【学生インターン】初めての職場がインド!人生で最も過酷な半年間
こんにちは、今回取材を担当させて頂いたフリーライターのTAKUMAです!
世界で2番目に人口が多い国として有名なインド。
そんなインドでは、今だにカースト制度が残っており貧富の差がとても激しいです。
道端では、宗教上「聖なる生き物」として崇められている牛が行き交い、野良犬なども放し飼いであちらこちらにいる状況。
そんな中、大学生でもあるYさんがインドで半年間、日本系の会社でインド人を相手に”営業”をして走り回ったと言う事でそのお話を詳しく今回伺って来ました。
プロフィール
Yさん(1995年生まれ)
オーストラリアでの9ヶ月間のワーキングホリデーを終え、フィリピンのゼブ島で3ヶ月間英語留学しその後、インドで半年間インターンを行なった。現在は、就活中。
なぜ、インドで働こうと思ったの?
Yくん:オーストラリアから帰国した後に、大学の先生に勧められたのがきっかけですね。それまでは、一度もインドには行ったことがなく自分でもこれから先どうしようか悩んでいた時に声を掛けてもらったので、これはチャンスだと思って応募しました。
TAKUMA:なるほど!
Yくん:僕の周りの学生も、何人かインドにインターンで行っていたので、その友達から色々インドについて聴いていたら、とても興味が湧いたのもきっかけの一つですね。
行ってみて感じましたが、人生で一度はインドに行くべきですよ!
TAKUMA:そうだね(笑)
インドの生活で一番苦労したことは?
Yくん:やっぱり「英語」ですね。滞在中は、銀行のアカウントが凍結されたり、車の保険手当なども手続きがすべて英語だったため大変でした。
TAKUMA:それは、海外で生活していたら誰もが感じることだよね。
あれ!?でも英語留学してなかった?
Yくん:してました。フィリピンの英語学校に3ヶ月間行きましたね。それで、日常会話は難なくできるようになったんですが、なかなかビジネス的な会話は難しいです。特に、インドは英語が共通語となっていますが地域によってはそれそれの言葉があり、英語ができない人も多いです。
その原因としては、インドの教育の問題がありますね。インドの教育は日本に比べて徹底されておらず、国民の2割程度しかしっかりとした教育を受けれないでいます。
TAKUMA:大変だったね…(笑)
インドでどんな仕事していたの?
Yくん:インドでは、日本系の会社に属しながら広告代理店の仕事をしていました。ペーパーの広告なんですが、その広告枠を取るために飛び込みで営業を掛けて取ってくる仕事です。
TAKUMA:すごく大変そうだね(笑)
Yくん:すごく大変でした。特に、インドはそういった広告での収益拡大といった方法が周知されていないので、契約を取るのは難しかったです。それでも、チームのみんなに支えられながら毎日日本の会社と同じように週休2日で働いてましたよ。
それに、インドは日本と比べてとても日中暑いですし、室内にはクーラーがあることにはあるんですが、壊れている場合が多くてそういった面でも大変でした。
TAKUMA:雨季だとインドは、40度近くもあるから暑いとか言えるレベルじゃないよね。
Yくん:そうなんですよ。それに、僕の部屋にもクーラーが付いてはいたんですが、壊れていたので夜中とかはとても寝苦しかったです。
インドのインターンで一番苦労したことは?
Yくん:これは、意外かも知れませんが「上司との付き合い方」ですね。
僕がインドで所属していた代理店の上司との付き合い方にとても苦労しました。
TAKUMA:それは、日本の社会みたいな苦労話だね。
Yくん:とてもロジックに考えている人だったので、合わなかったんですね。
まさかインドで、こんな苦労するとは思いませんでした。僕自身、まだ普通の会社で働いたことがなかったので社会経験が足りなかったのも苦労した要因だと思います。
TAKUMA:どこの国でも、人間関係は問題にあがりやすいことなんだね。
Yくん:でも、その他の社員の方とは仲良くやっていました。会社のサークルでバトミントンなんかも休日にやっていたので、とても楽しかったですよ!
その他にも、個人的にジムに通っていたのでインドのでの休日はバトミントンやったりジムに行ったりと中々充実していましたね。
インドではトラブルに巻き込まれることはなかった?
Yくん:トラブル…
毎日大なり小なり必ず、トラブルがあっていたのでそれに慣れちゃって、トラブルと思わなくなっていましたね(笑)
でも、病院には良くお世話になっていました。野良犬に噛まれて入院したり、いきなり発熱して入院したりと何回となくインドの病院には通いましたよ(笑)
TAKUMA:予防注射とかは、日本でして行かなかったの?
Yくん:インドでやりましたね。でも、インドにいると毎日下痢が当たり前ですし、逆に下痢じゃない日があると(体調大丈夫かな俺?!)と不安になったりもしましたよ(笑)
TAKUMA:そうなんだ(笑)
Yくん:インドでは、トラブルが当たり前なので日本とは全く違った世界ですよ。特に、駅なんかは人が多くて電車もいつくるか分からないので取り敢えず来たやつに乗るみたいな感じでしたね。
TAKUMA:インドの電車ってあの、人が沢山乗っている感じの?
Yくん:そのイメージのまんまですね。インドの電車は、超満員です。
ちなみに、インド行く時は保険にしっかりと入っていた方がいいですね。僕なんか、20万以上使ってます。
TAKUMA:使い過ぎ(笑)
Yくん:こう考えてみると、インドで一番苦労したことは「病気」かもしれませんね(笑)
これからの目標や、やりたいことは何ですか?
Yくん:取り敢えずは、大学を卒業してその後は福岡で広告代理店に就職します。
また、将来的には30歳までにアメリカにあるハーバード大学のビジネスクラスに入学してMBA(経営学修士)を取得するのが目標ですね。
TAKUMA:すごいね!
Yくん:その後は、社会にインパクトを与えることをやるのが僕の人生の目標です!
TAKUMA:それは、期待できそうだね!応援しています。
今日は、ありがとうございました!
まとめ:自分を見つめ直すためにインドへ
Yくんとは、インドに行く前にも一度お会いしていたのですが、その時の雰囲気とはまた違った落ち着いた感じがあり、その時に比べると今のようなハッキリとした将来のビジョンは持ち合わせていませんでした。
それは、紛れもなくインドで彼が様々な困難に直面し、日本とはまるで違った世界で生活して来たからに他ならないでしょう。これからの彼の活躍にとても期待が掛かるとともに、今回のインタビューを通して少しだけインドに行ってみたくなりました。
また、学生に限らず社会人の方でもインドに行く方は沢山います。是非とも、刺激的なインドで自分を見つめ直してみてはいかがでしょうか。