「会社員にとって、出世は当然の目標」という考えはもう通用しなくなっているのかもしれません。
なぜなら、今、出世を望まない20代~30代が半数を超えているという調査結果が出ているからです。

昇進すると立場が変わり、権限も増えます。それによって自分自身の仕事の幅が広がることもありますし、
成長することもできるので、出世にはメリットが多いと考える人が大多数でした。

しかし、近年求人サイトの転職マガジンが有職者に行った調査では、
男性の20代で51.7%、30代で48.7%が管理職になりたくないと答えています。
女性に至っては20代で83.1%、30代で84.2%とほとんどの人が出世を望んでいません。

どうして20代~30代は出世や管理職への意欲が薄いのでしょう?具体的な理由をご説明します。


 

理由1、責任は増えても見返りがないから


これまでは出世をすると給料が上がり、年収もアップしていました。
それに伴い、社会的地位や名誉が得られることも出世へ駆り立てる理由の一つでした。

しかし、今は役職につくことで勤務時間の縛りがなくなり、必ずしも収入が増える訳ではありません。
それにもかかわらず、転勤や出張が増え、自由が少なくなってしまいます。
また出世したとしても定年まで必ず雇用してもらえるのか不透明になってきているのも現実です。

そうなれば、責任が増えたことに対する会社からの見返りを、少なく感じてしまうのもうなずけます。

 

理由2、目標にできる上司がいないから

 

また、20代~30代の若手、中堅世代は今の管理職に対して違和感も抱いているようです。

仕事の専門性、多様性が進んでいる中、一人の上司がすべてを把握できる訳がありません。
そんな上司に相談や助言を求めても的確なアドバイスがもらえないことも多く、
それが原因でミスにつながり、責められるようなことがあっては、上司への不信感が募るのは当然です。
後輩は上司や先輩を見て育っていきます。尊敬できない上司をみて、この人のようになりたいとは思えないでしょう。

このように、管理職は仕事量とストレスだけが増え、結局は仕事が回らなくなるという印象を強く持たれているのが現状です。

 

理由3、出世関係なく仕事をしたいから

 

こちらの理由は、出世をするより「現場で働いていたい」、「自分のやりたくない仕事はしたくない」という意見です。

働き方改革や残業削減の取り組みも活発になってきている昨今、
「自分の好きな仕事をしたい」というやりがいやワークライフバランスを重視する人が増えてきています。

管理職になると現場から離れ、書類と向き合うことが増えるイメージもあり、
特に仕事が好きな人は昇進を断って現場の仕事にこだわる人も多いでしょう。

 

50代の出世意欲も減少?76.5%が出世したくない

 

50代と言えば役職につく人がもっとも多い年代ですが、
その中でも実に8割近くの人が出世を望まないという結果が出ています。

こうしてみるとどの年代も負担やストレスを抱えてまで出世をしたくないという意識があることがわかります。


まとめ

今回は20代~30代までの若手、中堅社員たちが出世を避ける理由をご紹介してきました。
彼らが会社やリーダーに求めるものや出世に対して持っているイメージがおわかりいただけたでしょうか。

若手、中堅世代は無理をせず、自分にとって苦痛でない仕事を求めています。
もちろん今の会社で働き続けなくても、好きな仕事のスキルや専門性を伸ばし転職することも、
会社員から独立してプロフェッショナルとして活躍することも立派な出世意欲です。

どのような会社生活を送りたいのか、
じっくり考えて自分の人生の目標を達成できるように行動するのが今の風潮といえるでしょう。

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