2020.03.09
【緊急企画】新型コロナウィルス大流行を契機に考える複業的働き方・・・大パニックの中淡々と未来に備えて牙を研ぐ
どうも山崎レモンサワーです。
新型コロナウィルスが流行しているおかげで、世界規模のパニックが広がっています。
パンデミックか収束かの瀬戸際で、国をあげて感染拡大に努めている努力をしているわけですが、ここまでグローバル社会となってしまっては、完全に封じ込めるのは至難の業です。
そして必要以上に移動やイベントや経済活動の自粛を進める事で、新型コロナの実害よりもはるかに大きい経済的損失・機会損失に見舞われています。
これぞまさに本末転倒・・・。
経済的にも、日経平均やアメリカダウ、NASDAQなど金融市場が暴落し、多くの投資家はダメージをおっている事でしょう。
世間では小売店からマスクが消え、高額で転売され、その他生活必需品などの買い占めのほか、小中高などの教育機関全校で休校、ライブハウスやフィットネスジムは営業休止に追い込まれ、渡航禁止などで航空業界も大打撃、テーマパークなども休園を余儀なくされ、下方修正や廃業・倒産などの報告も見受けられます。
世界経済はこれを契機にリセッション(景気後退)に入ったという見方も出てきています。
このように、ある日、いきなり見舞われる外部要因の変化で、自分の仕事や生活が激変することがあります。
そんな総悲観・総自粛の中で、いかに過ごすべきか、いかに過ごせば、近い未来の不安を減らし、それどころか、今真っただ中の苦境を逆にチャンスに変えられるのかを分析していきたいと思います。
今回の新型コロナウィルスの大流行で得た教訓、実施する戦略
テレワーク・リモートワークなどの働き方に追い風
周りを見回すと、サービス業や旅行業など業種によっては、営業停止に追い込まれ、ビジネスが壊滅的状況にまで追い込まれているところが出てきています。
サラリーマンなどは、自分の給料がゼロになるわけじゃないのでと、むしろ休みが増えて良かったななどと、思っている人もいるかもしれませんが、自分が所属している会社のビジネスが大打撃をうければ、そのしわ寄せは必ず社員に忍び寄ってきます。
ここで、普段からテレワークやリモートワークなどの柔軟な働き方を採用している、働き方先進企業などは、この社会的パニックにあまり影響を受けず、平常運転をキープできています。
個人でも、普段から、いつでもどこでも仕事ができる体制を確立できていた人は、この社会不安の中、そこまで焦ることなく仕事が出来ています。
今回の感染症が契機となって、このような働き方が浸透すれば、我々もさらに仕事がやりやすくなります。
テレワーク・リモートワークのインフラ基盤を提供するサービス企業などは、特需に沸いているそうです。
ひとつの業種にフルコミットしない、細かい生業をもつ複業体制のたくましさ
いかに強力なビジネスモデルであっても、このような、感染症の流行のようなある種、自分ではコントロールできない外部要因によって、簡単にビジネスが立ち行かなることがわかりました。
このような業種、このようなビジネスモデルだったら未来永劫安泰だ・・などというものは、存在しません。
であれば、ダメージを負ったとしても、それが致命傷になることを防ぎ、最小限の被害に食い止める体制を築くのが大切になってきます。
自分はフリーランスという、一個人経営者として、なるべく、ひとつの得意先、ひとつの業種に依存せずに、収入源を極力分散するようにしています。
例えば、今はWeb制作をメインの生業にしていますが、この仕事は、簡易Webサイト作成サービスやAIにとってかわられるリスクがあります。
AIにとってかわられれなくても、大手1社に稼ぎの大半を依存していると、契約の終了を告げられた時点、ゲーム終了になります。
これは経済的にも幸福度的にもかなりリスキーな状態と言えます。
今では、お客様も極力分散し、Web制作事業以外の収益源も確保できてきました。
ちなみにサラリーマンという働き方でも、日ごろからいくつか副業を開拓しておくことで、このような天災・災害など自分ではどうようもないコントール不能な事で自分の仕事が立ち行かなくなったときでも、心安らかに過ごせるように、つねに先手先手を打っておきたいものです。
今回の新型コロナウィルスの流行は、そこに気づかせる契機として前向きにとらえ準備する事によって、近い未来、より幸福度が高い働き方を構築できると思います。
社会的に停滞している今行動を起こすことで成功を近づける
全ての学校が休校、ライブやスポーツなどのイベントが軒並み中止、飲食店なども閑古鳥・・・・なにより周囲のテンションが落ちて、社会の人たちの閉塞感が充満しているように思います。
ですが、周囲と差をつけるなら今が最大のチャンスです。
学校ぜんぶが休校となって、勉強がおろそかになっている周囲と、こんな時だから牙を研いでおこうという子供とでは差がめちゃくちゃ開くわけです。
総悲観の相場で、周囲がパニックで狼狽売りしている中で、冷静さを保ち、強気に買い向かう投資家だけが大きなリターンを得るというのに似ています。
仕事でも案件の合間合間に、暇を持て余している人は、結局は廃業して脱落していきます。
自分は仕事が比較的に暇になったとしても、やる事がないと嘆く事はないです。
代わりにやれることが山ほど見つけられるからです。
