仕事減った?AI台頭で巷のフリーランスたちはどのような状況にあるのか探ってみた

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100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。

複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。

前回、ブルーカラーミリオネアについての記事を書き、今現在起きている社会のトレンドについて深掘りしました。

ブルーカラービリオネア時代到来!ブルーカラーワーカーのフリーランスになる道が熱い

今回はより細かくフォーカスを絞り、我々と近しいWeb系フリーランスが今現在どのような状況にあるのか、どのような声が上がっているのか、どのような行動を起こしているのかをリサーチして記事にまとめてみました。

最近のデータから見る日本のフリーランスの現状と傾向

フリーランス全体の規模と経済的インパクト

Screenshot of bizzine.jp
【2024年のフリーランス人口は1303万人、経済規模は20兆3200億円に達する—ランサーズ調査】

ランサーズの「フリーランス実態調査 2024年」によると2024年時点で日本のフリーランス人口は約1,303万人にのぼります。
経済規模は20兆3,200億円に達しています。(凄まじい規模ですね)
10年前と比べると、人口ベースで約39.1%増、経済規模も約38.8%増。

同時にITフリーランスを活用する企業の数も増えていて、2025年の調査では約6割の企業が「今後さらに活用を増やしたい」と回答しています。

実際に2025年におけるITフリーランスの「案件発生数」は前年同月比で128%、「案件希望者数」は136%と、それぞれ大きく伸びているとの報告です。

Web/IT系フリーランスは、数としても需要としても増えてきていて、まだ「市場の余地」はあるというのが直近のデータです。

Web系フリーランスであるじぶんの肌感では、AIの台頭の影響でフリーランスの仕事が奪われ始めているという感覚だったので、これら客観的なデータと正直ズレがあります。

ただ同調査では「収入に満足している人」は少数(約30%)にとどまり、収入の不安定さや報酬・仕事量のブレが指摘される結果となっています。

ざっくりまとめるとデータ集計時にはまだAIの影響が出始めてはおらず、フリーランス市場は過去10年で確実に拡大してきており、「安定収入」や「満足度」は人によってバラつきが大きく、ここ最近に来て不安定さがさらに露呈してきたという印象です。

日々目まぐるしく状況が変わる昨今においては、調査の2024年時点と今現時点2025年末とでまた状況がガラッと変わったというフリーランスも多いかもしれません。

別データ・調査から見える「苦境の兆し/構造変化」

日本フリーランスリーグ(FLJ)の調査によると、
2025年10月から募集が始まった「生成AIと日本のクリエイターの未来についてのアンケート」は、漫画家・イラストレーター・ライターなどの「クリエイター/フリーランス」を対象にしており、わずか数週間で約24,000件の回答が集まっています。
これだけ多数が「生成AIの台頭とその影響」に関心・不安を持っているということを示しています。

この調査では、「学習データとしての作品利用」「著作権・報酬分配」「仕事の奪われやすさ」など、「AI台頭によるクリエイターの戸惑いや不安」が主なテーマとなっており少なくとも“問題意識”が広く共有されています。

・フリーランス/ライターに関する国内アンケート
たとえば、ある調査では、フリーランスのライターのうち68%が「生成AIツールを週に数回以上使う」と回答。
これ自体は「AI活用派」の調査ですが、裏を返せば「AIを使えない、使いたくない人(もしくは使えない環境の人)」は苦戦を余儀なくされていることを示す可能性があります。
また、別の調査では「フリーランス全体の多くがAIの進歩を肯定的に捉えている」が、同時に「AIに任せづらい/任せたくない領域」には強い懸念もあるというデータもあります。

・グローバルなフリーランスマーケットでの“競争の激化”
海外を含むデータでは、生成AI(たとえば大規模言語モデル)が出てきた後、テキスト系・プログラミング系の“単純・定型”なオンライン業務の需要と供給、取引量が減少したという分析が出ています。
加えて「残っている仕事は難易度が上がった」「スキル転換した人の方が生き残りやすい」という傾向も示されています。

