Webライター特集企画第1弾!!書く事を仕事に・・フリーランスWebライターとして稼いでいくには
100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。
複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。
Web系フリーランスといっても、デザイナーやディレクター・マーケター・エンジニアなどさまざまな職種がありますが、今日はそんな中でも、もっとも奥深くて侮れない職種「Webライター」について深掘りしていく回の第一弾です。
ずばり「いかにすれば、Webライターとして稼いでいけるか」です。
モノを書く事が好きで好きでたまらない人にとって、書く事を仕事に出来るWebライターはすごく魅力的な仕事に感じるはずです。
またパソコン一つで仕事ができるので、場所時間を選ばずワーケーションで日本各地を周りながらなんて働き方も可能です。
ただこのWebライター、なるのにハードルは低いものの、いや、低いからこそ順調に稼ぎつづけるのは難しく、一筋縄ではいきません。
Webライターが順調に稼ぎ続けるのが難しい理由
結論から言うとWebライターという職種で、多くの収益を上げ続けるのは難しく甘くはありません。
理由を列挙していきます。
Webライターは参入ハードルが低いゆえ競合が多い
よくWebライターにはどうやったらなれるのですか?という質問をもらうことがありますが、ぶっちゃけ、Webライターと名乗れば、その瞬間からWebライターになれます。
ディレクターもエンジニア・プログラマー、マーケターやデザイナーであれば、専門的なスキル・知識の教育を受けたり、Web制作会社などで実務経験をつんだりして、ようやくなれるというものですが、Webライターという肩書はというと、ぶっちゃけ言ったもの勝ちなところが大きいです。
つまり、Webライターになるのは、極論、誰でもすぐになれるといっても過言ではありません。
では、参入ハードルが低いフィールドで勝負すると具体的にはどのような弊害があるか見ていきましょう。
弊害1:案件を獲得するのが難しい
参入ハードルが低いという事は、それだけ多くの人が副業でWebライティングをしたり、フリーランスWebライターとして参入してきます。
限られたパイ(仕事)を、より多くの人どうしで奪い合うので、仕事を獲得する難易度が上がります。
仕事を取るのが難しい時点で、条件の悪い仕事でもひき受けざるを得ない状況が生じます。
トラブルやストレスの元になり、これがWebライターとしての長期視点で稼ぎ続ける事の障壁となります。
弊害2:文字単価が安くなりがち
参入ハードルが低く、競合が多いという事は、仕事自体を獲得するのが難しいだけでなく、間違いなく価格競争に巻き込まれます。
平均的なWebライティング案件の作業単価(文字単価)は、お世辞にも高くありません。
また、Webライターが仕事を獲得する際に、クラウドソーシングプラットフォームを利用することも、この単価下落に拍車をかけていると言わざるをえません。
クラウドソーシングは、その特徴としておもに発注者側に有利な側面があります。
なぜ、クラウドソーシングプラットフォームは発注者側に有利で、受注者側に不利なのか、ここでは深掘りすることは割愛しますが、ただでさえ、参入ハードルが低く、競合が多いうえに、これらの受注側が不利なプラットフォームを利用すれば、どうしても報酬は低くなり、報酬面以外でも悪い条件の仕事をひき受けてしまう事が多くなります。
成果物のクォリティをアピールするのが難しい
フリーランスであれば、WebサイトやSNSなどで自らのナリワイをPRするために制作実績などを掲載するポートフォリオを用意するのが当然です。
とくにデザイナーやプログラマーであれば、現在稼働中のサイトを掲載することで、そのデザイナー・プログラマーの力量、スキルをわかりやすくPRすることができます。
Webライターは、この手のポートフォリオを構築するのが大変です。
今までの成果物が、様々なサイトの個別ページ内の記事になり、それだをポートフォリオ内に羅列したところで、派手さにはかけますし、ライターとして優秀かどうかを簡単にわかりやすくアピールすることが困難なのです。
また、クチコミや架空の事例紹介記事など、サクラ的な性質のある成果物などは、クライアントから許可など下りるわけもなく、そもそも倫理的に公開すること自体が難しいでしょう。
成果物自体でPRするのが難しい以上、別の形で自らをPRする必要が出てくるわけです。
他の人でもできてしまう(自分じゃなくてもいい)
