳は月額3,600円の介護保険料を加算することも正確に決められています。また家族も月額8,700円で加入が可能なのも特徴です。

しかしながら、覚えておいていただきたいデメリットな要素もあります。フリーランスとして収入が低いときは、前述した国民健康保険(国保)より高い金額を負担することになります。わかりやすい目安は所得が300万円を超えるか超えないかであり、超える場合は国民健康保険よりも文芸美術国民健康保険組合への加入を検討することをオススメします。

もう一つ知っておいてほしい!社会保険の「任意継続」

会社を退職する前の方に向けた情報となりますが、会社員の時に加入していた社会保険を、フリーランスになった際に「任意継続」させる方法があります。任意継続に加入できるのは「2年間限定」ですが、知っておいて損はない情報です。

保険料は退職時の標準報酬月額に、各都道府県が定める保険料率をかけて算出します。また、標準報酬月額は上限28万円で、保険料率が変わらない限り保険料は加入期間中変更されないことを特徴としています。

そのため、前年度の所得で保険料を計算した際に、国民健康保険が高額になってしまう方は、社会保険の「任意継続」をオススメします。

フリーランスになったら傷病手当金がなくなるって本当?

会社員の方はご存知の通り、ケガや病気のため、長い間仕事ができなくなったときでも「傷病手当金」が受け取れますが、フリーランスとして国民健康保険に加入した場合は「傷病手当金」は受け取れません。また、前述した社会保険の任意継続をした場合も、傷病手当金は対象外となります。そのため、フリーランスの方は、自分自身で民間の保険会社が提供するサービスに加入するしかないため、補足情報としてぜひ覚えておいてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?フリーランスが選択できる健康保険の種類は国民健康保険だけではないことをご理解いただけたかと思います。また、所得や働き方などに応じて、最適な保険を選択するべきであることをご理解いただけていたら嬉しいです。もし会社員からフリーランスに進まれるのであれば、時間を作って各制度や自分にぴったりの保険の種類を見つけてみてください。

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