フリーランスの働き方

日本の終身雇用が完全にオワコンなので今すぐ「複業」しよう!いつでも会社を辞められる準備のススメ

複業ナレッジ・ノウハウ

どうも山崎レモンサワーです。
最近はティップネスに週3で通い、腹筋が板チョコみたいになってきました。夏の準備は完璧です。

 

経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)が先日の定例会見で、
「終身雇用について「制度疲労を起こしている。
終身雇用を前提にすることが限界になっている」

と、カミングアウトしてましたね。

 

うん、知ってるー。
というかめっちゃ前から気づいてたー。

 

これを聞いて、戦々恐々としているサラリーマンの方も多いんじゃないでしょうか。これは中小企業の話ではなく、トヨタやドコモやメガバンクや三菱商事のような超大企業も例外でない話です。それどころか、公務員ですら終身雇用は間違いなく崩壊します。

ただ組織にしがみついてれば一生安泰だった時代から、自らの知恵と才覚で世の中を渡り歩いていく事が求めらる、むしろ健全な時代です。
いやー、良い時代になったものです。

 

我らの親世代が、口をすっぱく、いい大学入って、大きい会社に入れと言っていたのは、なんだったんでしょうか。まぁでも言う側より、疑うことなく信じてた方がアホでしょう。

たかだか数十年前に戦争で国すら滅びかけていたというのに、大企業やら公務員やらになっただけで、一生安泰なんて思いこむ方が安易です。最近は周囲でもうすうす感づき始めて、独立までいかなくても複業をして将来に備える人も増えてきました。

 

しかし旧態依然とした、古き良き日本の頭でっかちな経営者は、この傾向を良しとしていません。複業を認める会社もまだまだ少数です。複業を認めると社員の労働リソースがほかに流れると信じているためです。
その複業が自らの会社の利益相反になると恐れているわけです。

 

そんな複業が禁じられた、時代遅れの職場でいかに独立の準備をするか、複業を行うかを考えてみたいと思います。
インターネットラジオアプリ「Voicy」の超人気パーソナリティ「サウザーさん」が繰り返し、こう述べています。

 

「サラリーマンの給料は翌日の労働力を回復させるための経費でしかない」

 

つまり企業は、社員を生かさず、殺さずで飼い続けるという戦略で、複業でひとりで行えるビジネスノウハウを蓄積したり、金銭的余裕が増える事によって、独立のための機会を与えたくないわけです。

 

少し前の時代までは、会社に忠誠を尽くせば見返りとして、働けなくなった際の手厚い保護や、大きな退職金で労をねぎらうという、日本的終身雇用制度があったので、それでもよかったんですが…。
今、そんな会社の言われるがままに生きていたら、いざクビを斬られたときに、お金もなければ、知恵もスキルもないというすっぱだかで、世間に放り出されるリスクを常に抱えて生きていくことになりかねません。

 

会社のルールで複業が認められていなかろうが、上司や経営者に何を言われようが、自分の身は自分で守るしかありません。
端的に言うと…

 

・いますぐ複業をしよう!
・いつ会社を辞めてもいいように準備しよう!

 

という事になります。
繰り返し言いますが会社に忠誠を尽くしても、それに会社が応えられる保証がもうないんです。

いますぐ複業しよう!

今すぐ複業しよう
まず複業について考えてみましょう。

 

会社に禁止されているのであれば、内緒で複業しましょう。バレない手段は数々あるはずです。
(ただ税務署に秘密にするのはやめましょう。脱税になりリスクの方が大きすぎます)

 

会社にバレてクビならクビでいいじゃないですか?
いまどき、複業を禁じている会社など率先してやめるべきだと思います。
ちなみに複業を推奨するのは、何も金銭的な面だけの話ではありません。

 

会社で働くというのは、与えられた職務に時間を割けば、毎月給与が支払われますが、複業は条件や自分のスキルを見極めないと一銭にもなりません。自ら「商売をする」という訓練になります。

 

会社ではある工程を歯車としてこなしているだけなので、商売全体を俯瞰で見渡すことができません。
これだと、いざとなったら独立できるという選択肢が増えてきません。

 

では、なんの複業をやるかですが…
ここでは安易にベタなものに飛びつかないでください。

 

「複業(あるいは副業) ネット」のようなキーワードでヒットして、目についたものを始めても絶対にうまくいきません。ベタで誰しも思いつきがちなものは、いわゆる「レッドオーシャン」、仕事の獲得も難しければ、求められるクオリティも高いうえ、金額も叩かれまくります。

