AIが浸透した社会では情報弱者がいなくなる?ノウハウを提供して稼ぐ仕事の終焉

複業ナレッジ・ノウハウ

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。

複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。

いつのころからでしょうか、検索エンジンで何かものを調べた時にAIが検索結果の一番上に、回答(最適解)を表示するようになったのは。

いわゆるゼロクリック検索というやつです。

もう検索結果に表示されているURLの一覧からページに遷移してわざわざ情報を探すという手間を取らなくてもよくなりました。

これはGoogle検索をしても、Geminiで調べ物をしているのと一緒という事になります。

これまでの検索エンジンリサーチでは調べる人のセンスというかノウハウによって、調べられる情報の質も左右したものですが・・・。

今では質問内容(プロンプト)さえしっかりしていれば、誰が投げかけてもしっかりとした品質の回答(生成物)を得られることができます。

ここにきて一般の人が高度な情報を得ることへのハードルがさらに一段低下したことを意味しています。

そしてそれは、今まで知識を蓄え、それを提供してお金を得ていたジャンルの仕事が、いよいよAIに奪われ始めることも意味しています。

そもそもAIで調べれば事足りるのに、人間が知識を蓄えておく必要があるのかすら疑問になってきました。

ひと昔前に電卓が安価で普及し始めたことで、そろばんが使えるというスキルのアドバンテージが無くなったことと似ていると思います。

さて今日は知識を蓄えて、それを提供している系の仕事が今後どうなるかを予測するとともに、それでは人間は何を仕事にすべきか、何を担うべきかを考察していきたいと思います。

人間が勉強して知識を蓄え、知識を切り売りする仕事が終焉を迎える

テクノロジーの進化に応じて、そろばんを使いこなす人から仕事が無くなったように、足踏みミシンを使いこなす人から仕事が無くなったように、飛脚から仕事が無くなったように、知識を蓄えて人に提供する仕事の大半が終焉を迎えつつあります。

AIの台頭で人間が知識を蓄える意味が無くなりつつある

かつては「知っている人」が圧倒的に強かったです。
専門知識を持っている人、調べ方を知っている人、資格を持っている人・・・。

そうした人たちが情報格差を武器に価値を生み出してきました。

裕福さと貧しさの差は、まさにこの情報を持っているかどうか、情報強者なのか情報弱者なのかの違いだったと言えるでしょう。

しかしAIの登場によって、その構造が大きく揺らいでいます。

今では専門書を何冊も読まなくても、AIに質問すれば数秒で概要をまとめてくれます。

法律、税金、プログラミング、デザイン、マーケティング、医療知識まで・・。

以前なら「専門家に聞かなければ分からなかったこと」が、一般人にも手の届くものになりつつあります。

しかも教えてくれるだけでなく、実際の作品・生成物をアウトプットするところまで担いつつあります。

もちろんAIが常に正しいわけではありません。

しかし「知識へのアクセス難易度」が劇的に下がったことは間違いありません。

これまで価値だった「知っていること」が、今後は単なる前提条件になっていきます。

人間が長年かけて蓄積してきた知識を、AIが瞬時に再現できる時代に入りつつあるのです。

逆を言うと幼少期から学生時代、せっせと知識を詰込むという過程に価値がなくなりつつあるのです。

テクノロジーの進歩で無くなってきた職業たち

歴史を振り返れば、技術革新によって消えていった仕事は数えきれません。

電話交換手、和文タイプライター、フィルム現像、駅の切符切り、そろばん専門職、地図販売、レンタルビデオ店…。

かつては必要不可欠だった職業が、テクノロジーの進化によって姿を消していきました。

重要なのは、「能力が低かったから消えた」のではないという点です。

当時の人々は真剣に学び、技術を磨き、その仕事に誇りを持っていました。

しかし時代が変われば、そういった事情をまったく考慮せずに仕事がなくなっていきます。

そして今、その波が肉体労働ではなく“知的労働”に到達し始めているというわけです。

AIの台頭で今まさに終焉を迎えつつある職業一覧

特に危険視されているのは、「知識を整理して提供する」タイプの仕事でです。

それでは、終焉を迎えつつあるタイプの職業を見ていきましょう。

・一般的なライター
・翻訳業
・データ入力
・コールセンター
・初歩的なプログラマー
・士業の定型業務
・一般事務
・Web制作の一部
・マーケティング分析
・教材販売
・ノウハウ系インフルエンサー

などは、すでにAIによる代替が始まっています。

もちろん完全消滅とまで言うつもりはありません。

やりようによっては多少稼ぎ続ける事はできるかもしれません。

ただし「普通レベル」の人材需要は大きく減るのは間違いありません。

これまでは「人より少し詳しい」だけで仕事になっていました。

しかしAIが24時間無料同然で知識提供を始めると、その優位性が崩れていきます。

「情報弱者がいるから成立していたビジネス」は、今後かなり厳しくなるのは間違いありません。

もう人間は勉強しなくてもよいのか?今まで学んだことは無駄になるのか?