ブログを書くのでもいいですし、本を読むのでもいいですし、新しい商品やサービスを開発するのもいいですし、キャンセルで苦しむ旅行業界・飲食業界・イベント業界を救うために、あえてお金を使うの良いと思います。
特に今は、総自粛モードなので、普段だったら予約困難な人気店に行ってみるのもいいでしょうし、比較的安全な場所にあえて長期の旅行に出るのも絶好の機会だと思います。
何年かにいちど訪れる投資の機会
新型コロナの影響で、金融市場も大荒れの様相を呈しています。
まぁ、これだけ実経済に影響が出てしまっているのですから、市場があっという間に織り込もうと大暴落しているのもうなずけます。
新型コロナウィルスの実害よりも、パニックによる間接的被害の方がはるかに大きいという見方もできます。
この流行が契機となりリセッション(景気後退)に入ってしまっているのであれば、相場はさらなる下落に見舞われる事になりますが、早期の収束となり、リセッションを回避できるのであれば、パニックで大幅調整している今の相場はかなり割安で買う事ができるバーゲンセールとみなすことができます。
短期視点で相場がどう動くか、新型コロナの流行が、さらに拡大するか、早期で収束するかは、誰にもわかりません。これらが超複雑系だからです。
ただ相場でいえば、上がるか下がるかしかないので、適当にサイコロを振ってどちらかを選んでも50%の確率であたります。
しかし予測不可能なものにギャンブルで挑むのではなく、長期的視点での平均回帰性を信じることです。
これから数年は下げ基調が続く可能性もありますが、さらなる長期的視点に立っていえば、大きな調整を繰り返しながらも、資本主義は拡大していきます。
資本主義とはそのような仕組みでできているからです。歴史が証明しています。
大半の投資家が暴落時にパニックで売ってしまうのは、このような性質を知らないか、恐怖や欲に打ち勝てていないか、もしくは投資の原資が余剰資金ではなく、信用投資などの借金や、生活に必要な生活資金を充てているためです。ようはリスク許容度の設定ミスです。
こうした多くの投資家のいわば必然の損失があるので、一部の知恵と勇気ある投資家が大儲けできる構図が出来上がるのです。
フリーランス・会社員など、働き方関係なく、資産形成を考える意味では、今回のような何年かに一度訪れる相場の大混乱をいかにとらえるか考えてみるのもいいのではないでしょうか?
今回の災害で得られた考え
今回の新型コロナウィルスの流行では、社会が大混乱に陥り、ウィルス感染による実害よりも、社会的混乱や政治による必要以上の自粛・封じ込め・取り締まりによる機会損失や経済的損失などの間接的被害が莫大な規模にのぼっています。
中国やアメリカといった世界の超大国であっても、社会の大混乱を封じ込めず、収拾のめどがたっていません。
たかだか数か月前には考えもしなかった急激な環境変化が起きて国家、いや世界規模で状況が激変する時代です。
大企業に勤めていれば一生安泰なんて事が、日本ではなんで言われ続けているのでしょうか。
国家ですら一瞬で機能不全に陥るような変化が起きる時代なので、一企業や一個人の環境変化による危機はさらに簡単におとずれると肝に銘じて準備をしていきたいものです。
そんな中で、力の弱い一個人が日頃できる準備とはなんなのでしょうか?
確かに個人の力はごくごく小さい、か弱い存在です。
大きな自然の驚異の前では、個人の力など無力に等しいものです。
だからといって開き直って日ごろの努力を怠るのは短絡的です。
今回のような、自然災害もそうですが、自分の仕事(働き方)、健康、資産形成において、いかにリスクヘッジをしていくか、改めて考えてみてはいかがでしょうか?
そしてリスクヘッジを考える時に、参考になるのは歴史だと断言します。
今回のような感染症の大流行なども過去をひもとけば、何度も訪れている事です。むしろ人類史は感染症との闘いの歴史です。
金融市場の大混乱も、数年に一度は起きているもので、特に目新しい大混乱でもありません。
テクノロジーの発展で、働き方は過去にない、まったく新しい歴史とも考えられますが、仕事の根本的な大原則・性質は過去から見ても特に変わってはいません。
常に変化、常に学び続けるというのは、思っている以上に大変な事ですが、このメディアにたどり着いてくれた、意識の高い皆様であれば、この激動の時代もうまく波に乗って渡って行けると確信しております。
この記事を書いた人
山崎岳史
東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。
おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。
自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。
最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。
このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。
この記事を書いた山崎岳史個人に仕事のご依頼やご相談、世間話や飲みのお誘いなどがある場合は、コチラまでお気軽にご連絡ください。
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