また別研究ではクリエイティブ職・デザイン職などで「著作権や補償」「AIによる学習データ問題」への懸念が強く、多くのクリエイターが現状のままでは長期的に不利になる可能性を訴えています。

SNS/オンライン掲示板で見られる「リアルな苦悩・声」

それでは今度はよりダイレクトな現場の声をダイレクトに知れるX(Twitter)などのSNSではどのような声が上がっているか見ていきましょう。

フリーランス「このWeb制作のコーディングは10万はもらっています!一週間ください!」なるほど。では俺の方で一旦AIで‥

Geminiに投げる「全ページが数分で出来上がった」

ほんま、Web業界のフリーランスどころか会社も危うい。ノーコードすら凌駕してしまい、もうAI無双の時代に突入している。— るうー|Webで自由な未来を刻む (@mamoru_hidaka)

どの業界でも生成AIによってただの作業者は淘汰される時代になった。特に優秀なWebフリーランスにとってはありがたい時代。仕事が集まる。ダメな人には仕事は来ない。— 田中 亨@Webコンサル・システム開発会社創業社長 (@tanaka_webdev)

AIに仕事を取られる…

とビクビクしているフリーランスは、今のうちに「AI使える人」枠で正社員で就職した方が良し。

黒字企業だと、AIで人余りになっても、簡単に解雇できないから、そちらの方が安定します。— はちえん。坂田誠 (@nyattta)

AIがほんとーにすごいので、これはさっさとフリーランスなどという身の上は捨てて会社員として歴戦のおじの雰囲気を出しながら偉そうにしたほうがいいという判断とった俺偉いオブザイヤー受賞ある— yugo (@satuki0221)

AIにおける影響の一番は新規採用の抑制と業務時間の短縮、いる気もするけどいらない気もするフリーランスや正社員以外の契約ストップからになりますね。事務系はかなり減っていく、リモートワーク向きの仕事もめちゃくちゃ減っていってる。その後消極的解雇へという流れか。— スタートアップになりきれない (@yoshimune1716)

フリーランスの質の差、確かに大きくなっていますよね
AIで一次スクリーニングされる未来もすぐ来そうです。

その分、人間側は“信頼できる実績”や“姿勢”がより問われる時代になりそうな気がしてます。— 郷東秀樹|サイゼント 代表~最善と最前線を~ (@CYZENNT)

AIの進化で

・ママでも簡単にできる系デザインスクール
・未経験からフリーランスを促すデザインスクール

ほぼ存在価値がなくなるんじゃないですかね。

知らんけど。— 坂元 剛 (@ho_designschool)

フリーランスは自分の時間を切り売りしない。

頼まれた仕事に何時間使ったかの対価ではなく、顧客にどんな価値を提供できたかがフリーランスの売り物。

時間を切り売りしていると、AIに仕事の価値を無力化されてしまうよ。— 中村かずまさ@Full-Stack Web Director (@nakamu_freenote)

AIの何が怖いってさ、
業務委託側の仕事がなくなるぅーーー
じゃなくて、発注者側の人間数が減り、そもそも誰に何を提案したら良いのかが分からなくなること。

だからこれから副業や小さくフリーランス業しようとする人がいきなり路頭に迷うんよ。発注者が見つからない恐怖。— ロン (@CEO_loves_tech)

Gemini3くん今までAIに感じてきたちょっとしたポンコツ感がなくなってめっちゃ良いな、自分でコンテンツ作らないタイプのフリーランスが絶滅するのでは— 堀村こたつ/タタミナ (@KotatsuHorimura)

最近のAIは凄いな〜。我らフリーランスは仕事取られるか、AI利用して更に稼ぐか
どっちかになりそう。
私は今のところ常連さんの依頼だけで回ってはいるけど今後の事考えたら新規ジャンル開拓も視野— ちゃんと生きる里井 (@ikiru_sti)

もう副業とかフリーランスとかはいかに生成AIで企業を騙くらかして報酬を取るかみたいになってきている雰囲気を感じる— naoina (@naoina)

