マイプロは最高の自己実現!?マイプロジェクトを持つフリーランスはなぜ成功するのか?
100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。
複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。
皆さんは「マイプロジェクト」という活動をご存知でしょうか?
先日、発表されたわれらがフリーランス協会さまの「フリーランス白書2022」に、フリーランスとマイプロジェクトとの関連性を示したデータが提示されています。
ちなみに「マイプロジェクト」とは、メインの収入源となっている仕事以外に、金銭的対価を目的とせず、自らの創作活動、スキルアップを目的とした活動のことをいいます。
金銭的対価を目的とせず、自らの創作活動、スキルアップを目的とした活動とは、具体的にはどのような活動を指すのでしょうか?
いくつか具体例を挙げてみます。
・地元で開催されるお祭りやフェスなどの地域の催しに、自分のスキルを用いてPR活動要員として参加する。
・ディスコードやFacebookのグループ機能やその他SNSを駆使して、同じ趣味や特技・考え方など、近しい属性・目的を持った人同士でネットワークを形成し、イベントを企画・開催する。
・自身の活動の幅や、スキルの応用性・汎用性を広げるために、習い事や社会人サークルに参加する
・自分とは異なるフィールドのプロたちと協業し、商売とは関係なく純粋な創作活動にいそしむ
・プロボノ※のような社会的に有意義である活動に対し、無償で協力を申し出て活動に参加する
※プロボノとは、各分野の専門家が、職業上持っている知識やスキルを無償提供して社会貢献するボランティア活動全般。または、それに参加する専門家自身。(ウィキペディア)
などが「マイプロジェクト」活動に当てはまるでしょうか。
「マイプロジェクト」を実施しているフリーランスは全体の61.5%
フリーランス協会が発表した「フリーランス白書2022」によると、「マイプロジェクト」を実践しているフリーランスは全体の61.5%にのぼるという非常に高い数値をあらわしています。
金銭的な対価を目的としない「マイプロジェクト」、報酬が得られないどころか、活動に際し、金銭的にはむしろ持ち出しが発生してしまこともあるのに、多くのフリーランスはなぜ「マイプロジェクト」に傾倒するのか・・・
金銭的な対価を期待できないマイプロジェクトであっても、これらの活動をすることが、自身にとっていかに有意義であるかを無意識に感じ取っているのであろうことが推測されます。
「マイプロジェクト」を実施しているフリーランスは何故成功するのか?
現に「マイプロジェクト」を実践している多くのフリーランスが、自身にとって多くのメリットを実感し、事実、「マイプロジェクト」を実践していないフリーランスよりも本業で成功を納めているケースを多く見かけます。
金銭的対価を目的としない「マイプロジェクト」が、なぜ、長期的に見れば多くの利益をもたらすと確信をもって言えるのか・・・多くのフリーランスが「マイプロジェクト」のメリットを答えています。
出展:フリーランス協会「フリーランス白書2022」
経験値があがった(85.1%)
本業でも一生懸命、案件をこなしているうちに、さまざまな経験値を上げる事ができますが、「マイプロジェクト」で得られる「経験」と、本業で得られる「経験」は、まったく性質の異なるものといってよいでしょう。
私自らが、さまざまな「マイプロジェクト」に参加して思っているのが、自らが金銭的な対価を目的としていないのと先方も対価を要求して来ないので、対人関係が極めてフラットであるということです。
「マイプロジェクト」上での人間関係には、相手はお客さんではなく、主従関係や上下関係がほとんど無いフラットな関係なので、自分が主体になって、クリエイティブな活動に興じやすいという性質があります。
このフラットな人間関係、チームや組織で、思う存分、自分の創作意欲を爆発させたり、他者貢献にまい進する中で、本業の仕事上では得られない、貴重な経験値を積むことができ、その経験は、必ず本業の仕事に良い影響をもたらしてくれます。
スキルアップにつながった(73.8%)
どのような「マイプロジェクト」を選択するかにもよりますが、自分の幸福度や貢献度を考慮するのであれば、自分がコミュニティに貢献できる度合いが大きい「マイプロジェクト」を選ぶことが重要になります。
貢献度が大きいコミュニティへの参加の仕方、マイプロジェクトの創り方、それは、ひとえに自分の得意を利用するという事になります。
じぶんの本業で培ったスキルや知識、幼少の時から打ち込んできた趣味の腕前などを最大限活用するということになります。
自分の本業はWeb制作なので、Webを使ったプロモーションで、コミュニティの手伝いをするなどが、自分の得意を活かした「マイプロジェクト」になります。
そして、自分の得意を活かしているうちに、さらなるスキルアップが期待できます。
クライアントから受託でもらった案件ではないので、自分の裁量にて自由にクリエイティブに創作活動ができるので、本業で培うスキルとはまた違ったクリエイティブな感覚が磨かれる事うけあいです。
人から感謝された(60.7%)
自分にとってフリーランスとして仕事をしていて、一番のやりがいを感じる時はクライアントから褒められた時や感謝されたりした時です。
もしかしたら報酬を受け取った時よりもはるかにうれしいかもしれません。
これは自分だけではなく、多くのフリーランスのみなさんも、同じように感じているのではと推測しています。
ただ、報酬のやり取りが発生する仕事では、お金を払っているんだから、より良い成果物を提供してもらうのは当然という風に感じているクライアントも多いですから、感謝してくれたり褒めてくれたりというのは、そこまで多くはありません。