 

まずは、大前提として下記の項目を意識してください。

1.自分の適性を徹底的にリストアップ
2.自分が好きな事を徹底的にリストアップ
3.世間のニーズを大喜利的にリストアップ
(誰しも思いつかない事を大喜利的発想でひねり出してください)

 

今まで世間一般平均の人のより、頑張って生きてきた人にとっては、自分の「特技」「アドバンテージ」があるはずです。スポーツでも音楽でも、執筆でも語学でも雑学でも、今なら工夫次第で如何様にでもマネタイズ昇華する事ができます。

 

もしそうは言っても、毎日、仕事が忙しくて、帰ったらクタクタでそれどころじゃないという人は、そのまま会社の決定にビクビクしながらこれからも生きていくしかありません。

時間は知恵と勇気でひねり出すものです。
給与に見合わない、仕事だなぁと感じれば、今すぐ会社を変わるか、サボればいいわけです。

サボれないなら、どうやったらサボれるか知恵を巡らしてください。
その知恵も巡らせないなら、ビジネス上の創意工夫も難しいと思います。

いつ会社を辞めてもいいように準備しよう!

いつ会社を辞めてもいいように準備しよう
ちなみに自分はサラリーマンという働き方が、絶対悪いと言っている訳ではありません。
頭が柔らかく器量と誠実さを兼ね備えた経営者や上司のもとであれば、フリーランスよりよっぽど安定していると思います。

 

ただ上にいる経営者や上司がいつまでも器量のある人格者でありつづける保証はありません。今現在が安定しているホワイト企業であっても、他人に人生を翻弄されないように、しっかりと準備をしておくことが重要です。

 

クビになったり、クビにならないまでも理不尽な職場環境に追い込まれたときにスパっと辞めて焦らないようにするにはどのような準備が考えられるでしょうか?

 

自分だったらサラリーマン時代に次の準備をしておきます。

 

一にも二にも自己投資

最後に自分を救うのはそれまで培った智慧です。福沢諭吉は「学びて富み、富て学び」と言ってますが、これまさに核心ですよね。

 

ちなみに将来、Web制作でフリーランスになりたい人がWeb制作のスキル磨きに精は出すのですが、一般教養・経済・社会の仕組み・歴史などの勉強をないがしろにしている傾向があり、起業後に大きな落とし穴に落ちるのですが、大事なのはむしろ後者です。

 

特におススメなのは「橘玲」さんの著書を読むことです。
この人ほど世の中をするどく洞察している人もなかなかいないと思います。

 

橘玲Wikipedia
2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が30万部を超えるベストセラーに。06年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞。
Amazon.co.jp: 橘玲 作品一覧
橘玲 公式BLOG – Tachibana Akira official BLOG

 

その中でもおススメの本
・言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)
・幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

商品開発、ビジネスモデルづくり

ブラック企業に苦しみ脱・勤め人を目指す人の中で、株や仮想通貨など投資に手を出す人がいますが、これは愚の骨頂です。
なぜならこれは丁半バクチと同じ投機で、仮に一時期勝てたとしても、勝ったお金は次のバクチの原資にしか使えないからです(人間の脳は、兎にも角にも欲に弱く出来ているのです)。

 

脱・勤め人の最適解は自分だけの「商品」、「ビジネスモデル」を作ることです。

 

複業にせよ、独立・起業するにせよ、自分でビジネスするうえで、どんな仕事にやりがいを感じるか、自分の適性を見極めたうえで、市場にどんな価値を提供できるか。
そして実際に商売してみてください。おそらく最初はうまくいきません。何がうまくいくかは誰にもわかりません。
Amazonだろうが、ZOZOだろうが、Appleだろうが最初は試行錯誤の連続でそのうち、その中のごく少数があたり軌道に乗っただけです。

 

試行錯誤をどれだけ繰り返せるかが、当たるまで続けられるかが、運命の分かれ道といえそうです。

この記事を書いた人

山崎岳史

東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。

おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。

自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。

最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。

このメディアでこの変化の早い世の中で、いかにすればフリーランスとして活躍していけるか有益な情報を発信していきます。

この記事を書いた山崎岳史個人に仕事のご依頼やご相談、世間話や飲みのお誘いなどがある場合は、コチラまでお気軽にご連絡ください。

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