Webライティング案件に従事するにあたり、とくに資格や学歴、ライセンスが必要になることはありません。
また、よほどの専門知識や経験、有名作家のような独特の世界観、圧倒的知名度・社会的地位がなければ、この人じゃないとできないライティング案件というのはあまりありません。
一般平均レベルの日本語スキルと教養レベルがある物書きであれば、代替えできてしまう案件がほとんどです。
せっかく仕事を任せてもらう事ができたとしても、簡単な理由で別のライターに切り替えられてしまうということです。
代替え可能な時点で、価格競争に巻き込まれますので、単価はいつまでたっても低いままになります。
Webライターとして順調に稼ぎ続けるには
・・・と、ここまでWebライターになることを諦めたくなるような負の側面ばかりを列挙してきましたが、もちろん、負の側面を創意工夫で克服し、ライティング業界を無双している、凄腕Webライターは存在しています。
これから挙げる条件を満たせられれば、長期的に活躍できるWebライターになれることうけあいです。
自分しか書けない圧倒的武器(得意ジャンル)を持つ
前項で、Webライターは参入ハードルが低く、それゆえ競合が多くなり、仕事の獲得と報酬単価の向上が難しいと言ってきましたが、それを解消するには、ズバリ、自分が「代替え不可能」なWebライターになることです。
自分以外の誰でも対応可能であれば、より安く仕事をするWebライターに仕事は簡単に流れていきます。
自分以外では対応できないWebライターになれという事です。
では、この「代替え不可能」なWebライターになるには、どのようにしたらいいでしょうか。
・人にはマネできない特殊な経験・体験をする
・圧倒的な特殊で高度な専門知識をもっている
・わかりやすく人に解説する能力がチート級である
・リアルで圧倒的な知名度/影響力を獲得している
・自分が凄腕ライターであるとアピールできる圧倒的セルフプロモーション能力を持っている
このあたりの条件をひとつでも(出来れば複数)満たすことができれば、Webライターとしての未来は一気に開けてきます。
クラウドソーシングプラットフォームで仕事を取らない
前述しましたが、クラウドソーシングプラットフォームは、その性質上、発注者側の立場が強くなる傾向があります。
募集案件の全部が全部、条件が悪いとまでは言いませんが、仕事を獲得するのが難しいWebライターがこれらのプラットフォームに殺到することを考えれば、当然、報酬面などの条件をシビアに設定してもライターが集まる訳ですから、高単価の報酬案件の募集はなかなかお目に掛かれませんし、あったとしても、さらに多くのライターが殺到します。
また、今までの経験上、シビアな条件を提示する業者に限って、成果物に対する要求するもシビアな傾向があると確信しています。(ライターに対してのリスペクトが無いから、十分な報酬を提示せずに、要求だけはシビアなのでしょう)
そして、この条件がシビアな案件に身を置き続けると、お金が貯まらないばかりか、時間も奪われ、より条件の良い案件にめぐり逢える機会も奪われます。
それどころか、精神的にも身体的にもストレスを感じ、とても長期的視点で活躍し続けられるような状況とは言えなくなるでしょう。
クラウドソーシングプラットフォーム以外から仕事を獲得する手段は、自分の創意工夫でたくさん存在します。
圧倒的なアウトプット量を可能にする
インターネット上に存在する情報量は、毎年、指数関数的に増えていっていますので、一定の情報量に対する相対的価値は下落していきます。
ネット上にアウトプットする情報量の多さは単純に武器であり、より多くの情報を発信することは、多くの仕事をさばく事を可能にするだけでなく、よりSNSや出版物、各種メディアなどで自分の活動をPRするための露出を高められるということです。
毎日欠かさずに定期的にハイクォリティなコンテンツを発信し続けられるスキルなどは、検索エンジンの特性上、どうしてもWebライターにとって必要になります。
呼吸をするように文字を紡いでいける人、書く事が好きで好きでたまらない、そんな人のみが長期的に活躍できるWebライターになれるでしょう。
参入ハードルが低いから、簡単になれるからという理由で始めた人は、長く続けることはできないと断言できます。
低単価・悪条件案件は請けない
前述で、クラウドソーシングプラットフォームで獲得する仕事はどうしても、低単価で条件面がシビアになりがちである旨を話しました。
仕事がないのだから、シビアな条件の仕事も取らざるを得ないという人もいますが、この選択は賢い選択とは言えません。