それどころか中には、仕事をもらっているこちらが感謝とお礼を言うのが当たり前だという、かなり上から目線のお客さんもいるので・・・気持ちよく仕事ができないこともあります。
その点、金銭的なやりとりが生じないフラットな関係で従事する活動においては、本業に従事しているときとは比べ物にならないくらい、多くの感謝の言葉やお褒めの言葉を受け取ることができます。
人から感謝されることが、自分の収入アップに直結することはあまり想像がつきませんが、活動に大きなやりがいを感じ、自分の仕事を誇りを持つことができ、自己肯定感が上がることで、性格的にも明るく社交的になり、それがプライベートや本業に多くの好影響をもたらすことは想像に難くありません。
人脈が広がった(55.1%)
以前の記事で、仕事はゆるい人間関係からやってくるという話しをしました。
ガチガチの親友より、共通の趣味を持つが連絡先を知っている程度の間柄の人からの方が、仕事が来るものです。
なので仕事を得るための人的ネットワークを構築するなら、浅く広く人間関係を広げる事が重要になります(とはいえ名刺交換しただけのような浅すぎる関係てはダメ)。
そして「マイプロジェクト」の活動は、この深すぎず・浅すぎず、それでいて上下関係の無い、良好な人間関係を広げるのに抜群の効力を発揮します。
近年、孤独が与える人体への悪影響が、想像よりはるかにヤバいものであるという実験結果が明るみになってきています。
自分の心身の健康を堅持する意味でも、「マイプロジェクト」を通じた良好な人間関係の構築・発展は不可欠なのです。
収入があがった(30.5%)
「マイプロジェクト」の活動がそもそも金銭的対価を目的としているわけではないとはいえ、長期的目線で見れば、間違いなくフリーランスの収入へ良い影響が生じているようです。
これまで挙げたメリット、「経験値アップ」、「スキルアップ」、「人から感謝される事による自己肯定感アップ」、「人脈の拡大」がともなうわけですから、自ずと本業に良い影響が出ないわけはないですよね。
自分がこれまでしてきた活動を鑑みても、はじめにお金のことを一切考えずに純粋に創作活動に打ち込んだ方が、ひょんなことから大きなビジネスチャンスに結びついていたということがたくさんありました。
フリーランスと「マイプロジェクト」の相性は抜群
「マイプロジェクト」は何もフリーランスの為だけにある活動ではありませんので、サラリーマンがやったって良いわけですが、「マイプロジェクト」と「フリーランス」の相性は抜群です。
フリーランスはそもそも会社組織の制約から離れ自由な創作活動をしたいがために、独立してなる働き方といっても過言ではなく、フリーランスの人はみんな「マイプロジェクト」を創出することが得意です。
また、働く時間や場所、会社組織の制度や人間関係に縛られる事もありませんから、サラリーマンより多くの「マイプロジェクト」活動をする機会が得られます。
自分も今では仕事でお金を稼ぐことよりも、つぎはどんな「マイプロジェクト」を展開させてやろうかと・・・暇があればそんなことばかり考えています。
フリーランスにおススメしたい「マイプロジェクト」
「マイプロジェクト」が良いのはわかったけど、実際に何をやればいいの?どんなことをすれば充実するの?と悶絶しているフリーランスの方も多いと思います。
有意義な「マイプロジェクト」へ参加・創出する秘訣は、何をやるかよりも、いかように携わるかが重要です。
極端な事を言えば、何をやったっていい訳です・・・ただ、ひとつ重視すべき点は、「自分の得意・個性が重宝される」という状態に身を置くという事です。
たとえば、最近自分が参加したマイプロジェクトは地域のお囃子に参加したことです。
このお囃子は、地域のお祭りがあると、お御輿と一緒にお囃子を演奏して、祭りを盛り上げたり、地域の催しの際に演奏して盛り上げてと、地域に密着し無形文化を継承している大変に意義深い活動です・・・が、最近は参加する人が少なく、実際に一度、この文化は途絶えてしまったそうです。
有志が、過去の記録を頼りに、復活させ今に至る訳ですが、それでもメンバーが高齢化し、再度途絶えてしまうという危機感があったそうです。
自分が参加したことで、大変、感謝されました。これから自分の特技や個性などをフルに発揮して貢献していくつもりです。
たとえばヨガに深い造詣がある人であれば、地域に無料で参加できるヨガサークルを立ち上げても良いと思います。
この通り、自分の特技と自分の属性(性別・年齢・住んでいる地域・性格・キャラクター)、世間や地元で何が求められているかなどを客観的に精査してみてください。
自分が求められているコミュニティが必ず存在しているはずですし、無ければ自分で創っていいんです。
お金を稼ぐことのみに時間と労力を費やすのは、じつにもったいない事だと思います。
自由で生きがいを感じ、本業にも良い影響を及ぼす「マイプロジェクト」の創出は最強のライフハックなんです。
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この記事を書いた人
山崎岳史
東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。
おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。
自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。
最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。
このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。
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