多少、バイアスがかかっているとはいえ、AIの台頭による影響を受けているフリーランスは多くなってきている印象を受けました。

収入・働き方満足、そして“働きやすさ”に関する実態

2025年の調査でフリーランス全体のうち「働きやすさの向上」を実感している人は約41.7%にのぼっています。

ただし「収入への満足度」は依然として低めで、専業フリーランスの年間収入平均は約528.1万円。
月によっては収入がゼロになる月が「ある」と回答した人もあり、いわゆる「波」がある働き方だと報告されています。
(まぁそれは今更わかったことではありませんが)

一方で、別の調査(IT/Web エンジニアに限定)では、平均月単価が82.2万円という数字も示されており、条件やスキル次第では「フリーランスでもまだまだかなり稼げる」のが現状であると言えるでしょう。

また、多くのITフリーランスが 生成AIツール(例:ChatGPT、GitHub Copilot など)をすでに業務で活用しており、調査対象の約84.2%が使用、うち 54%が有料プランを契約するなど、AIを武器にしている人が多いことを示しています。

つまり「フリーランスは便利・自由」だけど、収入の不安定さ・波、そしてスキル・環境による差がかなり大きく、特に Web/ITのような分野では、AIなどの新技術を取り入れるかどうかで差が出ているということです。

AIの台頭で仕事が奪われ始めている人もいれば、AIを使いこなす側にいち早く回り、新しい案件を獲得している人や収入アップに結びつけているフリーランスもいるということです。

SNS・若年層の声など “感覚・トレンド” 的な傾向

データとして統計に現れにくい「感覚・志向」の情報も最近ちらほら見られます。

2025年の報道で、2025年新卒の若年層(いわゆる“Z世代”)のなかで「将来的にフリーランスになりたい/フリーランスになる可能性がある」と考えている人の割合が40%超という調査結果があります。

これは若い世代において「終身雇用」「会社への忠誠」より「自由な働き方」「自分の裁量」を重視する人が増えている可能性を示すトレンドだと思います。

また前述のように、Web系フリーランスの間では生成AIの活用が広がっており「AI × フリーランス」が当たり前になりつつあるようです。
つまり“昔ながらのホワイトカラー感”ではなく「スキル+ツールを使いこなす個人」が評価されやすい土壌が出来つつあるようです。

データから見るとWeb系フリーランスはまだ絶望的状況ではない・・・それでも

AIが台頭しホワイトカラーに逆風が吹いているとはいえ、まだまだIT分野のフリーランス人口が増え市場自体が拡大しているのは間違いないようです。
今後“案件の減少→限られたイスの奪い合い”になるリスクは多少あるにせよまだまだ「仕事を見つけられる可能性」は高いのが現状です。

AIツール活用が進み「スキル × ツール」で価値を出せる人は収入・働き方の選択肢を得やすいようです。

若年層や企業の間に「フリーランス歓迎・活用」の傾向も増しており、長期的に“フリーランス”がより一般化する余地があります。

ただし、その一方で…

フリーランスの多くが「収入は安定しない」「月によってゼロ収入になる可能性あり」「社会保障など含めリスクもある」と考えているのが実情で、安易に自由を求めるならフリーランスとまでは言えません。

フリーランスの中でもスキルや案件の質で大きな差があります。
年齢や体力に応じて単に案件をこなすだけでなく“価値の出せるスキル/専門性”を身に付けていかないとじり貧な未来が待ち受けているでしょう。

AIの活用が進むのは今の時代強烈なカードですが、同時に“AIを使える/使いこなせる人”の競争が激しくなるので「ただWeb屋」「ただコーディングできる」だけでは近いうちに市場から退場を余儀なくされる危険性があります。

またAIに精通して、今の時代無双のフリーランスとなれたとしても、その状況すら日ごとに変化していきますので、結局は歳を取って引退するその時まで変化し続けなければならないということです。
大企業に入れば一生安泰とも言い切れない時代です。

むしろ変化しつづけていくことを予め覚悟して、日々スキルを磨き、アイディアをひねり出し続ければ、大企業サラリーマンよりも“安定”した仕事となる時代なのかもしれません。

みんなの声


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この記事を書いた人

山崎岳史

東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。

おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。

自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。

最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。

このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。

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