悪条件の仕事に時間を奪われると、自分の知識・スキルを高めたり、影響力を獲得するためにSNS/メディアなどでの情報発信に力を入れる事もできなくなります。
低単価・悪条件の案件は積極的に断ることが重要です。
これらの案件を断って、自分が納得できる条件の案件を請けるには、ある程度の金銭的な余裕と、Webライターとしての自信の裏付けとなる武器を身につけておく必要があります。
SNSや出版物で影響力を獲得する
Webライターは、SNS経由で仕事を獲得しやすい職種といえます。
SNSや出版物、ブログやメディアサイトなどで、自分のコンテンツを定期的に発信し、ファンを獲得しつづけることができれば、それを仕事に発展させることは、そうそう難しい事ではありません。
逆に、仮にもWebライターを目指すのであれば、自分が書いたコンテンツでファンを獲得するのは必須の要件ともいえるでしょう。
SNSでフォロワーも増えず、自分のブログにアクセスも集まらずというようであれば、自分のWebライターとしての資質や努力に疑問を持った方が良さそうです。
儲かる業界・需要が旺盛な業界に自分を売り込む
自分の13年のフリーランス人生の経験上、受け身で依頼を待つよりも、仕事をしたいお客さんに自分を売り込んだり、提案したりして仕事を獲得した方が報酬単価も、条件も間違いなく好条件のときが多いです。
今の時代、Webライターを最も必要としている業界はSEO業界・メディア編集業界です。間違いありません。
需要は旺盛で、非常に儲かっている業界の為、信頼を勝ち取れば作業単価も高く、SEO効果を継続させるために仕事も継続します。
この記事を、ここまで読んでくれたWebライター志望の方に、最大のアドバイスをさせていただくとすれば、日本各地の儲かっていそうなイケイケのSEO施策会社、SEOコンサルのひとに、積極的に自分を売り込むためのコンタクトをとるということです。
単純にこんなことができます、こんな専門スキルがあります、こんなジャンルの記事が得意ですと言ってもパンチが弱いです。
SEOコンサルの人は、検索順位を上げるために日夜多くのプレッシャーを受けています。
知恵を振り絞って、SEO施策の大きな手助けになれることをアピールしてください。
きっとやりがいを感じる好条件の案件にめぐり合う事ができると思います。
まとめ
さて、ここまでWebライターの難しい一面と、長く稼ぎ続けるWebライターになるにはというテーマで話してきました。
Webライターになるのは、じぶんはWebライターだと名乗るだけ、という実に簡単になれる職種ではあるものの、簡単になれるのと、簡単に稼げることはイコールではありません。
イコールどころか、参入ハードルが低いフィールドは、競争が激しくなるので、むしろ稼ぐのは難しいと言えるでしょう。
とくに検索エンジンのアップデートが進み、以前は多くの収益をあげることができていた、アフィリエイターやブロガーという、おなじくモノを書くことで収益を上げてきた人たちが大量に廃業する事になりました。
モノを書く事で稼ぐという事をあまくみてはいけません。簡単になれるからという理由であれば、絶対にやめておいた方が無難です。
・・・ただWebライターという職種は、非常に奥深く可能性のある仕事であるのは間違いありません。
書く事が好きで、人にわかりやすく伝える才能があって、人にはマネできない経験があったり、圧倒的高度な専門知識をもっていたり、自分のSNSやブログにどんどんファンが集まってくる・・・書く事が天職だという人が生き残る、それがWebライターという職業なのです。
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この記事を書いた人
山崎岳史
東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。
おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。
自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。
最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。
このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。
この記事を書いた山崎岳史個人に仕事のご依頼やご相談、世間話や飲みのお誘いなどがある場合は、コチラまでお気軽にご連絡ください。
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