では、人間はもう勉強しなくていいのか。

結論から言えば、それは違います。

むしろAI時代は、「何を学ぶか」が極端に重要になります。

知識を暗記する価値は間違いなく下がります。

しかし、

・AIの答えを疑う力
・情報の真偽を見抜く力
・問題設定能力
・美意識
・人間理解
・文脈理解
・倫理観

といったものは、むしろ重要性を「増して」いきます。

また、何かを深く学んだ経験そのものが、人間の思考力や人格形成につながる側面も大きいです。

AIは答えを出せます。

しかし「どんな問いを立てるべきか」は、まだ人間の領域であり続ける可能性が高いのです。

学歴社会という構造の崩壊がそこまでせまっている

これまで学歴は、「知識処理能力の証明」として機能してきました。

難関大学に入れる人は、記憶力や論理力、努力継続能力が高い・・。

だから企業は学歴を見て採用していました。

だがAIが知識処理を肩代わりし始めると、その価値基準自体が揺らぎます。

実際、AIを使えば、高学歴しかできなかった作業を一般人でも実行可能になりつつあります。

今後は「どこの大学を出たか」より、

・何を生み出せるか
・人を動かせるか
・現場で価値を出せるか
・独自性があるか

のほうが重視される社会になるはずです。

学歴社会はすぐには消えるとまでは言えませんが、静かに土台が崩れ始めているのは間違いないでしょう。

ほとんどの知的職業、ホワイトワーカーが廃業となったのち、人間は何をして稼いでいくのか

ブルーワーカーの復権

皮肉なことに、AI時代に価値が上がるのは「現場仕事」かもしれません。

配管、電気工事、建設、農業、整備、配送、清掃・・。

こうした仕事は知識だけでは成立しない。

現実空間で身体を動かし、予測不能な状況に対応する必要があります。

ロボット化には莫大なコストがかかるため、人間の方が合理的な場面も多いのです。

長年「頭脳労働>肉体労働」という価値観があったわけですが。

しかしAI時代には、その序列が逆転する可能性があります、というよりアメリカなどではもはや逆転しているとも言えるでしょう。

エッセンシャルワーカーの復権

介護、保育、看護、福祉・・。

こうした仕事は以前から「重要なのに低賃金」と言われ続けてきました。

だがAI時代になるほど、人間同士の接触価値は逆に高まる可能性があります。

人は効率だけでは生きられません。

人は誰かに寄り添ってもらいたいし、理解されたいものです。

AIが情報を供給する時代だからこそ、“人間性”そのものが価値になるんです。

まぁ、AIやロボットがこの“人間性”を獲得する未来も近いうちに実現する可能性は高いですが・・。

AIに最後まで抗えるホワイトワーカーの条件

ではホワイトワーカーは全滅するのか。

おそらくそうではありません。

ただし生き残るのは、

・強烈な専門性
・独自視点
・圧倒的実績
・ブランド力
・人間的魅力
・意思決定能力

を持つ人たちだけでしょう。

AIは平均化が得意です。

「平均的な仕事」は飲み込まれやすいんです。

だから今後は、“その人である必要性”が極端に重要になるわけです。

その人しか生み出せない作品、その領域にまで昇華できるか

AIは大量生産も得意としています。

しかし、人間の人生経験や思想、感情の積み重ねからしか生まれない表現も存在します。

音楽、文章、映像、工芸、演奏、接客、コミュニティ運営…。

最終的には「情報」ではなく「人格」に人が集まる世界になるのかもしれません。

同じプロンプトを入力すればAIは、だいたい似たような生成物をアウトプットしますが、人がアウトプットする作品は時に予測不能、時に奇跡のような作品も生まれます。

もちろんそれは才能を持った人が、多くの人生経験と研鑽を積んだ場合に限られますが・・。

これはある意味、職人の時代への回帰でもあります。

AIに使われる(雇われる)人間・・・そんな未来が来ようとしている

今までは人間がAIを使う側でした。

しかし将来的には逆転する可能性すらありあす。

AIが経営判断を行い、人間はその指示通りに動く。

すでに物流や工場では、アルゴリズムによる管理が進んでいます。

「人間が主役」という前提そのものが、変化し始めているのかもしれません。

AIがぜんぶやってくれるなら、ベーシックインカムの実現もあるのか?

もしAIとロボットが大量の仕事を代替するなら、人々に最低所得を配る「ベーシックインカム」が現実味を帯びてきます。

実際、仕事が無くなるのに賃金労働を前提とした社会を維持するのは難しいです。

ただし問題は、「人は働かなくても幸福になれるのか」です。

人間は単にお金のためだけでなく、

・誰かに必要とされたい
・成長したい
・社会参加したい
・誇りを持ちたい

という欲求も持っています。

AI時代の本当のテーマは、「何で稼ぐか」より、「何のために生きるか」なのかもしれません。

AIやロボットにできない事がなくなっていく時代、人間はどのように仕事に向き合っていけばいいのか?

これからの時代、「安定する職業」を探し続けるのは難しくなるかもしれません。

なぜならAIの進化速度が速すぎるからです。

ならば重要なのは、

・変化を前提にする
・一つの肩書きに依存しない
・小さく試す
・自分の感性を磨く
・人とのつながりを持つ
・“自分は何を面白いと思うか”を見失わない

ということではないでしょうか。

AIは便利で強力です。

しかし最後に人間に残るのは、「どう生きたいか」という極めて個人的な問いなのだろうと思うわけです。

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この記事を書いた人

山崎岳史

東京都中野区のフリーランスでWeb制作を行っております。
Web制作会社から独立してから、13年が経ちます。

おもにマークアップやJavascriptのコーディング、Wordpressのカスタマイズなどフロント回りの開発が得意ですが、PHPとMySQLを連携させたシステム開発もよく行います。
ビジネス系メディアへの寄稿などライターとしても活動しています。

自分の最大の売りは、即レススキルと誠実さ(自分で言うなw)だと思います。

最近は、フリーランスや複業(複数の生業を持つ)という働き方の素晴らしさに気づき、この新しい時代の働き方の普及活動をしています。

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